2008年7月23日 Goose ユーザー車検 7回目 その1

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今回はいつもより長文ですが、理由は読み進めるとわかります。

 また車検の季節がやってきました。丸14年が無事経過しました。 欲しいバイクKTM RC4。 まだ出るかどうかもわかりませんし、多分出ないでしょう。 もし総重量150kgぐらいまでで150万ぐらいまでで出るなら 買い換えるかもしれませんが…。
 あとXJRを近々譲ってもらえるかもしれません。 何年前だったか 譲ってもらえるかもしれない車体その物にちょっと乗ったことがあります。 非常に乗りやすかったし素直で疲れない感じでした。車みたい。 ほとんど乗らずに死蔵されているらしいです。
 陸送はデポ地からデポ地で2万円ぐらい。意外と安いんですね。 九州はトランポで取りに行けばいいけど出発地のデポにどうやって運ぶかが問題です。 ドアtoドアで5万強。結構高いですね。 車検が切れてなければいいのですが…、とりあえずお盆休みに見に行ってきます。

 ということでまたしてもユーザー車検です。 タイヤは車検を見越して先日交換したばかり、Fフォークのダストシールもまだまだ大丈夫、 オイルは秋に換えたので急いで換える必要もない。 洗車は最近フクピカを使うようになったのですが、これはいいですね〜。 自転車、Goose、748と全てこれを使うようになりました。はじめは半信半疑で 正月の特売で買ったのですが、使い始めたのは7月に入ってからという。 汚れ落としは強力ではないですが、しつこくこすっても傷がつきませんし、 うっかりタンクサイドを磨いてしまうとニーグリップが滑る程に ワックスもしっかりかかっているという洗車の最終兵器ではなかろうかと思います。

 検査はいつもの北九州で、ネットで2週間前から予約できるようになっていました。 自賠責は13400円(24ヶ月)(13740円(25ヶ月))と大幅に値下げされていました。 シートベルト着用と飲酒運転厳罰化による最近の死亡事故減少によるものでしょう。 実は自賠責は初登録時は25ヶ月で入っていたようなのですが、 24ヶ月と思い込んでいたため1回目のユーザー車検の時に自分の手違いで1ヶ月ダブり、 以後節約して24ヶ月で更新してきたため、 今回の値下げを機に25ヶ月分入ることにしたのでした。

 予備のバルブはヘッド、ウインカー、テール(Gooseはナンバー灯を兼ねる)と買い揃えてあり、 どれが検査時に切れても大丈夫。 工具はメガネ8x10、12x14、17x19、ボックス22+ラチェットハンドル (アーレンキー等は車戴)という何が起こっても大丈夫な布陣にしてあります。

 後は天気ですが、梅雨も「明けたとみられる」ので台風さえ来なければ大丈夫でしょう。 台風7号も大幅にそれてくれましたし、車検予定日にはもう来ないでしょう。

 ヘッドライトは配線を戻して常時点灯にし、いつもの場所で5m離れて 水平から下向きに42mmに調節。 ハンドルを抑えたり引き上げたりすれば容易に適正範囲外に光軸が動くので、 現場でセンサーの動きに合わせて調節すれば何とでもなります。 左右は壁に近づいて見ると大体いいみたいなので触らず。 タイヤを左右から挟まれ固定されますが、これも多少はこじって動かせます。 光軸恐るるに足らず。 過去の教訓からチェーンは張り気味に調節しました。 オイルメンテのおかげで部分伸びもなくスムーズに回ります。 下回りをざっときれいにして車検に望みました。

ここで1時間待ちました  朝7時発、北九州自動車検査登録事務所へ向けて走り出しましたが、 たどり着けませんでした。8時ごろ、50kmほど走ってあと30kmぐらいのところで 急に失火し、再スタートできなくなりました。ガソリンは充分あるけど 念のためリザーブにしてもだめ。プラグコード抜き差しでもダメ。 プラグホール周囲に小石がたくさん見えたのでプラグは抜かず。 キルスイッチオンオフ、サイドスタンドなどあちこちつついたりしてもダメ。 持病のステータでしょうか。セルは元気に回っています。 あと少しもってくれればとりあえず車検を通せたのに…。

