2016.06.26 FIAT500 自力タイヤ交換

2016.06.26 FIAT500 自力タイヤ交換

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ジャッキ1箇所で前後上がってます  オド43624kmで新車から装着されていた後輪2本を 全天候タイヤpirelli cinturato P7に交換しました。 前輪は2015.04.18 30500kmで車検時に交換済み。 左脚は杖なしで短距離なら歩けるが多少痛みがある状態。

 事前調査で…、
 500は前輪を持ち上げると後輪も持ち上がるという話
 →その通りでした。

 ホイールの固定が6角二面長17mmボルト(国産はナット)。
 →これは1/2sq、3/4sqのソケット、トルクレンチ共に手持ちあり。

 ボルトを抜くとホイールが脱落し、はめる時に位置合わせが大変という話。 対策はホイールセッティングボルトという寸切りボルト
 →専用品は高価。ハブボルトはM12 1.25ピッチ、首下25mmだそうなので、 適当な長さのM12細目ボルトの頭を切り飛ばそうかとも思ったのですが、 今は左脚的にそこまで余裕がなく、既製品で流用できる物を見付けました。
 「止めねじ」M12 1.25ピッチ 60mm(多分最長?) 377円(モノタロ) 全長60mmなので25mmねじ込んで35mm飛び出る計算ですが、 国産車のハブボルトの突き出しは25mm前後ぐらいからで、 ロングハブボルトとうたっている物で40mmぐらいらしい、 25mmまでねじ込まなくてもいいだろうし、 アーレンキーで延長も不可能ではなく、長さは十分? 本数は1本でOKという話だったので1本で。 丁度1000円クーポンが来ていたので、 キャンペンコードも絡めてハンダのフラックス(液晶テレビの修理用)と共に発注。

 締め付けトルクはアルミ98Nm(鉄85Nm Haynes Manual 9・1より)なので10kgmぐらいで。

 ホイールセンターキャップを外すのが難しいという話
 →事前に外してみました。自転車のタイヤでホイールを養生しつつ、 切欠からマイナスドライバーを徐々に深く刺し、 ドライバーごと手前に引けば簡単に外れました。

 07:00着手。ホイールを外すのはCR-z、stepwagonで経験済みで特に問題なく、 ボルトを外して手前に引くと固着もなく外れてくれました。

やはりバルブそばからめくります  ミミ落しはバイクで使っているビードブレーカで一撃。裏も一撃で落ちました。 手前のミミめくりは問題なく終わったのですが、

どうにか外れました  下のミミめくりが難航しました。 バイクでも難航するのはまずここ。 リムプロテクタが外れて何度もセットしなおしたり、 タイヤが下に落ちたりで。 タイヤを木片で支えて高い位置をキープし、 タイヤレバーは左、右、真ん中の順で刺す、 で何とか引き剥がしました。傷1つ付けました。疲労困憊でしばし休憩。

 タイヤのミミとリム縁に中性洗剤を塗って、事前に調べておいた軽点と バルブを合わせてからはめ込み。今回入れるタイヤは表裏、ドライブ方向なし。
 最初のミミはグイグイ押しても入ってくれませんでしたので、レバーを使って入れました。 次のミミはクリップでリムを挟んで耳が上がってくるのを抑えつつレバー2本で入れて行き、 タイヤを傷付ける事無くはめ込みました。
 バイクのホイールと違い、4輪のホイールはリムの谷がホイール外側の縁直下にあり、 タイヤのミミが勝手にビードに乗って来ないので、ミミを谷にキープするのは楽でしたが、 タイヤトレッドが固く、体重をかけてもほとんど変形しないんですね。

 ミミ上げは1馬力10Lのいつもバイクで使っているコンプレッサーで難なく上がりました。

1本400円ぐらい  前に付いていたホイールを後に移動させ、新タイヤ付きホイールを前にセットし半分終了。

←止めねじをセットするとこんな感じです。 1本で十分、2本以上あると邪魔。 1箇所通して保持しつつ反対側の穴を合わせて ボルトを入れて安定、他の2箇所のボルトも通してから止めねじを抜いてボルトを入れる。
 これがあればスタッド4〜5本生えている状態より楽にホイールセットできます。

 ねじ山がアルミホイルを削るので カバーしたほうがいいのですが、ホイール穴とのクリアランスが少ないので 薄い物を検討中。

 銀色の短い角が見えていますが、これはノーマルアルミホイールに対して 何も仕事をしていません。この角がホイールを保持してくれるわけではありませんでした。 広い台形の空間の中にあるだけです。 テンパータイヤの鉄ホイールには刺さる穴があるという話。 ついでにテンパータイヤも取り出して空気5気圧ほど補充しときました。

 引き続き反対側も交換したのですが、下のミミめくりは1本目でコツを掴んだので、 苦戦する事無く剥がすことができました。
 前後左右のホイールボルトを10kgmで締めてから10kmほど試走し、 再び10kgmで増し締めして、センターキャップをはめて終了。

 ホイールバルブとタイヤ軽点を合わせただけで、ホイールバランスは取ってません。 元あった錘はそのままにしてあります。試走で特に振動などは感じませんでした。 この車は200km/hも出ないし、振動が出たらやってみる、ぐらいでいいのでは…。

スリップサイン出てます  外したタイヤの溝です。ここまで使えば十分かと。
 10:00終了、着手から後片付けまで3時間。

 翌日、いまだかつて経験したことがない、息が詰まりそうな スーパーゲリラ筋肉痛が両脚に。
 遠くから眺めただけですがタイヤは潰れておらず、エア漏れはなさそう。

 07.02 久留米まで高速含み往復約180km走行してきました。 走行前のチェックでは空気圧は交換時とほぼ同じで異常な減少なし。 F2.5、R2.4の少し高目にセット。実走でハンドルはしっとり安定、 直進性も全く問題なし。11:30頃から久留米IC手前で事故渋滞しており1時間ロス、 渋滞のノロノロ運転でも左脚は全く痛みませんでした。
 コロっと忘れてました。バランス取ってないんですが、 その影響はまったくなしでした。 GPS計測で100+km/hぐらいまでですが変な振動はどの速度域でも 一切ありませんでした。

 ステップワゴンもタイヤ寿命が近付いているのでこちらもオールシーズンタイヤで 探しているのですが、非常に探し難いですね。 夏タイヤとスタッドレスのみ、それ以外のタイヤはガラパゴスにはありません、みたいな。 実際には便利なオールシーズンがあるのに、ないことにしたい模様。 この扱い方はメガネのガラスレンズと同じ、 ユーザーに有利な物は売りたくないと。 新車購入時にホイール1セット追加購入してくれて、 年2回交換工賃落してくれた方が業界は潤いますから。 雪道やドライの公道でレースするわけではないんです、 一番遅い車にくっついてノソノソと移動しているだけ、 それぞれに専用タイヤなんてオーバースペックでしょう。



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