FIAT500のドリンクホルダー

FIAT500のドリンクホルダー

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 FIAT500のドリンクホルダーは500ccか350ccの普通のペットボトル用に特化しており、 深さが最低限しかないため、径の小さい缶を立てると安定しません。 なぜかプジョー206のオプションドリンクホルダもこんな感じでした。 欧州ではボトルの形が一種類しかないのかと。

 この問題を解決する専用の後付ドリンクホルダーが あるにはあるのですが、1万円もします(無理!)。 これはもとの穴の上に新たに深くて径の大きい筒を付けるという底上げ構造で、 今度は500ccのペットボトルがコンソール部分の出っ張りに干渉して刺し難くなるという。

 そこで自作ということになるのですが、 元の穴を埋めてその上に新たな筒を付けるという手法は元の穴が無駄になるし、 構造的に美しくない。 元の穴を上に延長できないかと、塩ビ管を手に取ったりしたのですが…、 質感がちょっと…ねぇ。 その後たまたま寄ったホムセンでVU継手ソケット65が58円と、 いつも行くところより安かったので購入。後ろ用にどうかと構想中。

 最近は缶といえばスチール缶ばかりでアルミ缶はほとんど見ない? スチールといえば磁石ということで磁石で缶を貼り付けたらどうかと思い至りました。 丁度ホルダーの底敷きの下に穴が開いているのでここに磁石を仕込めそう。
 この辺の設備で磁気の影響を受けるかもといえば、 ヒルホールドのセンサーが後方にありますが、 磁石を置いて車を動かしてみたところとりあえず影響ないようでした。

 部材を探しまして、 磁石を底上げする赤いスペーサーはカセットガスの口を保護しているやつです。 磁石は強力なネオジウム磁石が理想なのですが、 手持ちのタンクバッグ用のやつが結構強力で、ほぼ穴にピッタリで採用。 少し隙間があり、 このままでは缶を持ち上げた時に底敷きと磁石が付いてくるので 磁石を穴に固定しないと。

 磁石の位置が底とツライチになるように赤いスペーサを少し削り、 穴を開けて紐を通して、その紐で磁石と底穴の隙間を埋めて 磁石が半固定されるようにしました。紐を引けば磁石とスペーサが取れます。 磁石は固定しないと缶に付いて来るし、 しかし完全に接着とかすると底穴のナットにアプローチできなくなるので。

 とりあえず完成させて空のスチール缶を立ててテスト中。 缶を持ち上げるときに磁力の抵抗を感じるし、 缶をつついてもしっかり立ってます。 磁石を仕込む前とは缶の安定感は雲泥の差。

 大丈夫そうなので、 水を一番不安定になりそうな8分目ぐらいまで入れて実走、 歩道の段差+180度ターン、峠の上り下り、などなどでも 缶は最初に置いた位置から微動だにせず、転びませんでした。

 アルミ缶とかでググってみると、必ずしもスチール缶優勢という わけでもないようですね…むしろ劣勢。 しかし炭酸よりコーヒーを好むのでスチール缶を手にする機会が圧倒的に多いかと。 筒の延長、塩ビ管設置なども念頭にはおいておきます。


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