ニコマートEL修理後一本目撮影
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露出計の修理前にネガでシャッターと絞りの制御に問題がないことを
確認していました。今回リバーサルで一本撮ってみました。
レンズはまだ50mmF2しかありません。が、前回はフィルターが単層コートの
お粗末なものだったので、今回はマルチコートのスカイライトを使いました。
使っていて感じたのは、指針式の露出表示は非常に視認性が良いという
ことです。どのくらいずれているかが一目でわかりますし、上下何段でも
シャッタースピードの範囲内ならわかります。
シャッターはガチンという感じの音がします。
巻き上げの感触はあまり良くありません。ギシギシいっています。
でもギヤがとんだりすることはありませんし、コマ間隔のばらつきも
許せる範囲でした。
露出表示の点でnFM2購入をためらってしまうのですが、
FM3aはELと同じ指針式でいいかもしれないですね。
高い評価を受けているF3も露出表示は+-でしかないし、
F2フォトミックは一応指針でしたが、
針の動く範囲があまり広くありませんでした。
ということでFM3aとAi-S35mmF2.0が欲しくなってきた。
しばらく様子を見ますが、
FM3a/Tなんか出たら即買ってしまうと思います。
ただマイナーチェンジで金属部品がプラ部品に変わったりしたら
悲しいですね。
修理後のニコマートELで新たな問題が浮上しました。無限遠でピントが合っていない。
ファインダーは無限遠の被写体に対しレンズの無限遠マーク以上
ピントリングを回すように示しています。
つまり後ピン傾向になってるようです。
ボディもレンズも1個ずつしかないので、どちらに問題があるのか
わかりませんが、色々調べてみるとミラーの裏側とミラーの位置決めピンの接触部分の
つや消し塗装が磨かれたようになっているのを見つけました。
長年の使用でこの部分が磨り減って、
ミラーがフィルム側にずれているようです。試しにほんの少しミラーアップ
すると無限遠にピントが来る事がわかりました。で応急的にミラーの裏に
ネームランドのテープを張って厚みを調整したらピントがきました。
露出計の修理の時にフランジバックを見てくれるように頼んでいたのですが、
フランジバックを調節したらピントも当然調節するべきなのだが。
例の修理屋にまた持っていくのはもういやなので、ニコンSCにELのピント調節が
出来るか聞いてみました。ピントのチェックは可能で、ピント調節は
可能な場合もあるとの事でした。分解しないで調節できる部分があって、
そこからの調節は可能ですが、分解を必要とする調節は出来ないと言う事です。
ミラーの位置決めピンのそばに
+ネジがあって、これで調節できそうなのですが、接着剤で固めてあって
そのまま回すのはちょっと躊躇されます。多分接着剤を溶かす溶剤が
あるのでしょう。ニコンのSCには行った事がないので、
試しにのぞいてきます。ついでにAi-S35mmとFM3aも見てこようと思います。
もう1つ問題が発覚しました。1/125でストロボが同調していません。
画面1/3が真っ黒でした。裏蓋を開けてフィルム面側から壁に向かって
ストロボを発光してみたのですが、やはり1/125では一部欠けます。
Nikomatのネームプレートを外すとマイナスネジが二つあって
シャッタースピードを調節する事が出来るのですが、1/125でストロボが同調するように
調節すると、1sで実測2秒前後シャッターが開いています。恐らくこの状態のとき
1/125で実測1/60ぐらいしか出ていないと思われます。これでは意味がありません。
幕速が新品時より落ちてきているのでしょう。
ストロボ使用時は(縦走りシャッターのくせに)1/60で使うしかありません。
しかし、この事でこれ以上このELに手間をかける気がなくなりました。
修理代だけかかって実用機にする事は出来ませんでした。
ニコンSC訪問もニッコール導入も見送りですね。
ELは気分が向いたら時々使ってやって余生を過ごさせます。
ニコマートがこんな状態ですから、中古のF2にはとても手を出せません。
ニコマートで使っている50mmは非AiでFM3aには付けられないので、
ニコンを導入する意味もなくなってしまいました。
絞りリングを削ってAi化するという手もありますので、FM3aの記念モデルを
気長に待つか。
いっそのこと今ならまだ新品で買えるF3HPを買ってしまうか………。
でもあの露出表示は絶対なじめない。ファインダー倍率0.75も低いし。
買ってもあまり出番はないか。
だったらF4か。でもファインダー倍率は0.75だし、重くて大きいなら
67IIの方がいいし。
そもそも何でNikonが欲しくなったのかというと、X1/250で日中シンクロし、
子供にアイキャッチを入れたかった
からなのですが、そのためにはTTLストロボも買わないと、
とか言っているとまた出費がかさんでしまう。
程度のいいLXをもう一台導入するというのが一番いいのかも。
ブームが去ればまたたくさん出てくるでしょうし。
などと書いていたら無性にAi改造をやってみたくなってきました。
他にAiレンズもボディもないので、どっちか仕入れないと削る量が
わからないし、テストも出来ないのですがね。
EL修理後の2本目も現像から上がってきました。今回はネガの24枚で
ピントとX1/60で同調しているか否かのチェックです。
ストロボは1/60なら同調していました。
ピントは50mmレンズで寄れるだけ寄って撮った花のめしべに
きていましたので良しとします。
1/1000も出ているようでした。露出もおおむね合っているみたいなので、
実用上困る事はないでしょう。
シャッターの幕速だけが遅くなっているみたいで、
後幕は正確に制御されているようです。
壊れても惜しくないので、海、山などに持ち出すことにします。
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