ライディング

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 バイクの乗り方について記録しておこうと思います。

初めて購入したのがVTZ250。今にして思えば これは非常に乗り方の許容範囲が広くて、初めてでも結構な ペースで走ることが出来ました。チェンジペダルの下に入れた足 が接地したり、オーバースピードで交差点を曲がろうとしてフロントタイヤが アウト側にずりずりっと行ったりということもありました。

 次のGoose350、これはきちんと乗らないと曲がりませんでした。 VTZと同じように乗っているつもりでも、なかなかコーナーリング中の 恐怖感が消えずハンドルにしがみつき、ますます曲がらずオーバーランしそうになり ブレーキングなどということをやっていました。 ほとんどツーリングでしか使わなかったのですが、いつも曲がらない、なぜだと思いつつ 乗ってました。

 748SPS、これは自分の乗り方の間違いに気付かせてくれました。 乗り方の許容範囲はGooseよりは広く、VTZよりは狭いという感じでしょうか。 748でできたことがなぜGooseで出来ないのか、乗り方の何処が違うのかと いつも2台を乗り比べて自分の動きを観察していました。

そして、
1.ハンドルに力が入っており、セルフステアを殺していた。
748はハンドルが遠くて幅も狭く、力を入れ難い。
2.常にハンドルで姿勢を整えようとしたため目線が近くなっていた。
3.ハンドルやステップなど、いろんな所に力が分散して シートに加重できていなかった。
ということに気付きました。

サーキットで748を走らせていたときに気付いたのが1でした。 ハンドルにかけていた力を抜くとバイクが勝手にハンドルの切れ角を決めてくれることに 気がつきました。で、バイクが決めてくれるから自分は近くを見る必要がなく、 目線を先に送れるようになりました。 サーキット走行後はいつも肩や腕がこっていたのですが、 セルフステアで曲がるようにしてから それがなくなりましたし、オートポリスのラップが10sぐらい縮まりました。
またハンドルに力を入れずにバイクを傾ける必要があるため、バイクの内側に 加重する必要が出てきました。 加重できる場所はステップとシートがあります。 効果的に加重するためには一見ステップの方が外側にあって有利のように見えるのですが、 一定量以上バイクが傾くとシートの方が外側に来るのと、 コーナリング中はただ内側に加重してバイクを倒すだけではなく、 リアタイヤに加重する必要があり、これはスイングアーム支点からより遠い距離にある シートの後ろに加重するほうが効果が大きい。 したがって 腰を内側後方にずらしてハングオフする必要が出てきまして、 外側の足でステップを前に蹴るようにして腰を落とし、内脚の力を抜いて 外脚の膝と大股でシートに加重すると バイクがグリグリ曲がり、力を抜いた内脚が自然に開く事もわかりました。 で、今まで使えていなかったタイヤの端の方まで使えており、 膝と地面がぐんと近づきました。膝すりまであとちょっと。

ライディングの本が色々出回っているのですが、なかなか自分に合ったやり方を見付ける のが難しいですね。自分はRCの特集「膝を擦りたい」を参考にしてますが、 やるべき事が同列に列挙してあって、先ずどれをマスターすれば良いのかわからないし、 自分は既にそれが出来ているのかどうかも分かりずらい。 頭でわかっていても、走り出すとあれこれ考えられず、 どちらかというと頭の中が真っ白になりますから(それが良いんだけど)、 無意識のうちに出来るようにならなければ意味がないし、 一度にいろいろな事を試せないから、1つずつという事になるのですが、 先ずどれをやれば良いのかなかなか書いてないですよね。
ライディングは奥が深いです。

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