膝擦り03

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 2006年11月の走行会はまだ時期尚早ではという考えもあったのですが、 日頃の練習の成果が出せるか試したいという考えが勝り参加を決意しました。 走るからには少なくともオートポリスの左右のヘアピンでは膝を擦る事を 目標としました。

 休みが取れたのでGooseで英彦山の油木ダム方面に走りに行きました。 初めて走る道で、装備も革パンにメッシュジャケットと膝擦りするつもりはなかったのですが、 それでも今までとは見違えるようにバイクが動くようになっていました。 前後のタイヤも端まで柚子肌状態に荒れており、 練習の方向性は間違っていない事を実感出来ました。

 その後は主に748で膝8の字に時間を割いていました。 右回りより左回りが大廻になりスムーズさに欠ける原因を探ったのですが、 右回りは目線が送りやすいのに、左回りは目線が肩越しになるのに 気付きまして、何故肩越しになるかというと左肩に力が入って上がっていたからでした。 意識して下げるようにすると目線が送れ、左右差なく回れるようになっていきました。

 意識しないで体が動くように繰り返し回っていたのですが、 同時にどこまで手抜きしても膝が擦れるかというのも試していました。 全ケツを半ケツにしたり、イン側の足を踏み変えないでそのまま開いたり… しかしどんなフォームでも膝は擦れました。それよりも上半身の脱力と 目線の方が重要でした。バンクセンサーの主に前側が削れており、 いわゆる無理膝状態なので、全ケツで膝は無理に開かないように フォームを修正していけばバンクセンサー全面が当たるようになると思われます。

 しつこくやっていると足関節の内側が痛くなってきまして、 膝を擦ろうと内側の脚に荷重していたようです。 そんなに一生懸命に膝を突き出さなくても外脚でバイクにぶら下がり、 身体の他の部分に力を入れなければ膝は自然と擦れるのですが。 ただ滑った時にどうしても内足で支えるようになり、その時は 足関節内側に負荷がかかり痛いです。


 Gooseでは100%擦れるようになっており、 右肩と内脚の脱力と外脚荷重、目線、少し前に膝を出すという事を意識して 膝8の字を描いていた時、ふと思い立っていつもと反対周りに回ってみました。 すると左の方が回りやすい。左右の違いは回る場所によるのか…などと考えつつ、 右回りで最もバイクが寝た時にFタイヤが小石に乗ってアウト側にズルッと 滑りました。いつもはそのままでグリップが回復するのですが、 今回はグリップが戻らずそのままコテンと倒れました。膝を擦った状態から 転んだので身体はなんともなく、ツナギとブーツに擦り傷が入りハクがついた程度。 バイクはバーエンドとブレーキペダルが曲がったぐらいでした。 748じゃなくて良かった。アクセル開けて起こそうとしていれば転倒は免れたか どうかはわかりません。 走行会前最後の練習で 悪いイメージを残したくなかったのでいつもの方向で数回膝8の字をしてから 帰り、バイクを748に換えて膝8の字をしてみましたが いつも通り回ることが出来、悪いイメージは特に定着しなかったようです。

 走行会は快晴で絶好の走行会日和となりました。 時間は1時間で3周の完熟走行の後、自由に走れます。 完熟走行で自分の前にいた人はその動きからかなり上手い人とわかり、 ライン取りが非常に参考になりました。
 フリー走行中はほぼ毎周左右のヘアピンで膝が擦れました。嬉しくて アクセルを緩めて膝擦り時間を延ばしたりしてました。 トップブリッジに時計を付けていたのですが、 振動で動かなくなっており、おおよそのラップタイムも わかりませんが、走った感じでは今までで一番早く回れていたのではないかと思います。 各コーナーのスムーズさが今までとは全然違ってましたし、恐怖感が全くなかったです。 膝が擦れない所はスピードが足りてないということで、 もっと出しても大丈夫というのがわかり、安心して上げていけました。 すると予定外のコーナー2ヵ所でも膝が擦れまして、練習次第ではほぼすべてのコーナーで 擦れるのではないかという印象でした。 何台かパスする事も出来ました。パスもされたのですが、同じ人に2回抜かれる事は ほとんどなかったのではないかと思います。またパスされる時もコーナリング中に インやアウトからという事はほとんどなく、進入時のブレーキングか立ち上がり加速 で抜かれる事が多かったです。このへんにまだまだタイムアップの余地が残されていますね。 ストレートはエンジンをいたわり1万回転でシフトアップしていき200km/hちょっとでした。 ディアブロコルサは終始安定していて、変な挙動は一切ありませんでした。 タイヤの端がまだ少し残っていまして、 まだまだ安全マージンが残っているという事でしょうか。
 非常に満足感のある納得のいく走行会となりました。

 翌日Gooseで小回り8の字、膝8の字ともいつも通り出来ている事を確認するために 走りました。11月に入り早朝練習にはちょっと厳しい気温となっております。 来年春までカンを維持する程度には乗るつもりですが、今後の練習方法を ゆっくり考えたいと思います。

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