 走行中ガス欠で止まったことは何度かありましたが、リザーブにすればすぐ動きました。 冬の間乗らなくて始動しなくなった事がありましたが、 新品プラグを刺せば火花は飛んでいましたし、プラグ交換で動くようになりました。 今回はそれらとは違い重症のようです。

 家に電話して、親父にピックアップしてもらい帰宅し、新品プラグを刺してみましたが、 まったく火が飛びません。一縷の望みのプラグ不良が否定されまして電気系確定です。 外装を外しステータコイル、CDI、レギュレータ、点火コイルとチェックしましたが、 ステータコイルの3本ある黄色の抵抗値が0.07Ω(マニュアルの 0.71Ωは誤りらしい) ぐらいらしいのですが、0.9〜1.2Ωぐらいあります。しかしここはACの発電系なんですが…。 kamoさんのHPによると抵抗値がおかしくなくてもステータが原因ということはよくあるようです。 ただ発電用の3本の黄色とボディ間で160kΩぐらいの抵抗値が出ます。これはおかしい。 CDIは多少抵抗値がおかしい(最大でも50%)所はありますが、桁違いにおかしい所はありません。 レギュレータ、点火コイルの抵抗値は問題なし。 ということで明らかにおかしい所はありませんので ステータの可能性が濃厚ですね。何も車検に向かう途中で発病しなくてもねぇ。 しかし検査ライン上ではなかったのはせめてもの救い。

 とりあえず近くのバイク店に

32101-47D00 ステータ 1個
11483-15D01 ガスケット,マグネトカバー(NA) 1個
(↑番号が11483-15D02になっているかもしれません)
09168-06023 ガスケット,5.8×13×1.2(NA) 1個
(↑マグネットカバーのボルトが11本あるのですが、 1本だけワッシャーのような物が挟んであります)

を発注しました。2週間後までに修復できればもう一回継続車検に通すチャンスはあります。 修復できなければ廃車か、修復してからバイク店に車検と住所地変更とを依頼するか (金がかかる…)。

 今にして思えば前兆がなかったわけではないのですが、 始動性がほんのちょっと悪くなったような感じはしていました。 1〜2回クランキングするところが3回になるぐらい。 あとトルクが少し下がっていたような気はします。 しかし748と交互に乗っていたのでこんなものかという気がしていました。
 プラグを換えておこうかとも思ったのですが、 過去の経験からプラグはまだ持つはずと判断し換えませんでした。 それは結果的にはどうでもよかったわけですが。
 あと車検前にヘッドライトとテールランプとメーター照明を 常時点灯仕様に変えました。普段は消していますし、 14年36145kmほとんど消していました。 直前に常時点灯仕様にした事でとどめをさしたのかも? ステータは2万キロで逝くという話しもありますので、 倍近くよくもった、とも考えられますが…。

 まずステータを換えてみて、ダメなら点火コイル→CDI→レギュレータの順でしょうか。 しかし748でも経験しましたが、 レギュレータがなくてもバッテリー点火でエンジンがかかるはずなんですよねー。 停止時もセルは元気に回ったし、充電は出来ていましたので発電系の可能性は低そう。 あと10年乗るならこの辺のパーツを一通り持っておいてもいいのかもしれません。

