2008年9月27日 748SPS トラブル

Home

 Gooseのステータ問題が解決してほっとしたのもつかの間、今度は748SPSが動かなくなりました。 いつものように倉庫から出して、 ツナギに着替え、ブーツを履き、 耳栓してヘルメットをかぶりグローブをはめて スタータのスイッチを押しても一向にかかる気配がありません。 勢い良くクランキングはしているし、ヘッドライトも点いていました。 4日前に乗ったときに普通に走行中に咳き込むようにトルクの低下と止まる気配があり、 Gooseの事が頭をよぎったのですが、 すぐに回復し、何事もなく帰宅したのですが…前兆だった?

 グローブ、ヘルメット、耳栓、ブーツを取り、ツナギを脱いで再びキーをオンにしてみると、 いつもはタンクの下からビーッというポンプが動く音がするのですが、 それがしません。先ほどは耳栓をしていたのでその音がないのに気付きませんでした。 原因はインジェクション?
 ところが何回かオンオフしているとビーッという音がしました。 エンジンをかけてみると今度はいつもの様にクランキング3回目で火が入り、 しばらくエンジンを回してからキーをオフにしました。 なんだかかるじゃないかと再び装備一式を身につけてバイクにまたがり キーをオンにするとビー音がせずかからない。
 これはいつ止まってもおかしくない状態…。軽症ではないようです。 また何回かオンオフするとビー音がありまして、 エンジンをかけて2kmほど行ってUターンし、家まで戻りました。 途中で止まる事はないようです。 続いて4kmほど行ってUターン。やはり無事戻って来れましたが、 オンオフするとビー音が鳴ったり鳴らなかったり。 とりあえず動画を撮れるデジカメで 証拠を撮り、 バッテリーとレギュレータをチェックしましたが、走行後のレギュレータは熱いし、 バッテリー端子間は12.7v、4000rpmで13v以上あり、充電はされているようです。
 インジェクションリレーの作動不安定なのかなと辺りをつけて、 お世話になっているショップに動画を添付してメールで尋ねてみた所、 ポンプリレーかポンプ本体でしょうという事でした。 ポンプリレーはシートの下にあるそうで、 とりあえずポンプリレーを換えてみる事にして、 すぐに送ってもらいました。 しかし出先でなくて良かった。 いつも携帯も使えない山の中を走っているので、 動かなくなったらえらい目に遭うところでした。

写真上は壊れている方、写真下の手前が交換済み品  リレー(No.28740402A)は翌日に到着しまして、シート下に同じ物が2個あるのですが、 乗車姿勢で見て右側のリレーのみを抜いてキーをオンにするとポンプが回りっぱなしになり、 左のリレーのみを抜くとポンプが回りませんでした。 という事と症状からみて左のリレーに原因があるようです。 元のはボッシュ製で送られてきたのは made in USAのHELLA製4RD 960 388-13(=USA P/N 87405) 、外見が少し違います。 ちなみに交換前のオンオフでは症状は出ませんでした。 交換後10回以上オンオフしましたが症状は出ません。

 98年式を99年1月に購入して、もうすぐ10年経つんですねー。 あちこち壊れるんでしょうか…。

 後日[リレー 5極]でググってみたら似たような端子配列の汎用品があるようですねー。 専用品との違いはソケットに被さる部分の有無のみのような…。 しかしこの被さる部分でweatherproofを実現しているようです。 試しにまだ交換してない方のBOSCH製のリレーを交換してみたいところなのですが、 まったく同じ物を国内で販売しているところが見付かりません。

 外したリレーに12ボルトかけて、通電する端子の抵抗を測ったのですが、0.5〜7.5Ωぐらいの ばらつきがあります。7.5Ωの時もリレーを振動させると抵抗が下がっていきますので 走行中は症状が出なかったのかもしれません。
 リレーをばらして端子を観察してみましたが、やはり黒く汚れていました。 端子を綺麗に磨くと0.3〜0.5Ωで安定するようになりましたので 車載して万一の事態に備える事にします。 また、トラブったボッシュの内部部品を適当な汎用品の内部部品と入れ替えて 外側のみを使えば防水性もそのままで使えるようになります。そのうちやってみます。

