Mマクロ50mmF4購入

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きれいになりました  バイクのパーツを購入したついでにキタムラへ印画紙の現像液と定着液を 買いに寄ったのですが、中古コーナーが少し増えていました。その中に SMCペンタックスMマクロ50mmF4が置いてあるのを見付けました。 程度はB並み品とあり、値段が9800円だったのです。これはチェックしてみなければ と思い、見せてもらいました。前後キャップはFAの物が付いていました。 これだけでも前後で1000円ぐらいするはずです。仕入れたレンズに キタムラの方でキャップを付けたのかもしれません。 レンズ表面は多少汚れていましたが、 クリーニングできれいになりそうです。致命的な傷は見当たりません。 内部に多少のゴミが混入していますが、年式を考えればこれは致し方ないでしょう。 カビは見当たりません。フィルター枠のところに塗装の削れがありますが、 フィルター枠に変形はありません。 ヘリコイドは全域スムーズで引っかかりもありません。絞りがちょっと固めでしたが、 値段を考えれば妥当なところだと判断し、購入しました。

 早速帰宅してカメラ本体に付けてみました。絞りはやはり粘りが出始めており、 ヘリコイドが最短撮影距離のところでは、F32までなんとか絞られているようなのですが、 無限遠のところではF11ぐらいまでは正確のようですが、それ以上絞ると 絞りの大きさが不安定になりました。
 レンズ表面はクリーニングできれいになりました。コーティング剥がれや傷は ないようです。

きれいになりました  キタムラの中古は1万円以下の物には保証が付かなかったと思います。 もしこのレンズに保証がついたとしても修理代が販売価格を超えるでしょうから 返金になると思います。このまま手放してしまうのは少し惜しい気もします。 しかし、このままF11以上絞らないようにして使っても いずれは絞りが不安定になるものと思われます。 値段も9800円だった事だし、思いきって分解してみる事にしました。 レンズの分解は初めてです。まずマウントを止めている5本のネジを外しました。 マウントが外れます。次に後玉に被さっているカバーを手で回して取りました。 ネジが3本と特殊なナットが1つ、カニ目が見えます。ここはカニ目以外には 触ってはいけません。これらのネジはレンズ後群の光軸調整用です。 本当は分解清掃した時はこのネジで最終調整しなければいけない ものと思われます。 カニ目を回すとレンズ後群が外れ、絞りが見えます。 次に絞りユニットとレンズ本体の間の奥の方にある ネジ4本を外します。レンズ前群と絞りユニットが取れます。前群の前にカニ目が ありますので回すと前群が外れ、絞りユニット単体になりました。

 後群側から絞りにベンジンを振り掛け、前群側からベンジンを排出するように しつこく洗浄します。ここは妥協するとまたすぐ粘りますからしつこく完璧に 洗浄しました。完全に乾かして絞りを動かしてみると完調な絞りの動きになりました。

 ついでにレンズの前群と後群の絞り側をきれいに磨き、 元通り組み立てて絞りの動きをチェックして完成です。 これで完動美品のMマクロ50mmF4になりました。

 50mmマクロは既に優秀なFAの物を持っているのですが、 安さに吊られてつい買ってしまいました。 Mレンズで9800円は本当にお買い得だったと思います。
 以前絞りの粘りでM28mmF2.8を修理に出した事があったのですが、修理代が 一万円以上しました。こんな古いレンズでもメーカーがやってくれるだけ 有り難いといえば有り難いのですが、 今回の修理で経験値を上げることが出来ましたし、これからは自分で出来そうです。

試し撮りOK?  玄関の呼び鈴のボタンの上にいた雨蛙を試写してみました。緑の蛙を浮き上がらせる ためにP00フィルターを使ってみましたが、効果はいまいち? ボケはきれいだし、片ボケもないようです。 これなら心置きなく実践投入できます。
PENTAX LX M50mmF4macro MARUMI MC-P00 F8 1/30 400PRESTO
コレクトールE 20℃ 7分(プリントをデジカメで撮影無修正)

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