送料525円も取られたけど  ステータ来ました。25305円。ガスケットが682円と89円。2008年7月現在。
 新品の各配線間抵抗値(単位はΩ)です。 カッコ内はこのたび故障した車に付いている物。
緑⇔青519.0(514.5)
黄⇔灰521.3(514.3)
黄⇔黄0.9(0.9)
この黄⇔アース∞(160kΩ←マニュアルにはないけどこれが異常)
白⇔茶491.9(501.2) 
故障車の白⇔アース815、茶⇔アース317.8でした。 これもマニュアルにはないけど非常におかしい値です。 新品では測ってませんが、ここも本来∞のはずです。
 絶縁が破綻している可能性が濃厚です。 絶縁の良否を検査する項目がマニュアルにないんですよね。 被服線が熱と経年劣化とで炭化し鉄芯と導通があるようになったが、 断線はしていないので白⇔茶の抵抗値は正常なのでしょう。 パルサコイルから点火時期信号のほとんどがアースに流れCDIに行かないので 点火できなくなったわけですね。 この黄⇔アース、白⇔アース、茶⇔アース間の抵抗値を測定すれば、 ステータの痛み具合、交換の是非を判断できる かもしれません。 故障したステータの黄⇔アースが160kΩだったことから、 いずれ絶縁不良が問題化し発電できなく なっていたと推測できます。 いつも年1回秋にエアフィルタなどを掃除しているので、 その時にステータの絶縁と抵抗をチェックしていれば 次は止まる前に交換できると思います。

 朝5時起で交換作業をしました。 カバーの周りは前日にある程度きれいにしておきましたので外していくだけです。 カバー固定ネジは固着もなくスムーズに外せました。 カバーも張り付きなく外せました。ガスケットは本体とカバーに半分ずつぐらい 付いて来て破れましたが、古いのを綺麗に剥がすのは楽でした。 一応リヤスタンドをかけて左が少し上がるようにしましたが、 オイルはほとんど漏れてきませんでした。 ステータは見た目では異常ないようですが交換しました。 ピックアップを外すために非常に薄い8mmボックスが必要に なるのですが、手持ちの物では厚過ぎたため、やむを得ずスパナを縦にかけて回しました。 手持ちの島野の8mmTレンチは12.3mmぐらいあるのですが入らず。 ネプロスの6.3sqのディープ12角が11.0で最も薄いようです。 しかしトルクはあまり要らないので安物を少し削った方が確実かも。 6角なら60度、12角なら30度回せればいいわけですから加工も そんなに大変ではなさそうだし。 No1とNo2の場所はカバーにも印が付いているので間違えないようにして、 2時間ほどで交換終了。

 祈るような気持ちでスタータを回すとエンジンは息を吹き返しました。 やはり始動性が上がっています。 トルクが3割程増したような気がします。 少し走ってみましたが調子よくなりました。 いきなりセルを回しましたが、本来はマグネットカバー横のキャップを外して 工具をかけて手で回し、変な抵抗や音がないのを確認してからセルで回すべきでした。 ワッシャーなどが脱落していたら被害が大きくなりますので。

 やはり各端子間抵抗値に異常がないときはステータに問題ありというのは当たっていました (本来∞の端子アース間が100Ω〜100kΩぐらいの異常値を示しはしたのですが)。 今回は車検までに残された時間もあまりなかったので、 店に任せようかという考えも一瞬浮かんだのですが、 本当にバイク店に丸投げしなくてよかったというのが本音です。 バイク店でステータ以外の電装系を全部(メインハーネスまで)換えられて直らず、 最後にステータを換えたら直ったというユーザーの報告を見ましたので。 絶縁のチェックがマニュアルにないのも問題ではありますが。 これでまた10年ぐらいは乗れそうです。 しばらく様子を見てオイル漏れがなければユーザー車検に臨めます。

 60kmほど走行してきましたが、本来の姿に戻ったという感じです。 交換前はずいぶんとトルクの細い乗り難い状態で8の字などをしていたようです。 また膝擦りも楽に出来ました。オイル漏れもありません。

