ME super

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MEsuper  ME superは初めて購入したSLRです。製造が打ち切られた頃に、たまたま カメラを買いに行ったディスカウントショップでケース内の展示品を見せてもらいました。 定価の50%offでいいよと店員に言われました。50mmF1.7が付いていました。 ちなみに隣にOM-10が置いてあったのですが、聞いてみたところ こちらは50%offにはなりませんでした。で、ME superを購入したわけです。 今にして思えばPentaxにしといて良かったなと。 その時は非常に興奮して、嬉しかったのを覚えています。


MEsuper  ちょうど近くで中古フェアみたいなのをやっており、そこで K85-210F3.5を見つけ、これも購入してしまいました。 あとケンコーのテレコンをどこかで購入したのですが、忘れてしまいました。

 初めての撮影は高校のバレーボール大会でした。たいした知識もなく、 体育館でズームにテレコンを付け、手持ちでAEでISO100のフィルムで2本撮りました。 今にして思えばあまりにも無謀です。 あたりまえですが上がりはほとんど手ブレ、ピンぼけ、露出不良でした。

 カメラを買ってすぐの頃はファインダーの汚れが異常に気になって、 ミラーやらスクリーンやらをゴミ一つないようにきれいにしたいものなのですが、 やればやるほどどんどん汚くなっていき、収拾がつかなくなるのが常でした。 まだ何の知識もなく、クリーナ液をアイピースに直接たらして、シミを作りました。 ミラーをブロアで吹いたりしてアイピースに毛が出てきました(これは 組み立てラインで既に入っていたようです)。非常にショックを受け、 ファインダーのゴミは気にしないようにするのが一番だと悟りました。 色々勉強させてくれたME superだったわけです。

 その後MXを購入したこともあり、マニュアルで使い辛く、アイピースのシミと毛 が気になり、しばらく写真から遠ざかっていたこともあり ME superの出番は激減していました。 結婚し、子供が生まれて写真熱が再燃しましたが、ME superには シャッターチャージできなくなるという持病が出ていました。 で、ヤフオクでMXを購入したのですが、これも状態があまり良くなく、 修理はしたものの、結局LXに行き着くわけです。ME superの シャッターチャージ不良は巻き上げレバーを何回か動かしていると 良くなるのですが、1日触らないで置くと再発していました。 色々いじってシャッターチャージされる時とされない時の違いを 調べていると、 巻き上げレバーを動かしているときにカチッという感触があるときは シャッターがチャージされるということに気付きました。チャージされない時は このカチッという感触がありません。これは巻き上げレバー近くの、 とあるパーツの動きが悪くなっているのではないかと考え、 だめもとでシリコンオイルを巻き上げレバーの根元に少量注入したところ、 症状が消失しました。この処置をして二年経過しましたが再発していません。

 最近ME系の分解修理を詳しく解説しているHPを見つけました。MEsの 上カバーの取り方も詳しく載っています。例のシャッターチャージ不良の 根治の仕方も解説されていました。上カバーを取ればアイピース周りもきれいに 出来そうな事がわかり実行しました。

 巻き上げレバーの化粧蓋が硬くて取れず、巨大なウォーターポンププライヤを 掛けて取りました。傷が少し付くのは致し方ありません。他は特に問題なく ネジを取り外し、上カバーを取り、アイピースを取りだしました。 シミは17年前のクリーナ液が原因の物ですが、オリンパスのクリーナ液を使い、 きれいに取れました。 毛は”まつげ”のようで、先端から毛根にかけてテーパー状の短い物でした。 組み立てラインで入ったとしか思えません。 17年ぶりにきれいになり、愛着も一層増し、ついでにモルト類もきれいに 取り替えました。稼働率も上がりそうです。

 買った当初はこれしかなく、次に買ったのがMXだったので、あまり MEsの良さがわからなかったのですが、色々な機種を使ってみると、 ロックのない露出補正、 ファインダー倍率0.95、 対ミラーショックエアダンパ、 シャッターの切れ、 巻き上げのスムーズさ、 XとBは機械制御で露出計off、 などあらためて長所も多いことに 気付かされました。さらに、 AUTOのロック解除、 露出補正を中間で止まり易く、 ファインダースクリーンをナチュラルブライトマットに交換、 というのをいつか行ってみたいと思います。

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