リレーに刺さる端子に可変抵抗器をつけてポンプの作動限界抵抗がわかれば 原因が確定しますが、誤配線が怖いのでそこまではしてません。
 前回の走行時に咳き込んで止まりそうになったのも、 抵抗が高くてポンプが作動すべき所で作動せず、 振動で徐々に抵抗が下がりポンプが遅れて作動した と考えられるので、このリレーが原因でしょうね。 今日は天気が悪くて実走できませんでした。

 最近のアイドリングの上昇(1200→1500rpm)と燃費の悪化(20→15km/L)も これで改善するといいのですが…。リレーを変えたら絶好調になったというブログ もみつけました。出力低下→低下した出力を補うためアクセル開ける→燃費低下 と考えられます。これは期待できるかも。

DIABRO CORSA III  とうとう買いました。 もうあとには引けません。 10月から値上げらしいので(実は値上げはミシュランだけらしいorz)。 PIRELLI DIABRO CORSA IIIです。 いつものマッハから前後で込み込み41600円!!ラジアルは高価ですねー。ドイツ製。 製造時期はF1208 R0208でした。サイズは当然120/70ZR17と180/55ZR17です。 ピレリは軽点マークがないという話を聞いていたのですが、 サイドに赤い点が2つ打ってありますよ(写真のRタイヤ10時の方向に見えます)。 サイドが硬いような?ビードをリムの谷に落とすのが大変かもしれません。 相変わらず溝が浅いですね。

 構想を練りつつはありますが、 ホイールバランサーの問題がまだ解決してません。 おそらく自作ですが、片持ちホイールはちょっと無理で フロントだけになりそうです。

 と思っていたのですが、オートポリスでは200km/h出るので、 後ろのバランスをとらないのは気になります。 安価に片持ちホイールのバランスをとる方法を考えました。 ストレートに[ホイールバランサーアダプター Ducati…]というのがあるのを知り、 ホームセンターで直径12mmの鉄棒を探すことにしました。 軸受けはベアリング4個に汎用アングル材か、 カマボコ板にキャスターのタイヤか、どちらか安いほう(後者?)になりそうです。 片持ちはいろいろと物要りですねー。 Gooseの前後と748の前は車体のシャフトと自作軸受けでいけると思います。

 さらに構想を練りまして、 内径12mmのベアリングを12mmのシャフトに通して軸を受ければベアリングは2個でいいし、 シャフトの円精度も適当でいいし、そのほうが転がりもいいだろうし。 なによりベアリングと汎用ステーとボルトナットで軸受けを作らなくていい。 市販のホイールバランサーがそういう構造になってないのが疑問ではありますが、 恐らく色々なシャフト径に対応するためでしょう。
 Goose前後と748前は、 車体シャフトとホイールのベアリングと軸受けにカマボコ板の組み合わせ、 または12mmシャフトとシャフトに通したベアリングの組み合わせ、 のどちらかでバランスが取れるでしょう。 軸受けのベアリングはホイールのベアリングが正常なら ほとんど回らないという話しもあるので、車体のシャフトを使う時は軸受けはカマボコ板で 充分ではないかと。またホイールベアリングとシャフトはがたがたでも問題ない という話しもありました。
 ちなみに内径12mmのベアリングは各サイズの01(6001とか6201など)です。 直径12mmのシャフトは最悪 J-trip(\1260+送800) で売ってます。 125ccまでのホイール用となっていますが、 こちら ではBMW F800Sで使えているようなので、多少たわむかもしれませんが大丈夫なのでしょう。
 ストレートの片持ちホイール用のアダプターは素材は非常に硬い樹脂で、 金属ではありません。M12のボルトを刺してみたのですが精度はまずまずのようです。 このアダプタと12mmシャフトでホイールを固定できるようにイモネジがついています。