 ステータもう一個買っておこう。


その2


 8月6日朝6時45分発、再び北九州自動車検査登録事務所へ向かいました。 今回はエンジンが止まることなく到着し(別件で止められましたorz)、 ライン検査も全て一回で終了し、9時10分には検査終了してました。
 ところで2008年9月より車検時の再入場回数が2回に制限されるようです。 今までは無制限でしたが、最初の入場+2回の計3回までしか 検査できません。 それで合格できなければ別の日に受け直さなければならないという、 仕事のある者には非常に厳しい改定。 光軸は1回目でダメなら素直にテスター屋に行ったほうがいいかもしれません。
 なんでも光軸検査の機械を壊した輩がいるとの事です。 そういうことをするから妙な制限をかけられる…。
 今まで7回受けて光軸1回目合格が6回、2回目が1回でした。 この2回受けた時も1回目のときにシートに座ったのが敗因で、 特にいじらずにシートに座らないで検査した2回目で合格していますが、 光量の方は素人には測りようがないです。 車検時のみバッテリーから直接引くような配線を追加すべきかも。

 他にはホリデー車検というのがありまして、 重量税、自賠責、印紙のほかに 基本料8190、検査料10500、事務手数料3675ぐらいみたいです (店によってはもっと安いところ5040+7350+3675もあるようです)。 たいていの所でバイクOKみたいだし、 約2万円の追加で土日も出来るし、不合格という事はまずないわけで、 運転免許の一発と教習所の関係みたいな物でしょうか。 結構近くにもあるし、何かあって合格できなければこっちも検討しよう。

 実は今回も移動でちょっとしたトラブルがありまして、 国道10号豊前市役所付近上り線のネズミ捕りにかかりました…orz。 測定ポイントは久永内科皮膚科医院辺りで、引き込みポイントは消防団の 赤いシャッターがある倉庫の所。
17kmオーバーの-1点で9000円です。
この付近でいつもやっているのは知っていたのですが、 パトカーで下り車線を張っている事が多かったので、 今日は上りだし大丈夫だろうと先頭を走ったのがいけなかった。

車検のことで頭がいっぱいだった…orz。

2週間前はやってなかったのに…。

そもそもあのタイミングでステータが死ななければ…orz

普段バイクでこんな都会を走ることはないのだが…

 その前の違反が2003年5月29日なので3ヶ月無違反で累積から復帰します。 次回の免許更新が2009年なのでこのまま違反がなければ 一般運転者講習1時間で5年青免許となります。

ゴールドは難しいですね…orz。

今回かかった費用は
自賠責13740(25月) 重量税5000 自動車検査登録印紙1400 自動車審査証紙300 書類20 計20460
ステータ25305 マグネットカバーガスケット682 ネジガスケット89 計26076
豊前警察へお布施9000
合計55536

 お盆にXJRの話しは聞いてきました。 車検切れで数年動かしてない。 バッテリーはあがっている。 イモビのリモコン紛失でエンジンはかけられない(ショートカプラは?)、 という状態でした。 私が乗ったのは6-7年ぐらい前で初回の車検時だったと思いますので2000年前後の XJR1300青(タンクの下が縞縞)だと思います。 今なら前後サスメンテ、タイヤと油脂交換で動かせるようになると思うのですが、 オーナーはまだ手放したくないような印象を受けました。 そんな状態なので維持費は自動車税の4000円/年のみ。大した負担ではないようです。 今譲り受けるのは無理という結論。 勿体無いけどこればかりは致し方ないです。

 3ヶ月無事経過し、免許の点数は戻りました。

 それから2008年9月1日からの車検時の再入場2回の縛りですが、 実際再入場2回以内で合格しなかったユーザー車検の方の報告を 1件だけですが見る事が出来ました。それによると、 一番ひっかかりやすいライトの光軸ですが、 上下左右と光量のそれぞれにつき問題があれば掲示に×が出るようになったようです。 例えば光軸が左を向いていたら左×とか、右上を向いていたら右×上×というように。 今までは総合的に○か×しか出ず、何が悪いのかは不明でした。 1回の入場で2回検査できるので、 それを見てその場でハンドルと体重で微調節出来るようになったようです。
 それから再入場2回で不合格の場合は追加の検査費1300円を払えばまた入場1回+再入場2回 の計3回入場できるようになるそうです。 という事で光軸恐るるに足らずどころか通しやすくなってます。 光軸の各要素ごとに○×を表示する機械が全国に導入されているかどうかは まだ不明ですが。

