ペンタックス67II 使用感

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120のネガ、ポジ、220のポジを計10本ほど使いました。

露出について
 始めは中央重点のマニュアルで撮っていて、35mmとほぼ同じようなイメージした 通りの結果を得られていました。雑誌などを見ていると、分割測光がかなり いいらしいということがわかり、ためしに分割測光AEで2本撮ってみました。 結果は露出が破綻している物は1コマもありませんでした。 これは本当に実用になります。分割測光を基点に多少補正してやれば 完璧でしょう。

ピントについて
 急ぐ時はフレーミングしつつマットで合わせ、時間があるときは マットで合わせたあとにマイクロプリズムで確認しています。 MFなので外れたら自分の責任ということで。
 ピントの合わせやすさは特に不満はないです。ファインダーも明るいし、 ボケも見やすいマットです。ピントが甘かったかなというカットは やはりピンぼけしていますし、きっちり合わせれば仕上がりも合っています。

フレーミングについて
 視野率90%の弊害はありますので、つねに90%ということを意識しつつ 一歩寄ったフレーミングが必要になります。つい忘れてしまうのですが。

手ブレについて
 一脚を使えばかなり防げますが、手持ちだと1/250以上でないと安心できません。

ファインダー内表示について
 屋内では見やすい表示が屋外では大変見にくくなっていたのですが、 原因はファインダー接眼レンズと眼鏡のハレーションにより縮瞳 するからだということがわかりました。 子供を撮るときは極力逆光になるようにポジショニングしていたのですが、 ファインダーをのぞく右目の回りを手で覆うと表示が見えるようになります。 アイカップを付ければ改善されるかもしれませんが、旧67の カタログによると、アイカップは眼鏡使用の方には適しませんと 書いてあります。67IIは旧67よりはハイアイポイント化してあるはずなので、 眼鏡使用でも使えるかもしれません。まあ220円なので試してみますが、 カタログを見る限りではだめそうです。
 だめなら自作か。

SMCペンタックス67 75mmF2.8がついに出ましたね。
 115000円と高価ですが、フィルター径67mm、最短撮影距離41cm、花形フード付き、 75mmF4.5に比べて大幅に軽量化、小型化されていながら高性能化されています。 これでFA35mmF2の描写相当か、それ以上なら買いでしょう。

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