2013.11.18 K-5IIs導入

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 K100Dは2008年9月導入で丸5年経過、1万カットほど撮ったようです。 太陽光下など、ほとんどのシーンでは問題ないのですが、 舞台などの100%人工照明の場面でK100のマニュアルWBが非常に使いにくい。 白い所に向けてサンプリングするのではなく直接数字で指示したいところ。 ここだけはどうしても我慢できなかった。 K100D以降の機種はこの辺が使い易くなってます。

 2013年11月K-3が発売され、K-5II、K-5IIsが安く (と言っても初値11万台が7万台に)なってきました。 3万円台まで待ちたいところですが、 K-5IIが出たときのK-5はそこまで行かずに市場から消えたので、 K-5IIも底値はせいぜい6万円台ではなかろうか。 単三が使えるK-50という手もあったのですが、 まだ出たばかりで割高、 操作系に一部難(肩液晶なし、on off の所にプレビューなし、など)があり、 K-5II系の方が総合的に満足感(5年は買い換えない度ともいう)が上と判断し、 消費税upの前に発注すべく時期をうかがっていました。

 IIかIIsかという問題ですが、比較画像では確かに一長一短ありそう。 調べた範囲内での印象は、等倍鑑賞では違いがわかるが、少し縮小すればわからない。 モアレ、偽色はほとんど出ないか、出ていても気付かない、でした。 しかし時代はローパスレス方向のようなので、K-5IIsで行くことにしてました。

 時々見ている「カメラ雑文」というのがあって、導入前に読んでハタと気づかされた…、 ここ数年のK100Dの稼動頻度の低下とS95の出動機会の増加。 S95は車やバイクは無論、自転車で出掛けるときにすらほぼ腰に付いてます。 それに対してK100Dはここ最近長男のイベント時のみ。 その長男も今年で小学校卒業で、撮影頻度は減りそう。新規導入していいのだろうか。
 S95は2011年春導入なので3年半で2500カットほど。 連射は苦手だし、一度に撮る枚数は少ないのですが、 撮影機会はこちらが圧倒的に多い。 どんなに高価なカメラを持っていても、その場になければ無いのも同じ。 少し冷静になったほうがいいのか。 小型軽量のQ7という手もありますが、CMOSサイズが1/1.7でS95と被るし、 携帯性はS95が上。 S95で足りない望遠、連射となるとやはり一眼。 あと星、これはペンタックスならではで、高価な赤道儀を導入しなくても アストロトレーサーで制限はあるけど星の動きを結構止められるみたい。 そこらへんに活路を見出せるかどうか。 最後の戦艦と考えるとK-5IIsでも力不足かも。 フルサイズ買えるのはまだまだ先みたいだし、 フルサイズまでのつなぎには充分過ぎるかと。
 K-50の方が作動が軽いという話も聞きましたが、 K-50はRAW12bit、K-5IIsは14bitでデータ量が違うので、 多少K-5IIsの作動が遅くなるのは致し方ないでしょう。 長男の駅伝大会と太鼓出演が12月上旬にあり、 そこを目標にやはり導入するということで心は固まりました。

 11月14日71000円台で安い所から在庫が消え始めたので確保。 その後74000から75000円台と値上がりしまして、まずまずの所で買えたようです。 株の取引みたい。 予備バッテリーは互換の890円の物、O-GPS1は17000円台を予定していますが、 まずは本体を手にしてからですね。

 アストロトレーサーの未加工画像を見ました。 周辺が中心から放射状に流れていましたが、これはズームレンズによる物と思われます。 レンズの性能が如実に現れる被写体でもあります。 しかし露光2分で確かに中心辺りの星は点状に写っているのが確認でき、 これならいけそうということで、同時購入はGPSユニットと 互換バッテリー890円とレリーズ代わりの互換リモコン400円ぐらいでしょうか。

 2013.11.18 K-5IIs到着しました。充電して、ざっと設定して、FA135F2.8で 試写第一印象(K100D比)、作動が早い、静か。 ファームは1.00(2013.11.17時点で最新は1.06) AFかなり改善されている。これで充分じゃないでしょうか。
 画像処理からSD書き込みまで10M前後のデータなのですが、ほぼ待ちがありません。 シャッター音がキュッとかいう感じで、ミラーの重さ動きを感じさせない、 今までの一眼とは全然違う静かな音。
 TAvモードはデジならでは、常用になりそう。 被写体のブレと被写界深度を好みで決めて、 感度で帳尻合わせという作画に理想的な露出モード。 低感度から高感度まで同じような絵を吐いてくれれば 言う事ないのですがそれはまだ先の話。 しかし有効活用する為ISOは1/3段で80-51200まで使えるように設定。 サイズはK100Dとほとんど同じで重さも違いを感じない。小指も余らない。 妻も気付かない。
 シャープネスが素、ファイン、エクストラと3種類選べて、 カスタムイメージ設定(鮮やか、雅とかの所)の 下段のパラメータ調節の所で後ダイヤルを回して選択。 索引にファイン、エクストラシャープネスがなく探しにくい。 とりあえずファインで。
 肩液晶と背面液晶にほぼ同じ内容が表示されるので背面はオフ、 肩のバックライトもオフに。 前後ダイヤルにゴムが貼ってあり指に吸い付くようで回しやすい。 K100Dはプラのままでした。互換バッテリーグリップはK100Dっぽいダイヤルらしいので、 グリップだけは買うなら純正が良さそう。

