膝擦り02

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 2006年は3月のSPA直入走行会から始まりました。冬の間はぜんぜん乗れなかったので あまり無理せず走りました。昨年峠で左のペダルは1度擦れていたのですが、 膝擦りはその先にあるものではなく、バンク角は充分で、あとはフォームの問題だという のが某掲示板の見解でした。フォームはまだまだ研究段階だったので走行会では ニーグリップ走行に徹しました。
 この走行会前にタイヤをGTSからディアブロコルサに替えていたので、 このタイヤの端をなるべく使おうとリーンウイズでこれでもかとばかりに 寝かしてみたのですが、このタイヤは終始安定した挙動をしていました。 GTSで寝かしていくと、あるバンク角でガクッと足払いされたような感じがあるのですが、 ディアブロコルサは安定しておりました。それでも端まで使えてませんでした。 まだまだ寝かせても大丈夫という事でしょう。もっと早くからハイグリップよりの タイヤを使っておくべきでした。タイヤに頼るのもありでしょう。

 この走行会のあとからハングオフのフォームとケツずらしてから減速し曲げる というのをあらゆるコーナーで練習していました。
 少し間が開いたのですが、8の字は体が覚えており、去年の秋のようには出来ていました。 アイドリングはこの頃から少しずつ下げていき、アクセルワークが難しくなったのを 自覚していました。

 そして忘れもしない4月8日、Gooseでの左初膝擦りをいつもの峠であっけなく達成しました。 初膝擦りした日に飛ぶ事が多いというのを聞いていたのでその日はそのまま帰りました。 翌日同じところで何往復か試みたところ1回だけ擦れました。右はフォームがまだ 固まってない印象でした。その後、左は擦れるが右はだめというのが続きました。

 とりあえず左だけですが膝が擦れるようになったので、5月にブーツをSIDIのベルティゴ に代えまして、下ろした日は擦れなかったのですが、その次に擦りに行ったときには 擦る事が出来ました。まだ748では左右とも擦れてませんが、徐々に748で膝擦り練習 するようになっていき、ステップやペダルの位置を試行錯誤していました。

 6月は雨が多くて乗れたのは1回だけ。748でSIDIのブーツに慣れるのがまず目的で 走ってました。

 7月は748でハングオフのフォーム固め、腰をオフセットしてのフルブレーキ、8の字 をやってました。Rサスの縮み側減衰を最弱にしました。

 8月にツナギでは暑いため、パンチングメッシュ革パンとメッシュジャケットを購入し、 8の字はこれで、膝擦りはツナギでやるようになりました。下旬にはアイドリングは いじらずに8の字が出来るようになってました。減量がうまくいき 66.8kgあった体重が59kg台になり、バイク上の体の動きに切れ(当社比ですが)が出てきた ように感じました。

 9月は748で膝擦りトライとGooseで8の字を小さく速くを目標にやっていました。 GooseのFタイヤの左端だけがまだ残っていたのでここを接地させるのを目標に リーンアウトし、徐々に減らしていきました。8の字はスピードアップしてみたり、 大きく回ってみたり、いろいろなバリエーションを試していました。 右回りで1度Fタイヤがズズッと外側にすべる感じがあり、転びはしなかったのですが、 この辺がGT501の限界なのかもという事がありました。左回りで石に乗って内側に 倒れかけたのですが足より先にアクセルを開けられるようになってました。
 そんな9月末にセローで膝擦り8の字をしている動画をネットで偶然見つけました。 たった40秒ほどの動画ですが、 そこには膝擦り8の字の総てが写っていたと言っても過言ではありませんでした。 それ以前にも腰をオフセットして8の字してみた事はありましたが、 全く安定せず、イメージが悪くなると思い止めていたのですが、 このビデオを見て翌朝のコソ練で まず普段の8の字をしてGooseのエンジンとタイヤと身体を充分温めてから 膝擦り8の字に望みました。何度かトライしていると 今までどうしても擦れなかった右膝からザッという感触が…。 続いて左からも。その時はもう夢中になって膝擦り8の字を繰り返してましたね。 この日は50%ぐらいの確率で擦れてました。ついに到達したか…という満足感で 胸がいっぱいでした。この時ほどGooseとスズキに感謝した事はないですね。

 早朝練習の寒さが身にしみ始めた10月、Gooseでの膝擦り8の字の確率を上げるべく 練習していました。一度出来ると不思議なもので、膝が擦れない ときより膝を擦っているときのほうが安定感、安心感があり転ぶ感じがしません。 小石などを踏んでも膝で支えられる分安定していました。 擦れないときは目線か、上半身の脱力に問題があることがわかり、どんどん 擦れる確率が上がっていきました。小回り8の字をしているときに 右回りで一瞬アクセルの反応が遅れ内側へ切れ込んだ事がありました。 これはだめだ倒れると覚悟したのですが、足を着いて アクセルをさらに開けて何とか立ち上がったことがありました。 その時はその場で180度回ってまして、偶然にも足つきターンになっていました。
 Gooseで出来ればあとは748でやるだけなのですが、これが難しかったです。 748の1速がGooseの2速相当で最低スピードが高い。車重がある。 低速トルクがなく、いつエンストするかと不安。 ハングオフでは関係ないがリーンアウトの姿勢が取りにくく8の字練習しにくい。 Gooseより良かったのがインジェクションの、全閉から少し開けたときドン付きせず マイルドな反応という事だけです。Gooseよりかなり大回りな8の字から始めて 少しずつ小さくしていきました。小回り8の字、オフセット8の字を繰り返し、 Gooseの時と何が違うのか自問する日々が続くのでした。
 しつこく748で小回り8の字を繰り返し気付いたのが、ハンドルを押さえているという 事でした。グース以上にハンドルが切れ込もうとするのを無意識のうちに 押さえていました。抑える力を徐々に減らしていくと両脇腹の筋に力が入るのが わかりました。上半身を支えていたのかもしれません。 この状態でGooseの1.5倍ぐらいの8の字を描いていました。 そしてこのまま膝擦り8の字に移行すると左右とも少しずつ擦るようになっていき 最終的には8割ぐらい擦れるようになりました。 今まで経験した事のないバンク角なのですがバイクは非常に安定しています。 擦れない時は目線が悪かったり、 ハンドルを押さえていたりというのに気付きました。 タイヤの端は左右とも今までで一番使っているのですが、あと少し接地してないところが ありますね。

 現在ここまでです。あとはスピードアップしていって峠とサーキットで擦れるかですね。
 11月3日のオートポリスでの走行会に参加予定です。それまでに748での膝擦り確立を 上げておかねば。

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