2018.07.03 dash X20 サドル交換

2018.07.03 dash X20 サドル交換

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 純正サドルに特に不満はなかったのですが、 昔々購入した丸石エンペラーランドナーに付けているIDEALE80が遊んでいてもったいない、 X20のシートピラーの出が限界に近く余裕がない。 サドルのレールから座面まで距離がある物にすればピラーが少し下がって余裕ができる。 ということで倉庫から発掘してきました。

 これは1985年頃に購入したもの、当時7500円ぐらいだったか。 最初はもっとずっと白っぽかったのですが、オイルを塗ると御覧のような色に。 購入当時は裏に製造時期の印刷があったのですが、 既にかすれて読めません。両サイドの焼印も購入当時から薄めで、 なんて書いてあるかほとんど読めないです。

 当時IDEALEには大雑把に90、88、80とありまして、
 90はベースにチタンやアルミも選べる高級品で、ランドナー向け (BROOKSのプロフェッショナル相当)。
 88はやや細めでレールから座面が近く90よりはややお求めやく、 スポルティーフやロードに(同スワロー相当)。
 80はお安めの普及品という位置付け(同B15とかB17相当)でした。
 当時の自分は88に惹かれつつも 馴染めば機能的には同じだし、手に届きやすい80を選択したのでした。

 しばらくは使っていたのですが、 その後モーターサイクルに行ってほとんど乗らなくなり、 地方に移動した時に実家で長期保存、自転車再開したときに実家から引き上げてきて、 少し乗ってTOEI、dahonと購入し、エンペラーは乗ってませんでした。 1995年頃には座面が凹んで馴染みはじめてはいたのですが、 現在はほとんど戻ってるみたいです。

 すそはずっとストラップで締めたままだったので型崩れなし。 革はナチュラル仕上げで、TOEIに付けている現在のブルックスより厚くて硬い。 オイルは乾いていましたが革にヒビはなく、金属部分もほとんど錆はなく状態は良い。 調節ねじがサドルの縦軸に平行になってなかった(買った当時から)のですが、 ばらして先端の突き当たる金具を削ったり、ボルトをひっくり返したりして調節。 以前はここからギシギシ音がしていましたが、これでどうなるか。

 ミンクオイルを表(上側)からのみたっぷり塗り込んで、 ヒートガンで軽く加熱してオイルを浸透、 これを数回繰り返し、一晩置いて表面を拭き上げるとツルピカに。 裏側は少ししっとりしてきたかという状態。


 X20に付けた所、目論見通りピラーは1cm下がりました。 週末に早速いつものコースを1h弱乗ってみたのですが、サドルからの異音はなく、 登りタイムはほとんど変わりませんでした。
 IDEALEは先端から後方への絞りがなだらかで座面が広く 内腿に干渉するかと思ったのですが余り気にならない、すぐ慣れそう。 下りで尻を引いた時は内腿でサドルを挟み易い。しばらく使ってみます。


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