2018.10.07 X20をfiat500に車載輪行

2018.10.07 X20をfiat500に車載輪行

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 2018.10.7 亡き母の実家が西九州自動車道の用地に引っかかりました。 土地は接収され家は近々取り壊しになるようです。
 何代か良くわからないのですが 先祖代々の遺影が仏壇の間にずらりと飾ってありまして、 初期のものは手書きの絵でした。 それがモノクロ写真になり、最近のはカラー写真に。
 柱や梁に良さげな木が丸ごと使ってあり、欄間には精緻な細工も。 スロープはコンクリですが、石垣にはコンクリが使われてない頃のもの。 古き良き日本木造建築でした。
 壊す前に親戚一同集まるという事で顔を出しました。 この機会を逃すと恐らく当分来れないので、 昔々走り回った所を散策すべく自転車を持参しました。
 fiat500に車載するのは初めてでしたが、 後席背もたれを倒して風呂マットの上に 寝かせて、問題なく運べました。 構想段階ではテンパータイヤを取り除いて、そのくぼみに立たせる予定でしたが、 試す時間がありませんでした。 写真ではやってませんが右クランクを右チェーンステーに固定は必須です。 これをしないと逆方向には容易に回転するチェーンホイールの 左クランクがダウンチューブを傷付けます。


 子供の頃と違って道がすばらしく整備されてまして、 高速とバイパスで2時間ちょっと。当時は3時間かかってました。 下調べしておいた駐車場に車を停め、dash X20を慎重に引きずり出して 6角棒レンチで2箇所締めて組み立て、手も汚れないし簡単、 ロックジョーは組み立ててしまえばカッチリで、すばらしい構造です。


 走行開始。↑写真の右上奥に山の斜面に土が見えている所が道路工事箇所で、 こちらに近づいてくるようです。母の実家も見えています。


 まずは金比羅神社へ、まだ1桁歳の頃クワガタやカブトムシを取りに来ていた所。 上り口の鳥居に石を投げ乗せて遊んだり、 石段が途方もなく長く感じたり。


 石段の上で寝ていたマムシを踏みそうになったり、 あともうちょっとの所で捕まえられたカブトムシが崖に落ちていったり、 途中の隠れ広場で新たなクワガタのいる木を見つけたり、椎の実を拾ったり。


 亡き叔父に兄と連れてきてもらって、 叔父が木の中に入ったクワガタを脚立と鋸持参で 隙間を切り広げて取ろうとしていた時に、結構時間がかかって、 兄が帰ろうと言いだして(生理現象だったらしい) 叔父に黙って帰ったのでした(声をかけづらい雰囲気だったので)。 叔父にしてみれば作業中にふと振り返ると2人の子供がいなかったわけです。 しばらくして、血相を変えた叔父が山に脚立もそのままにして すっ飛んで帰ってきました。 誘拐されたかと思ったとかで非常に心配したと、 何かあったら責任持てないと。この件以後、連れて行ってくれる事がなくなったのでした。 残念でしたが、その事件の翌年の夏には少し成長した2人だけで来ていました。 崖の斜面の木に鋸で切り込むのは何年たっても子供には無理でしたが。 上の写真の奥の崖がそんな思い出の場所です。


 頂上の神社の建物です。40年前の当時のままかも?


 そこから振り返った風景。伊万里川はそのままですが、左側のホームセンター、 100円ショップ、ディスカウントショップなどが田んぼの中に出現。 グーグルマップの衛星写真で見るとまだ建築前の整地が済んだ段階で、 さらに大型電気屋も出店予定だそうで、 ここ最近急に建設ラッシュのようです。 30数年前は国道沿いに雑貨屋が1件だけで、現在はなくなっていました。 非常に便利にはなっています。 高速道路で人口が増えるという見込みでしょうか。 ずいぶんと風景が変わっていました。

 この後は昔々に自転車の後ろに弟を乗せて走っていたコースへ。


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