 とりあえず脳内ではホイールバランサー完成。


 材料を調達してきました。ベアリングは内径12のなかで在庫最大の外形だった 6201ZZ(内径12、外径32 \500弱)を選び、 シャフトはアンカーの直径12mm長さ60cm \600弱。両端を切ろうかと思ったのですが、 切らずにいけそうなので無加工。このシャフトがなかなかなくて、13mmとか12.7mmなどは ごろごろあるのですが、3件目のホームセンターでやっと12mmを見つけました。 ノギス持参で間違いないのを確認、曲がりがないメッキの出来がいいやつを購入しました。 ベアリングの安定はカマボコ板で作ろうかと思ったのですが、 安易にフィルムケースの蓋を使います。 サイズはピッタリでプロアーム用アダプタ、ベアリングともスムーズに入り、 ガタは最小限に収まっています。
 この状態で回してみたのですが、スムーズに良く回ります。ベアリングのグリスは5-56で 流しました。このシャフトが意外と精度が良くて、回しても先端がぶれませんし、 中間も踊りません。

 その後自力でタイヤ交換などしていたのですが、やっと乗れました。 エンジンが別物になりました。低速トルクが格段にアップしています。 元の状態に戻ったというのが本当のところなのですが、いつから あんなに低速トルクがスカスカになっていたのだろうか…。 じわじわ変化していったのか、まったく気付かず。 ガソリン10Lで50kmも走れる距離が違ったわけです。 原因のリレーは左側で確定ですね。 アイドリングは残念ながら高いままでしたが、 燃費はアクセルを開けなくても走るので戻りそうです。

 エンジンの調子が良くなりまして、不調時よりギヤを1速高く出来るので 燃費は戻りました。アクセルレスポンスも良くなり、 コーナーとコーナーを継ぐ短い直線での速度が乗るようになり、 今まで以上にすばやいステップワークをしていると 左のブーツがヒールガードに引っ掛かる…。 まあ今までも時々引っかかっていたのですが。
 左はかまぼこ板で厚みを調節しているせいです。 引っ掛からない細工が必要のようです。 ガムテープで巻こうかと思ったのですが、糊がベタベタするので却下。 カーボンヒールガードとかまぼこ板を大きな熱収縮チューブで覆って 一体化すればいいのではないかと思い付きました。
 必要なサイズは周長で160mm、折り径で80mm、直径だと51mmぐらい。長さは20cmもあればOK。 オークションなどを探したのですが、あまり適当なのがないです。 黒くてビニールっぽい厚み1mmぐらいの物が丈夫でいいのですが。 熱収縮フィルムというのもあり、薄くて耐久性がいまいちのようですが安い。 とりあえず姑息的にビニールテープで巻いて、それで問題が解決するなら 恒久的に熱収縮チューブを検討しよう。

 しかしその前にかまぼこ板を取り去って峠に行ってみました。 これを付けたのは膝擦りとか出来る前だったので、 何も付けなくていいならそのほうがいいですし。 乗りながら、そもそもなぜ左右で横方向の位置が違うのか考えたのですが、 左右で高さ方向はきっちりそろえてある事からその辺を適当に作った物ではないはずですし、 何か意味があるはず。 思い至ったのが、土踏まずをステップに乗せていて シフトペダルの下に足を入れるときに 足を外に回すわけですが、そのときカカトが内側に入るわけです。 そこにヒールガードがあると足を回しにくいし、ステップに乗せた足の位置が外へずれる。 それを回避するためではないかと。
 峠では普段通り膝擦り出来ましたし、ブーツはヒールガードに引っかかりませんでした。 シフトアップ時にアドバンテージがありますし、 慣れればこれでいいのだと思います。しかし左足内側が落ち着かない。 軽く何かが当たっていて欲しい。やはり自分には板があったほうがいいという結論。

