単体露出計

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 単体露出計で入射光を測ってみたい。カメラ内蔵露出計との 違いを体感したい。反射光でも内蔵と単体と2系統あったほうが安心。 TTLストロボを所有していないのでストロボも測りたい。 露出計が狂ったニコマートELが使えるかも。
 ということで単体露出計を導入したい。

 理想的にはアナログ式で、入射光、反射光、ストロボが測れて、 電源はバッテリーレスのセレン光電池式か、単三1本程度で 電池のコストがかからず、軽くて小さくて壊れにくく、あまり高価でない物。

 メーカーは日本のセコニック、ドイツのGOSSENがメジャー所でしょう。 早速カタログを検討してみると、ストロボ用で、 アナログということになるとGOSSENのLUNASIX Fしかない。69000円で 電源がアルカリ9Vというのが、 試しに買ってみるには ちょっと財布に痛いのでストロボ用は今回は見送りました。

アナログ露出計の候補は、

スタジオデラックスII
 バッテリーレスはいいが、測定範囲が入射光EV4〜17、反射光EV9〜17で、実質 入射光にしか使えない。やや大きく重い。入射光と反射光の切り替えが 光球の脱着によるので面倒。光球が出っ張っていて汚れやすそう。30000円

オートリーダー
 SR44を1個使用。反射光専用。測定範囲EV3〜18。50g。12000円

オートルミ
 バッテリーレス。反射光専用。測定範囲EV7〜17。50g。10000円

ツインメイト
 CR2032を1個使用。入射光と反射光がワンタッチ切り替え。測定範囲EV3〜17。40g。 ISO、絞りが1/2ステップというのが欠点か。アクセサリーシュー取り付け板や ストラップ、ケースがついています。23500円

シックスチノ2
 バッテリーレス。入射光と反射光がワンタッチ切り替え。測定範囲EV5〜17。42g。 ISOと絞りが1/3ステップですが、EVの表示はありません。 アクセサリーシュー取り付け板1200円、 ケース3300円が別売りです。15000円(19500円付属品込み)

 手持ちの限界が50mmで1/30とするとF1.4でISO100ならEV6まで測れれば よいことになります。30000円強出せばストロボ用のが買えるのでスタジオデラックス は外して、反射光しか測れないオートリーダー、オートルミを外すと ツインメイトとシックスチノ2が残ります。EV3はISO100でF2.0 1/2s、EV5はF2.0 1/8 なので測光範囲は両者とも十分でしょう。 バッテリーを使用し1/2ステップだがEV値表示のある セコニックか、EV値表示がなくて測定範囲がやや狭いが4000円安くて1/3ステップの GOSSENかということになります。

 で、結論はセコニックのツインメイトL-208にしました。
理由は、
 受光素子がシリコンフォトダイオードで測光が正確だろう。
 電池はリチウムだから持ちはそんなに悪くないだろう。
 シュー取り付け板、ケース、ストラップ、電池など必要な物がすべて 最初からそろっている。
 ISO、絞りが1/2ステップだが、アナログなので目分量で1/3が読み取れると思う。
 インターネット通販でシックスチノ2を扱っているところが少なかったし、シュー取り付け 金具はインターネット通販では見つけられなかった。露出計の狂ったニコマートEL に使いたいので、シュー取り付けは重要な要素である。

 ヨドバシのインターネット通販がカードが使えて振りこみ手数料がかからず、 期間限定送料無料だったので、ここに発注しました。 4日で届きました。運送会社はクロネコヤマトでした。 梱包も必要十分で、品物は異常ありませんでした。

ツインメイトL-208使用感

 ISO設定ダイヤルにはクリックがなく、何処にでも設定できますので、 おおよそISO80とか64とかに合わせることは可能でした。一安心。 測光ボタンを押すと針が明るさに応じて反応し、15秒間針の位置が 保持されるので、その隙に外側のダイヤルを回して矢印を針に重ねると EV値と絞りとシャッタースピードの組み合わせが円盤状に表示されます。 すべて片手で操作できます。これは便利。
 シャッタースピードの目盛り間に小さい点がうってあるのですが、 これは旧式のシャッタースピード(1/400、1/200、1/100など)のための 指標だそうです。シュー取り付け部品はネジ止めするのですが、 シューに対して露出計の位置を左右に移動できるようになっているため、 シューの真上に来るようにセットすると、部品の角が本体のふちからはみ出て ちょっと見てくれが悪いです。
 それからシューに付けて持ち歩いていると、ストラップや身体やらに当たって 取り付けネジが緩んでしまいました。なくすのもいやなので、 シューに取り付けるのはあきらめました。

 ニコマートELにリバーサルを入れて露出計の精度とニッコールの 評価をしてみます。
 ところでニコマートEL用にニコンのストラップや、欠品していたアイピースなどを 購入していたら、おさまっていたはずのニコン病が再発してきました。 F2、F4が気になってしかたがない。F2はかなり価格的にも買いやすいし、 どうせOHするから安いのでもKO。 F4はデッドストックがある店を見つけたし(もうないかも?)。 ペンタが35mmが4台、67が1台、ニコマート1台で写真を撮るには十分 すぎるぐらいあるのに、何でまた欲しくなるのか。

 それよりまずはTTLストロボだな。

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