2014.12.23 CR-Z 自力オイル交換

2014.12.23 CR-Z 自力オイル交換

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 CR-Zは5年メンテパックに入っていたのでディーラーさんにおまかせだったのですが、 今年の7月で5年経っていたそうで。持って行って待っているのも辛いので 自力交換してみました。

 前回は2013.12月 60500km時点にオイルのみ。今回は69500kmでオイルとフィルタも。 オイルは純正のGreenかLEOですが、過去にはどちらも入れた実績がある。 LEOが少し安いのでLEOで3013円/4L(モノタロ)、フィルタはモノタロの互換品で312円。 ちょうど500円引きクーポンが来たので利用しました。

 12.23天気も回復したので着手。 オイル受けはいつものシュレッダーで朝刊2部(1部で2Lいけますので) を刻んだ自作オイルパックリ。 スロープは2x4で自作した物を使ったのですが、これはFIAT500を想定して作った為、 CR-Zには少し傾斜がきつくバンパー下の黒いゴムが強く干渉する。 これを回避するために材料を探しまわり、 スロープと地面の間に長さ30cm、厚み4cmぐらいの木片を左右1本ずつ渡し、 傾斜を緩めました。
 まずはオイルを温める為に10kmほど走行。 予定通りバンパーと干渉する事無く車はスロープを登りました、 ここはオートマが楽ですね。

 エンジンアンダーカバーを取らねばなりませんが、 前2箇所はトリムクリップ、左右の6本はタッピングビス、 後ろの2つは樹脂ネジ付きの四角いクリップ。
 このトリムクリップは深い所にあり、構造も不明で外すのにてこずりました。 外側の○の切り欠き部分から先の尖った工具を滑り込ませ、内側の○を引き出すと ロックがはずれ、外側の切り欠き付きの○ごと外れてくるという構造。 試行錯誤したためこのトリムクリップを痛めました。 部品は[91503-SZ5-003]か[91503-SZ3-003]ではなかろうかと思うのですが、 海外サイトのパーツリストでは[91506-S9A-003]。 これは外側の切り欠きがなく板バネ入りで、外した現物とは違う。 しかし[91503-SZ5-003]と[91506-S9A-003]は直径と頭から下のサイズは ほぼ同じなのでどちらでも使えるとは思います。 しばらくは問題ないので次回交換前に実測発注することにします、 クリッププライヤーも一緒に。

 オイルは上から抜けるだけ抜いて3.2Lぐらい、さらにフィルタを外して排出。 ある程度オイル排出が収まった所で、 新フィルタのOringにオイルを塗ってから手締め、その後工具を掛けてクッと1締め。 ゲージで上限の5mm下までオイルを入れてアイドリング、オイル漏れなし。 エンジンアンダーカバーを戻し、スロープから下ろし、10kmほど試走。 特に変化は感じない。 走行後しばらく置いてからオイル量はゲージの上限の5mm下でOK、作業終了。

 今回はあのクリップと格闘して写真を撮る余裕がありませんでした。 深い場所にあって使える汎用工具が限られるのでクリッププライヤーは欲しい。 外したフィルタはホンダ純正だったのですが、 色、持った感じ、工具のかかり具合など モノタロの互換品と同じ工場で作っているのでは と思わせるほどにそっくりでした。

 久しぶりにCR-Zを運転したのですが、どっしり重厚。

 この妻のCR-Zは現在助手席の左肩に近いところにある、 背もたれを前屈させるレバーが効かなくなっています。 数年前、動かしたらバチッと音がして効かなくなり、そのまま。 ディーラーさんに相談すると、ワイヤーが切れたのだろうという診断でした (ほかに事例があるかネットで探したのですが、ないですね。 そんなに頻繁に動かしていたわけではないし、 自転車やバイクのワイヤーが切れた経験がないので、 簡単に切れたり太鼓が抜けるとも思えないのですが。 太鼓が留め具から外れただけという可能性もありますか…)。 ワイヤーが[81122-SZT-G01]で1500円ぐらいなのですが、 その工賃が7000円ぐらい。 ワイヤーだけ取り寄せれば自力交換するけど?と伝えたのですが、 同じ機能のレバーは座面横にもあり、 工賃もいい値段なので交換しない、という妻の判断で数年放置していました。
 それがどういう風の吹き回しか、妻がディーラーさんとすったもんだ の末にワイヤーを取り寄せてきました。 そのすったもんだというのが、 部品着を電話で確認したので取りに行ってみると部品が入ってなかった。 それどころか発注すらしてなかったという。 注文したのに発注されてなかったというのはよくある話ですが、 部品着を電話で確認したのに行ってみると来てない、 発注すらしてないというのは初めての経験で笑ってしまいました。 ちなみにディーラーの担当さんはイタリア人ではありません。

 2014.12.27 という事でレバー〜ワイヤーの修復に着手。 今度はバッチリ写真を撮りながら、と思っていたのですが、 やっぱり作業を始めると夢中になって写真がありません。

 シートの背後からアプローチして、 背もたれ後ろのジッパーを開いて、 ワイヤーの上側先端を覗き見たところ、 タイコがありませんでした。ということでワイヤー交換コースに。 白い当て板を取り除いたところで、 シートを外さないとワイヤー交換は無理とわかり、外しました。

 タイコ止めとアウター受けに嵌っていたワイヤーのプラ部品は 背後から何とか苦労して取り、切れたワイヤーは取り除けたのですが、 入れるのは背後からではとても無理。 クッションも除去しないと無理?かと必要な物を外していって、 左肩のレバーと淵のプラ部品を取った穴からタイコ止めの金属が見えました。 ここから指やドライバーなどを駆使して、 何とかタイコとアウターをはめ込むことに成功。 適当に取り回して、下側のタイコとアウターはサイドのプラ部品の隙間から、 これまた指とドライバーなどで何とかはめ込みました。
 カバーなどを全部取れば楽ですが、完全に取り除く方法ががわからず、 無理して割っては元も子もない。 前方のみ浮かすことが出来たのでその隙間から作業しました。

 ワイヤーが何故切れたかですが、断端が錆びてました。 恐らく水が入ったのだと思います。雨の日に乗り降りするとどうしても雨がかかる 部分に肩口のレバーがあるので、そこから伝っていったのでしょう。 こちらの運用の問題でした。


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