 引っ掛かるのは板の上縁とSIDIベルティゴのカカトの透明樹脂の下縁です。 そこで板を上方へ移動させてみました。 固定は両面テープとタイラップ2箇所で脱落を防止してます。 また木が毛羽立っていて滑りにくい(=引っ掛かり易い)ので、 ビニールテープで巻いてみました。 停車状態だといい感じです。実際走ってみないと結論は出ませんが。

 写真の状態で数回使用したらビニールテープは切れて脱落しまして、耐久性に問題あり。 また、上のタイラップが切れました。 板の上側から下方向に荷重された時、上のタイラップにストレスがかかるようです。 という事で更に対策しました。

 前の方に穴を開け、ヒールガードと板にぐるっとタイラップを回し、 切れたタイラップは取り去りました。 しかしこの状態で使うと板が下にずれてきます。 そこでぐるっと回したタイラップと板の間に 適当な木片を突っ込みボンドで固定しました。 この木片のおかげでぐるっと回したタイラップをキッチリ締めこめるようになりました。 さらに、一度は切れた上のタイラップも追加した所、 足への当たりは非常に具合が良いです。今度こそ大丈夫のようです が、木片のボンドは1回で外れました。しかし方向性は間違ってないようなので とりあえずボンド固定をやり直してます。問題なければこれをベースとして 一枚板で作り直します。

 久しぶりにやってしまいました。 走り終わって家の裏の倉庫へ移動させていた時に自分の方へ寄り過ぎて 車体が右側へ傾斜、右へハンドルを切って前進させようとしたのですがなぜか進まず 引き起こす事が出来ず、なすすべなく右側へ倒しました。バキッと音がしました。 外装のクラッチカバーの部分が割れましたorz。 下は土だったのと直前に大きな石などを除けていたので パネル1枚で済んだのは幸いでしたし、 走行に支障となる損傷はなかったのですが。
 とりあえず割れが広がらないように着けなければなりません。 こういう傷はプラリペアでしょう。ということで探しに行きました。 ホムセンに黒白透明の最小セット物が各1550円でありまして、 黒を購入しましたがHPによると青赤黄もあるようです。 強度は変わらないとのことですが、 ここに 「力の掛かる部分にはプラリペアのブラック色がカーボン入りでネバリがありお勧めです。」 とあります。強度は同じでも粘りは黒と。という事でカウルには黒でしょう。 どこかで黄色に出会えれば表からこの他の部分のヒビも補修してみたいですね。

 V字状にリュータで溝を掘り、 最初ニードル法で小さいヒビからやったのですが、樹脂の玉が結構大きくなりV字溝から 盛り上がります。 大きいヒビは振りかけ法を試みました。 耳カキでツライチになるように樹脂を置いてから液をかけると今度は凹みますね。 しかし綺麗に均一に仕上がるのは振りかけ法のようです。 凹みは振りかけ法を何回か繰り返し盛っていけば良いでしょう。 硬化するまでなるべく塗装面がツライチになるように5分押さえておきましたが、 塗膜が完全にぴっちりというわけにはいきませんでした。 割れた際に樹脂が引っ張られて少し伸びているのではないかと思います。 硬化後の強度は十分のようです。裏側なのでヤスリはかけずそのまま。 完全を目指すなら表から削ってパテで修正後塗装すればいいのですが、 その辺はシーズンオフに考えます。 ちなみにプロに依頼すると2万で何処が割れていたのかわからないぐらい綺麗になります。 仕事内容を考えれば安いと思いますが、1ヶ月ぐらい時間がかかってしまうので、 いずれにしてもシーズンオフになってからですねー。 あとプラリペアの透明でスクリーンの古傷の欠けを再製しようかとか。

 100km程峠を走行してきましたが、着けた所が剥がれたりという事はありませんでした。 接着強度は申し分ないです。
 倉庫への移動はゆっくり慎重にやれば特に問題ないのですが、 下って少し登るので勢いをつけたくて操作が雑になった。 また一番狭い所の左側に木があり、 それを避けるために体を右へよけた時にバイクも右へ傾けてしまったようです。

Home













inserted by FC2 system