123Rで米を炊く

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 長女を連れてキャンプに行こうと密かに計画しておりまして、 米を炊く必要に迫られたので情報を集め、実践してみました。 米の炊き方は千差万別で、その中に”3,10,3,10炊き” というのが有って、簡単で経験や勘が ほとんど必要ないようだったので実践してみました。 米と水は1:1.5以上で、水を多めにします。 30分以上米を水につけてから バーナーを強火にしてフタを開けて沸騰させます。 沸騰したらフタをしてそのまま3分吹きこぼさせます。 火から下ろして10分待ちます。 バーナーを弱火にして3分加熱します。 火から下ろして10分待ち、出来あがり。

この通りに実践したところ、以下のような問題が発生しました。
1)吹きこぼれた水でバーナーが汚れる。
2)米の出来自体は芯もなく食べられる物でしたが、底が少しコゲる。 (チタンクッカーでもほとんどコゲないという事だったが…)

対策
1)この方法では水の量はいいかげんでも吹きこぼすことによってちょうどいい量に 自動的に調節されるのですが、ここはやはり吹きこぼさなくていいように 米1:水1.2にする。
2)コゲは底のコゲのパターンから、最初の3分の強火の加熱時に出来ている ようでしたので、沸騰したら弱火にする。
 以上の対策をもって再び炊いてみました。 吹きこぼれた水でバーナーが汚れるのはほぼ防げましたが、 何度か火加減を変えて炊いてみても、 クッカーの底のコゲはチタンを使う以上避けられないようです。 そこで、最後の10分の所はクッカーをひっくり返すようにしたところ、 コゲた部分はクッカーの底に残り、コゲてない部分は下に落ちてくる 事がわかりました。コゲは残して正常部分を食べればいいわけです。 コゲが混じって子供に文句をたれられる事は防げそうです。

 しかし、コガすとコッヘルの底を洗うのが大変なので、 なんとか底が焦げない方法を編み出しました。 最初の3分間のコゲは沸騰したら火力を絞る事で回避できました。 しかしあとの3分間のときにもコゲが発生しており、これは123Rの弱火では 防ぐ事が出来ませんでした。バーナーパットなどを別途購入するのは いやだったのですが、火からコッヘルの底を離すと焦げない事がわかりました。 火から離せば火力が弱くなるし、コッヘルの底にまんべんなく火が当たって コゲ難い訳です。具体的には高さが25mmぐらいのツナ缶の蓋と底を抜いた物を コッヘルとバーナの間に入れることでコゲなくなりました。

 先日キャンプに行きまして、米炊きを実践したのですが、見事に失敗しました。 チタンとアルミのコッヘルを使って1.5合ずつ炊いたのですが、どちらも 米の表面がにごった、硬いご飯になってしまいました。 原因は屋外で炊いたので微風があり、123Rの炎が風に煽られ 加熱効率が悪くなったことによる米の加熱不足でした。 最初の3分の間水がふきこぼれることがなかったので、大丈夫かなと心配だったのですが、 案の定の失敗でした。コッヘルのコゲを気にするあまり、沸騰開始の判断が 早過ぎたのもあると思われます。

 そこで炊き方を修正してみました。
1.最初から蓋をしたまま強〜中火で加熱(この段階でチタンコッヘルで 火力を最強にするとこげる)し、ふきこぼれたら、それ以上 ふきこぼれない程度の弱火にして3分加熱、
2.10分放置
3.炎からコッヘルの底を離して弱火で3分加熱、
4.ひっくり返してタオルに包み10分保温。

これで室内で1合炊いたところ、こげずにうまく行きました。
また次の機会に屋外で実践してみます。あと123Rで炊く場合 一回の炊飯量は1.5合までにした方が無難のようです。
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