プリント
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やっと自家プリントにこぎつけました。午前中に現像液コレクトールと定着液
フジフィックスを溶かしておき、午後9時過ぎから始めました。
ペーパーは大キャビネ、四つ切りともフジのFM2を使いました。
まったく初めてで露出の見当がつかず、何枚か試し焼きしました。
まず6x7(プレスト400)を大キャビネにf80mmF16で5秒ずつ段階露光したら真っ黒で、
次に1秒ずつ露光して適正は1秒と2秒の間らしい事がわかり、
1.5秒をベースに被写体の濃度で微調節して焼きました。
6x7で四つ切りも1枚焼いてみましたが、35mmと比べると差は歴然ですね。
四つ切りぐらいではほとんど粒子が荒れません。
次に以前35mmモノクロフィルムで撮って現像は外注したフィルム(Tri-X)を
大キャビネにf50mmF8で
焼いてみたのですが、これは粒子が非常に荒れていました。
コントラストが硬めで、粒子もピントルーペで見たら大きいのがわかりました。
四つ切りも1枚焼いてみたのですが、鑑賞はちょっと無理みたいです。
外注より自家現像のほうが
きれいで焼きやすいネガが出来るというのは本当ですね。
続いて自家現像の35mm(プレスト400)を
大キャビネにf50mmF8で
焼いてみました。粒子は外注より細やかで、
やや軟調で焼きやすかったですし、4つ切りも1枚焼いてみたのですが
鑑賞に堪えるプリントが出来ました。
ただ同じような被写体のプリントで比べると6x7の方が質感描写では勝っており、
大キャビネでも違いがわかります。
後片付けまで入れると午前4時までかかって大キャビネ38枚、四つ切り3枚焼きました。
感想
4つ切りなら中判。35mmはアクロスなどのISO100のフィルムに超微粒子現像液
で可能性を探っていこうと思います。
問題点
暗室にエアコンがないので室内がかなり暑く、人間の方はそれでも
いいのですが、現像液の温度がままならず、
冷媒を直接入れたりしたのですが、紙を潜り込ませるのに邪魔になるばかりで
液温は下がりませんでした。途中であきらめて24℃前後で現像したのですが、
現像時間を標準の90sから60sぐらいに減らすべきだったと思います。
現像時間で調節してもいいのですが、やはり標準でやっていきたいので
対策を考えたのですが、4つ切りバットが入るような大きいバットを用意して
そこに氷を大量に入れて4つ切りバットを浮かべれば下がるのではないかと思います。
大きいバットは100円ショップにありましたので探してみます。
竹ピンや温度計がバットの縁にかかりにくく
2回水没させてしまいました。
もっとかかりやすくして、気を取られないようにしたいものです。
温度計はフィルムケースのキャップに穴を開けて通し、バットのふちにかかりやすく
しました。
竹ピンは根元の穴にタイラップを通してバットの縁に引っかかるようにしました。
暗室内の照明は手元でon、off出来るような蛍光灯スタンドを使ったのですが、
15wx2→15wx1→消灯という設定になっており、on、offの1サイクルで3回ボタンを
押さねばならず、またボタンも蛍光管の側に付いており、上のほうに手を伸ばすのが
辛いので、普通の電気スタンドを新たに用意しました。
実家で使用されずに眠っていたもので、15wx1で手元でon、off
出来るのですが、回路が古く、通常の安定器を使用しており、
スイッチを離すタイミングによっては
点灯に失敗するというものでした。インバータ回路を組み込めば
スイッチonで確実に点灯するように出来るのですが、秋月で1000円で20wのインバータ
回路を売っています。送料を含めるとちょっと躊躇していたのですが、
電球型蛍光灯の中にインバータ回路が入っており、これを流用できることが
わかりましたのでそのうち移植してみます。
電球型蛍光灯の寿命が来るのを待っているところです。
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