LX + AF400Tでスローシンクロ

Home

 まずはお金のかからないこのテーマに着手しました。
 AF280Tのホットシュー上の2つある接点のうち、どちらか一方を絶縁すると スローシンクロが可能になるという情報は得ていましたが、ソースは 忘れましたし、検索しても出てきませんでした。

 このことから2つの接点のうち1つはシャッタースピードの制御用、 もう1つはTTL用の発光制御用と考えられます。

 LXのX接点も2つの小さい端子が下についているので、このどちらかを絶縁すれば AF400Tでもスローシンクロが可能になるのではないかと考えました。

 接点を塞ぐテープは、なるべく薄くて、ある程度耐久性があって、 糊がべとつかなくて、何処にでもあるもの。で、思いついたのが カシオのネームランド用のテープです。

とりあえず塞いだ  これを3ミリ程度の幅で切って、まずシンクロコード側を塞いでみました。 するとケーブルの端子に向かって右側、 LXのX接点に向かって左側(マウントに近いほう)の端子を絶縁すると スローシンクロ可能な事がわかりました。この状態でTTL調光も 正常に作動していました。ただし、チャージ完了サイン、調光OKサインは ファインダー内には出ません。(フィルムを入れないでテストすると 裏ブタ圧盤の黒いところをセンサーがみるので、かなり露出オーバーな作動をします。)

 ついでにシンクロコードAの導通などをみたのですが、 カメラ側は電極が4つなのにストロボ側は電極が5つあります。これはどうしてなのか よくわからなかったのですが、ストロボ側の中心のピンはカメラ側には つながっていませんでした。ストロボはこのピンでシンクロコードの有無を 判断しているのかもしれませんが。

 67IIでは端子を絶縁しなくても、そのままでスローシンクロが可能です。 Xより速いシャッタースピードの時はXに、 Xより遅いシャッタースピードの時はそのままでシャッターが切れます。 (LXでも本来このように動作すべきだと思いますが、何故?)

 ということで、5ピンのうち適切な1つを切断すれば、端子を絶縁しなくても LXでスローシンクロが 可能になります。ただし、そのシンクロコードを67IIにつなぐとチャージサインや 調光OKサインが出ませんし、Xより早いシャッターに 設定していたら失敗する事になるので、シンクロコードではなく、 LX側に細工をしたいところなのですが、端子が小さい上にコードを繋ぐと沈み込む 仕様のため、まだLX側でのベストな絶縁方法を見出せていません。

 この状態で1本取ってみたのですが、特に問題はなく、 LXのX接点である1/75で同期していましたし、露出も合っていました。 これで絞りの自由度に加えてシャッタースピードの幅も広がりました。

 近々67とLXが必要になるので、暫定的にLX側の端子を塞いで見ました。 皮に小さい穴をあける時に使うパンチでカシオネームランドのシールを抜いてみました。 最小の直径2mmでもやや大きいですが、とりあえず絶縁できました。 長期的にどうかはわかりませんが、シールが取れてカメラ内部に残る事はないようです。

Home
inserted by FC2 system