送料525円も取られたけど  2008年12月1日 新型ZRX 1200 DAEGが発表されました。 今後Gooseを維持し続けるのも難しくなるだろうし、 XJRが手に入るかもと考えていたので、 少しユルいのもいいかなと思い始めており、 この辺のバイクが気になってます。
 気になるポイントですが、
 1164cc 110馬力 直4水冷インジェクション(アイドリング調節可?)
 整備重量246kg(748 200kg、Goose160kg、CB750 235kg。ちょっと重いが何とかなりそう?)
 燃費25.8km/Lハイオク(実際は15〜18kmぐらい?)
 ホイールベース/全長 1470/2150mm (748 1410/2030mm、Goose 1350/1995mm、CB750 1495/2155)
 オイル3.5L、ガソリン18L(航続距離は300kmぐらい?)
 タイヤ前後17インチで120/70と180/55(748と同サイズ。当分選択肢に困る事はないでしょう)
 スピードとタコはアナログ針。 オド、トリップx2、時計がデジ液晶。 燃料計が6段階棒グラフ。 この辺は特にこだわりはないですが。
 Fフォーク下端のアクスルを締め付けるボルトが右の1本のみなのですが…。 748は左右2本ずつの計4本、Gooseでさえ右2本なのに大丈夫なのだろうか。
 右にあるサイレンサーとバランスをとるために、 ホイールが5mmほど右にオフセットされているそうなのですが、 これも気になります。乗って違和感がなければいいのですが。

 外観は好きですねー。 今までカワサキ車を欲しいと思った事はなかったのですが、 これはいい。CB750より少し重いが少し小さいみたい。 カウルのアゴはNinja900を意識しているらしいけど、 Ninjaでもなくローレプでもなく旧ZRXでもない。 色はKawasakiだし黒がいい。114万円。 逆輸入ではなく正式日本専用モデルという点が非常にいい。
 2月1日発売。 Gooseの車検はまだまだ先で慌てる必要はないし、まずは試乗してからですが、 買うとしても店をどこにするかが問題ですねー。 試乗会に参加しつつその辺も探らないと。 3台維持するのは厳しいので、Gooseを手放す気になれるかどうか…。 それが最大の壁。 しかし下取りに出しても二束三文だろうし…。 実際にはGooseの維持にそんなにお金はかかってないわけで、となると3台体制か。
 調べてみたところ走行距離はGooseが6000km/2年、748が3000km/2年。 748はほとんど峠のみ、Gooseは8の字とツーリング。 ZRXではソロか子供と長距離ツーリングに使えればと考えているのですが。

 旧型オーナーの方の否定的な意見が非常に参考になるのですが、 ネット上で幾つか見つけました。まとめると、
インジェクションは排ガス規制のための物(DUCATIとは志が違う?)。
ラジエターの小型高効率化はFIによる重量増分を相殺するため(何にせよ軽いのはいい事)。
ブレーキは6potから4potにコストダウン(6potも必要なかったということでは?)。
6速は燃費対策と薄い燃料噴射によるトルクダウンを補うためのワイドギヤ化では (旧型の1、2、5速とDAEGの1、2、6速はギヤ比が同じ。旧3、4速をDAEG3、4、5で 受け持つのでワイドとは言えない。ただ一次、二次減速比は若干違うので この辺は乗ってみないとなんとも)。
110馬力は国内版の95馬力から見ればアップしているが、輸出版は120馬力だった (10馬力ダウンで排ガス規制に対応させたのは大した物)。
という事だそうです。