 2013.11.18 バッテリーD-LI90Pのバックアップは互換で890円の一番安いヤツを発注。 他に1580、1980円と3ランクあるようですが、 過去にOptio S5nにサンヨーセルの高い物、 S95に一番安い物を使ってきたのですが、安いので大丈夫だったので。 端子が3つで将来的にどうなるかわかりませんが、 とりあえず(ファームがいくつか不明ですが)現状では使えているという話。

 2013.11.19 互換赤外線リモコンを発注、330円。アストロトレーサーのレリーズ用。 赤外線リモコンを使うときは上矢印でリモコンモードにし、0s、3s後、連射を選ぶ。

 2013.11.22 O-GPS1発注。最安店でK-5IIsでもらえたポイント (なぜか3倍付いていた)が使えたので助かった。

 背面のAFボタンにAFオフを割り当てると一時的にMFに出来るということなのですが、 それでもFAレンズではMFできない。 DAレンズ(魚眼ズーム)ではAFオフにしなくてもピントリングは無理なく回せる。 この機能はどう使えばいいのか…

等倍切り出し
 ローパスレスといえば木の葉の遠景な訳ですが、確かに細やかな描写。 デジ特有のポヤッと感が少ない印象。 RAWのDNGですが、とりあえず直接見られるビュアーは見つけました。 しかし1つ30Mもあるし、今の所jpgメイン、時々DNGでいいかと思っています。

レッドフィルタで雲を強調、トリミング縮小
 以前K100DでやっていたWBを利用したモノクロフィルターですが、 モノクロモードに最初から各種フィルターが付いてまして一発選択できるようになってます。 切り替えた効果も背面で確認できて非常に便利。 せっかく色が付いてるのにあえてモノクロにする意義があるのかどうかですが…。

 まずはデフォの
マルチ測光、
測距点オートに加えて、
マルチ測光時の合焦と露出の関連付けする、
AFロックでAEロック、
という設定で 撮っていたのですが、同じ被写体を数枚撮ったところ、 露出が結構ばらつく事がわかりました。 焦点が合っている所が毎回違うからだと思われます。 この辺はどういう設定が一番安定するのだろうか。 今の所普段は中央重点測光、測距点は中央の一点、 AFロックでAEロックする、にしています。

 旧ファームでの”動作不安定”が発動すると全く作動しなくなるらしいです。 バッテリー抜いてもダメでサービス送りになるとか。 早急に最新ファームにしておいたほうが良さそうですが、 互換バッテリーの懸念事項が。 しかしカメラ内部にはバッテリー端子が2つしか見えないのと、 今の所ファームアップで互換バッテリーが使えなくなったという話は聞きません。 そこでファームをver1.00から最新の1.06にしてみましたが、 互換バッテリーはver1.00の時と変わりなく使えました。 ニコンのとある機種ではファームアップで互換バッテリーが使えなくなるという 現象が見られている(そういうことにリソースを割かないで欲しい)ようですが、 ペンタックスは今の所大丈夫でした。

 アマゾンの330円リモコンスイッチ到着しました。 ケーブルレリーズ代わりですが作動はまったく問題なし。 小さい軽い落としやすいので、 基盤のない問題なさそうな所に (もともと非防水なので気にせず) 穴を開けて紐を通しました。

かんむり座とラブジョイ彗星
 ラブジョイ撮ってみました。右下がかんむり座です。 肉眼では見えず、おおよその方向しかわからないのでレンズは35mmF2、 ISO800 F4.0 で20s。等倍で星は多少流れますが、レンズ由来なのか、赤道儀機能由来なのか まだちょっと判断つかないです。しかし固定よりはるかにいい、 ポータブル赤道儀などよりセッティングも簡単で楽。

 子供の駅伝大会で実践投入。 本体内バッファが贅沢にあるせいか、バッファ→SDの待ちがない。 ミラーショック小さい、連射ストレスなし、撮影機会が増える。 撮った写真は全部で2G近くにもなった。
 操作性が良く測光方式やAF点の切り替えとかはメニューに入らずレバーで出来る、 さすがは一時期の最上位機種、こっちで正解だった。
 多点自動AF-Cが被写体をロックとかは無理で背景に抜けたりバラつく。 AFは中央1点で日の丸で撮ってトリミングか、MFしかないかも。
 しかし全マニュアルのフィルムで1カットにかけていた頃からみれば、 これでもう充分では。

 評判どおりバッテリーの持ちがいいです。K100とエネループ4本の時は 一度撮影に出ると次は入れ替えてましたが、K-5IIsでは数回行けてまだ大丈夫です。

 総じて満足しています。

 さらに子供の太鼓イベントで使用。 夜間である事と被写体との距離とからレンズはFA85f1.4を選択。 TAvモード、スポット測光、AF-s、動きを表現すべくシャッターは1/40前後で固定、 前後をボケさせたいので絞りはf2.8前後で固定、ISOは2500前後。
 顔にピントが合った所でシャッター半押し、 AF&AEロック。フレーミングして撮影、というのを繰り返しました。 そーっと動かさないと手振れ補正が切れてシャッターが切れないという事がありました。 全部で3Gほど撮りまして、WB問題なし、AFもOK、AEも破綻なし。 結構モノになる写真もあって、 ISO的に等倍鑑賞は苦しいのですが、 無事今年の年賀状ネタになりました。

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