2018.07.07 CR-Z 左 ポジションLED 切れ

2018.07.07 CR-Z 左 ポジションLED 切れ

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 うちのも切れてました。2010年7月納車の初期型ZF1。
 1年点検であらかじめ部品を取り寄せ、 ブーツ交換(これは予定通り)をお願いしたのですが、 この時にディーラーさんに左のポジション切れを指摘されました。 この状態では車検に通らない。
 LEDのみの交換は出来ず、ヘッドライトのアッシー交換で、 ライト約7万+工賃約1万、計8万円との事でした、無理。 1年後車検なので買い換え?しかしその頃長男が大学生、免許取ってこれに乗るかもしれない。
 4つのLEDすべてが点灯していないのでどこかのコネクタの接触不良かもしれないし、 とりあえずライト発注は保留。
 IMAエラーもたびたび出ていたのと、 右後ろの方からゴーというファンの音の原因診断も依頼。 これらはIMAファンの異常でした。 こちらは部品16k+工賃5kでしたので、部品追加発注お願いし、 後日部品が来た所でファン交換。

 帰宅後ググってみると、左のLEDポジション切れのトラブル多数のようですね。 原因はLED基盤のハンダ不良らしい。そこに到達するにはヘッドライトの殻割という鬼門が。 しかしそれを乗り越えれば、あとは基盤摘出、再ハンダ、元に戻すだけ。 必要工具はあるし8万円の仕事と考えればやるしかないでしょう。
 LEDポジションが点かなければこのライトは使えないので、だめもとで殻割してみることに。 ライト全体を熱する方法と必要な所だけ加熱する方法があるようですが、 熱が余計な所に悪影響を及ぼす可能性があったので部分加熱でいくことに。
 金曜夕方からバンパー除去、左ヘッドライト摘出し、夜からゆっくり分解、 作業日程に余裕を持たせ最悪日曜日までには何とか完了させる算段で、 金曜を待ちました。平日は毎日通勤に使っているのでそれ以上時間をかけられない。

 2018.07.06 金曜日、50年に一度の記録的大雨で仕事が午後から休みになり、 雨の中をカーポートの下で早々に着手。 バンパーの上6箇所のクリップ、 左右4箇所のビス、下10箇所のクリップと2箇所のビスを外し、 左右2箇所ずつのはめ込みを外し、ライト下左右4箇所ずつのはめ込みを外すと バンパーが浮きます。最後に上のゴム板下1箇所のクリップを外すとバンパーが降ります。
 フォグの配線は外さなくてもぎりぎりいけます。 風呂マットに外したバンパーを乗せて、 ヘッドライトの固定は10mmの6角ナット3箇所、右左と上の錆びたやつ。 ライトのコネクタ5箇所を外せば取り出せます。

 ライトを部屋に持ち込んで、ざっと掃除して加熱し始めました。 傷付けないように手で開けようとしたのですがとても無理。 多少の傷は致し方ないです、車に装着すれば見えないし。 隙間にマイナスドライバを差し込んでこじって隙間を広げます。
 少しずつ全体的に広げて、コインドライバ、ホースプライヤーと 持ち替えて、少しずつグリル側から外側に向かって浮かせていきました。 ホースプライヤーが大変有効でした。1.5hほどかかり、 爪の受けを1箇所折りましたが、致命的な損傷はなし。

 LED関連基盤を摘出します。こちらはコントローラー、特に問題なし。

 こちらはLED基盤。

 ターゲットは半月状のLED基盤の方の3ピンコネクタの所だそうです。 みんカラ先人の方の情報に感謝。
 ピンの1つが曲がって、 ハンダが半分削れたようになっていました(その理由は後でわかりました)。

 ハンダ吸い取り線でハンダを減らして、コネクタを除去。 上の画像の青いの(これはナニ?)は白ガソリンで除去できました。

 富士山の裾野をイメージしつつ慎重に再ハンダ付け。 茶色いのはヤニです。 さらに防水目的でグルーガンで埋めました。

 LED基盤が上下からプラ板で挟まれています。 組み立てていて気付いたのですが、 LED基盤の上側に乗るプラ板(メッキされた反射板)の 下側(めっきのない底面側)に傷が付いていました。 この傷の所にコネクタのハンダ面の足が当たっていました。 長年に渡りコネクタの足を押して半田を削り接触不良が起こったのが LED不点灯の原因、設計不良ですね。
 当たる部分の樹脂を表の反射面に貫通しないぎりぎりまで削りました。
 翌朝、LEDコネクタのみ車に接続し点灯確認。殻閉じへ。

 開ける時よりは楽でしたが、それでも1h程かかりました。 こちらは工具は使わず手で。ハウジングを留める5箇所のスクリューは無理なくねじ込めました。 ほぼ開ける前ぐらいの隙間まで押し込んだところで作業終了、指が痛い。車へ装着します。

 コネクタ5箇所を忘れないようにして、固定ボルト3箇所本締め。ここで全ランプ点灯確認。 バンパーを戻して上クリップ1箇所で仮固定、周囲の部品との嵌め合い確認、ツメ戻し、 上クリップ6箇所、左右フェンダービス2+2箇所、 下クリップ10、ビス2で元通りに。

 少し休憩してポジション点けたまま10km試走、 帰宅後ポジション点灯を確認。
 修理前は、ディーラーさんでLED不点灯が発覚した翌朝には点くようになって、 その夜には再び点かなくなったりと不安定な状態だったので、 修理後点灯しているといってもまだ安心は出来ません。 しばらく経過を見ます。

 2018.07.08 日中に80kmほど走行し、駐車するたびにスモールの点灯を確認、 帰宅時も点灯、しばらく放置してから少し走らせて点灯確認。 修復できたとみていいかと。
 久しぶりに運転したのですが、シフトレバーがPRNDの4つしかなくて、 3速2速など下りでエンブレを使いたい時にどうしたらいいかわからなかったのですが、 そういう時はパドルを使うんですね。知らなかった、 というかパドルはそういう時の為にあると。 普段は妻専用車なので。 2010年7月に購入して8年、おそらく今日初めてパドルを使ったようです。 購入後数回使って放置、みたいな話は良く見かけますが使い方がわかると便利です。 1-7速まであって、長い下りでパカパカブレーキの車の後ろについた時に 細やかにエンブレで車間調節できるので。 帰宅後取り説を見ると+-同時に引くと1速よりさらに低くも出来る、 自動変速に戻すときは+をしばらく引き続けると。

 2018.07.09 妻が帰宅後、ポジション点灯確認。完治と判断していいかと。 アリババからエアコンフィルタ(400円ぐらい)が到着していたのでついでに交換。 ここはFIAT500と違って超簡単。

 2020.09.13 修復後2年以上経過しましたが、再発なし。

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