一脚導入

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 67での歩留まりを上げるべく一脚を導入しました。 1/250程度のシャッターなら何とか止まる事が多いのですが、これでは絞りの 選択が限られるので。三脚は持っているのですが、機動性が損なわれて あまり稼動していません。手持ちの機動性と三脚の安定性を得るべく 一脚の導入に踏み切りました。

 三脚メーカである程度知っていたのはフランスのジッツオ、日本のベルボン あと自分の使っている三脚がハクバとスリックのプロミニでした。 ハクバの三脚は15年ぐらい前に 2万円ぐらいで購入した物ですが、あまり使い勝手が良くなく、 稼働率は非常に低かったです。プロミニは使いやすくて大活躍しています。 やはり三脚専門メーカの物は良いと思い知らされました。 その後方々調べてアメリカのハスキー、 イタリアのマンフロット、スイスのモノスタットがあることを知りました。

 三脚といえばジッツオというのが定番だったので、欲しかったのですが 値段があまりにも高く、荒っぽく使うのがもったいなくなるようだったので諦め、 ベルボンにしようかと思っていたのですが、ベルボンも意外と高価で、 よさそうなのは足の固定がネジ式の物が多かったです。 足の固定がネジ式よりはレバー式のほうが素早くセットできるので そんなのはないかと探したらイタリアのマンフロットがありました。 ここの一脚はすべてレバー式で会社のポリシーが感じられ、 サイズも大中小とそろっており、 何より値段がリーズナブルでした。わざわざイタリアから輸入 しているということは悪い物ではないと思いますが、 一応ネットで評判を調べたら悪くなさそうでした。 スイスのモノスタットも評判がいいようですが、 やはり高価で、情報が少なかったので諦めました。

 機動性を重視して雲台はクイックリリース付きの352RC。 クイックリリースだけ別売りで買おうかとも思ったのですが、 ベルボンのマグネシウムの物は8000円もして自由雲台がもう一個買える ようなので一体型にしました。カメラ側プレートが必要な時は 雲台をもう一個買うことにします。 足は4段の479-4にしました。3段のほうがセッティングは楽だと思いますが、 最低地上高でやや不利で、レバー式なら操作部分の2つも3つもそんなに違いは ないだろうという事で4段にしました。0.83kgで3段の0.6kgよりかなり重く、 434(耐荷重12kg)の0.78kgよりやや重くなっていますが。 ジッツオやマンフロットは耐荷重が記されており非常に選びやすかったのですが、 ベルボンはそういうのがなくて不便でした。 足は10kg、雲台は4kgまでということで、67に165mmをつけても3kg弱ですから イタリア製というのを考慮しても目的には十分と思われました。 雲台の実物を某店で見る事が出来たのですが、 クイックプレートが67には少し小さいのではないかと思いました。 ボールも金属製ですが小さめで、ベルボンの自由雲台を見た後では 大丈夫かなと思わさせられました。あとボールの締め付け レバーが逆ネジなのが気になりました。

注文して1Wで物が届きました。以下、脚と雲台について気付いた事です。

全景 締め付け部分 脚はレバー式ですが、一般のカムを使った方式ではなく、ネジをレバーで 90度締めることによって脚を固定するようになっています。従って 締め具合をネジで調節することが出来、 カムが磨り減って締め付けがゆるくなるということはありません。 またレバーは締め付け金具を固定している8mmナットを緩めることで 好きな方に回転させることが出来ます。 パイプは最大部分が35mm最小部分が20mmでかなり太い丸パイプです。 固定した時はがたもなくきっちりしていますが、緩めた時は かなりがたつきます。この辺はベルボンやジッツオのほうが 加工精度が高いように思えます。 パイプに溝はありませんが、回転しないようになっています。 ベルボンもジッツオも丸パイプの物はパイプが回転して使いにくいのですが、 その点、マンフロットは秀逸です。素材はパイプとパイプ締め付け部分は アルミですが、締め付けレバーは樹脂のように見えます。 雲台座も樹脂のように見えますが、断定は出来ません。 脚の遠位端は固めの樹脂で、中から金属製の石突きが出て来たりというギミックは ないようです。

雲台 雲台は脚の坐面に対して丁度良い大きさでした。 固定はレバーを100度ぐらい回転させて行うのですが、 正逆どちらに回しても固定することが出来、またレバーの位置を 調節することが出来ます。クイックシューはがたつきもなく固定でき 便利ですが、予備のカメラ側プレートが取り寄せになるのが面倒です。 ちなみにプレートの型番は 200PL-14 で、値段は不明です。


クイックプレート イタリア製なのに細かいところまで結構気を使ってあるようですが、 性能にあまり関係ないところはばっさり切り捨てという感じで、よく出来ています。 安定性と利便性と経済性を高次元で融合してあり、片手でセッティングから 撤収まで出来て、現時点では理想的です。 総じて問題ないようなので、今度の保育園のイベントで実戦投入してみます。


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