35mmを2本、120を1本自家現像終了

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 夜、妻と子供が寝てから作業に取り掛かりました。 35mm2本用のタンクなのですが、経験値を上げるため1本ずつ2回現像しました。 リールへのフィルムの巻きつけは、 短いフィルムの切れ端で練習してから本番に取りかかりました。 よくフィルム1本丸ごと練習用にするという記述を見ますが、これは無駄です。 暗室内で作業したのですが、一回できれいに巻けました。 ステンレスリールにフィルムを巻くのが難しいという記述もよく見ますが、 結構簡単ですよ。パターソンのカチャカチャやるやつより巻くのは速いと思います。
 現像液はきちんと20℃に合わせました。停止、定着は15-25℃ならあまり厳密で なくても良いようです。現像液は1リットルの微温湯に溶きますが、定着液は以前は 1リットルより少ない水に溶いてから水を足して1リットルにしなければいけなかった のですが、フジフィックスは1リットルの水に粉を溶くように書いてありますので そうしました。粉を混ぜると少し全体量が増えます。
 現像時間、停止時間、は富士の指定に従い、定着は10分の指定でしたが、 定着不足は問題あるが、少々やりすぎても問題ないということなので15分に、 QWも指定通り使い、 その後の水洗は5分のところを15分に、DWは指定通り作りますが、 溶液を作るとき激しく混ぜると簡単に泡だらけになるのでそっと混ぜるか 前日に作っておくのが良いそうです。そっと沈めて30秒浸し、そっと引き上げ 水を切ったらすぐに乾燥させました。1時間ほどでほぼ乾いていました。 DWを使ったのでセルローススポンジでは 触りませんでしたが、乾燥ムラはありませんでした。 そのまま一晩干して、翌朝切り分け、フィルムシートにしまいました。
 うちの下水は浄化槽方式なので廃液はすべて回収しました。すべて使いまわす 予定です。
 結構うまく行くもんだなという感想です。自分で現像したフィルムを 水洗途中で見るというのはまた格別です。

 35mmがあっけなくうまくいったので、120も現像してみました。 暗室でブローニフィルムをほどくのですが、遮光紙とフィルムがどういう 関係にあるのか知らなかったのですが、フィルムの1コマ目側の先端が 遮光紙にシールで貼りつけてあるという事が今回わかりました。 遮光紙とフィルムとが自由に動けるようにして巻き終端での両者のズレを 吸収するようにしてあるようです。 遮光紙をほどいていくとフリーになったフィルム終端があらわれますので、 リールのストッパーに挟んでから遮光紙とフィルムを分離し、巻きこみました。 これも初めてでブローニフィルムでは練習もしなかったのですが うまく巻けていました。遮光紙とフィルムを 付けているシールは糊がべとつくため 現像タンク内に持ち込まない方がいいという情報を 得ていたので、シール部分は遮光紙側に残すようにしてフィルムを切断しました。
 あとは35mmと同様の処理をしたのですが、前浴の廃液は話しに聞いていたとおりで、 35mmの時は色がつかなかったのにブローニでは紺色の水が出てきました。 同じ銘柄のフィルムでも35mmとブローニは少し違うということが確信できました。
 干していて思ったのは、大きいネガは迫力があります。心配していた現像ムラも 出ていないようです。 ムラが出にくい現像液とフィルムに、 ムラが目立ちにくい被写体というのもあるかもしれませんが、 自分にはLPLの120用で十分です。それから120に6x7を10コマというのはほとんど余裕が ないんですね。35mmだと00、0、Eと3コマ余裕を持たせてあるのですが、 120の6x7はあと1コマ取る余裕はありませんね。

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