2010.6/24 万年筆更新
2010.6/24 万年筆更新
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仕事で万年筆を使っており、現在パーカーの新旧ソネット2本体制です。
インクはパーカーの黒瓶で1本57mlを2年ぐらいで消費するペース。
最近古い方をまた落下させてペン先を変形させました。
戻して何とか使えてはいますが、普段からキャップの着け外しが激しいので、
軸を持って軽く振るとキャップが外れるぐらいにユルユルになっていました。
これが度々落下させる原因の1つともなっているわけですが。
一本更新しようかと悶々としていた所に
パーカーのインクがそろそろなくなってきて、万年筆に関心(物欲ともいう)が…。
そういえばキャップレス万年筆がパイロットにあったなと。
考えてみると自分の使い方ではキャップレスは好都合なのではないかと、
調べてみると従来品の他にフェルモ、デシモという製品が出ているみたいです。
フェルモは回転繰り出しでちょっと使いにくそう。軸径12.4mm 33.5g。
デシモと従来品が押しボタンで使いやすそうですが、
デシモはあまり気に入った色がない。
強いてあげればグレーでしょうか。軸径11.6mm 21.0g。
銀か黒かその他の色でも濃いのがあればよかったのですが。
従来品は黒がありますが、緑もいいですね。軸径13.4mm 29.7g。
しかし金ニブは縁も金なのがちょっと。縁は銀だったら良かったのですが。
鉄ニブだと銀軸のデザインが良さそうですが、金ニブという点は妥協できない。
輸出用には金ニブの銀縁があります。
しかし輸出用の金ニブは2009年までは14Kで
2010年からは18Kだそうで、どちらが来るか分かりません。
また金ニブは銀色のメッキ仕様と金のまま仕様がありまして、
輸出用の軸銀色はニブが金色なんですね。そこも銀にしといて欲しかった。
上の鉄ニブと外見上の違いが分かりません。
適当な金ニブ銀色メッキの中身に銀軸を組み合わせるという手もあります。
でも軸銀色といっても素材色ではなくて銀色塗装なので、
そこまでするのもちょっと…。
軸径と重さですが、
手持ちのソネットが軸径9mm、セーラーのプロフェッショナルギアミニが13.2mmで、
重さはセーラーが20gちょっと、モンブランの149が40gちょっとなので、
キャップレスはどれでも自分の許容範囲内です。
海外通販の銀か、デシモのグレーか、フェルモの銀か、従来品の黒か緑か。
絣や螺鈿なんてのも…いやこれらは限定みたいだから避けてと。
良い物なら定番にするはずだから限定は買わない主義です。
どれにしようかと悩んでいたら、
つい先月の5月に軸茶色の縁銀、18Kニブ銀色仕様のFCN-15SR-BNが新しく出たのを知りました。
これは限定とかではなくて通常品らしく、
アメリカのパイロットの直販ページで普通に売ってます。$166。
国内でも通販している所が見付かります。
今後銀縁の通常品も国内で充実していくのかもしれません。
木や革に通じる茶色…いいかもしれない。一晩考えましてポチリました。
一緒にボトルインク30ml/\420黒も買いまして、
空カートリッジに注射器で補充して使うつもりです。
他にインクは350ml/\1575の割安な瓶、色彩雫などパイロットは充実してますね。
モノは2日で来まして、黒カートリッジ1本と空カートリッジが本体内に仕込んである
のは事前に調査済み。黒カートリッジを差して横を軽く押してインクをペン先に送り、
緊張の初書きです。
永…と
普通でした。よかった。ニブは旧ソネットよりは硬いですが新ソネットよりは柔らかい。
インクのフローは必要十分で絶妙にちょうどいい。
変な癖は感じない。線の太さはソネットのF、XFよりは細く、
セーラーのFよりは太い(すべて手持ちの1本での比較)。
という事で少なくとも外れではなかったです。さすが made in Japan 、
何本か並べて比較すればまた違うのでしょうが特に選別しなくても外れないですね。
直ちに実践投入しました。
何も考えずに書くとクリップの凹んだ所よりかなり後ろ側(押しボタン側)を持つようです。
クリップの存在は特に気にならない。ニブの方向が定まるのでむしろあった方がいい。
重さ、軸の太さも気にならない。
ドクターグリップがこのぐらいの太さだし、ペンの重さで書けますので。
押しボタンのストロークはボールペンの比ではありませんが許容範囲内で、
こまめに出し入れしつつ使うのは十分可能です。
気になるポイントとして構造上ニブと軸のブレが感じられるかどうか、
というのがあるかと思うのですが、全くブレは感じられず違和感ありません。
気に入りました。
新ソネットと併用するつもりですが、キャップレスに手が伸びる事が多くなるかも。
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