 2009年2月5日DAEGの出荷が一部では始まっているようですが、 エキパイにヒートガードの追加で遅れているという話しもあるようです。

 そもそも何故Gooseを購入したかと思い起こせば、 当時の都内で信頼できるバイク屋に巡り合えなかったので、 自分ですべての整備ができるようなバイク(単気筒、空冷、軽い、など)ということで、 250には乗っていたのであえてユーザー車検覚悟で350を選択したのでした。
 Gooseの前のVTZ新車は調子があまり良くなくてエンストが頻発したのですが、 購入した店に持っていってもオイルやプラグやエアフィルタなどを換えられ (走行距離的に交換の必要はなかった。今にして思えばキャブのスロー系の詰まり?)、 お金ばかり取られて症状はまったく変わらないということがありバイク屋不信に…。

 Gooseは購入後一度もバイク屋には任せてませんが幸い現在まで調子よく (持病のステータは逝きましたが自力交換)動いています。 走行38000kmと少ないですがオイル漏れもないし。 しかしDAEG(4気筒、水冷、超重量級、カワサキ…)、はそうはいかないでしょう。 そのバイク屋がどういう店かというのは付き合ってみないとわかりませんしねー。 新車を買う前はみんないいバイク屋なんですよ、買う前は。 一見風に何か部品でも注文して反応を見るか、 峠でカワサキ乗りを捕まえてお勧めショップを聞いてみるか。 その点車のディーラーはほぼ一定水準以上で良いですね。

 748でお世話になっている所は非常に良いです。 不具合は1回で治るし、不具合が出る前に色々見つけて対策してくれるし。 やっぱ次のバイクはここから買いたいKTM RC4でしょうか。

 DAEGのホイールは見た目はマルケジーニっぽくて 軽そう(「軽い」ではない)などという話しが多かったのですが、 旧ZRX1200Rの3本中空スポークホイールより重い という話しが…重りでも入れているのかしら? やはり国産なのか? (排気を絞ったり、アクセルが全開にならないように細工したり、 180km/hリミッターとか…こういうのねぇ)。 インプレを見ると 装備重量246kg(旧ZRX1200Rの装備重量不明、DAEGの乾燥重量不明で、 意図的に新旧を直接比較できないようにしてある。 新型が旧型より軽かったらはっきりそう書きますよねー) もあるのに、 異口同音に軽い軽いと書かれていて…、 ヘンだなとは思っていたのですが、やはりそういうことだったんでしょうか。 すこし冷めてきました。

 自分で確かめない事にはなんともいえませんので、 2009年2/14福岡まで試乗に行ってきます。

 DAEG乗ってきました。非常にいい出来で感心しました。 ツナギはプライドワン、ブーツはSIDIのベルティゴ、グローブは南海のNRG-35という 購入したらたぶんこれで乗るだろうという装備で試乗しました。

 まず本当に軽かったです。 サイドスタンドからの引き起こしから、 アクセル、ブレーキ、クラッチ、シフトなどの操作すべてが軽くてスムーズ。 N→1速でのガチャコンも何回かやってみましたが、 ほぼ他メーカー程度でした。ギヤ抜けもしないし、 各速間のシフトフィールもほぼ一定(748はここがまちまち)でした。

 エンジンも1200ccもあるのにレスポンスが非常に良く、 いやな振動もなく軽くフォンフォンと吹けます。 ちょっと開ければ猛然と加速(この加速が魅力!!)しますし、 6速2000rpmぐらいからでもアクセルについてくるし、 排気音も静かで上品で疲れなさそうでした。

 インジェクションのドンツキは皆無で非常にコントロールしやすく8の字練習にもよさそう。 このリッターバイクを手足のようにくるくる回せれば楽しいでしょうねー。

 足着きは一番前に座れば両足かかとまで着きましたし、 ライポジのシートポジションからの片足ではかかとが少し浮く程度で、 748よりやや低いぐらい(171cm、54kgなのでプリロード1段ぐらい抜いたほうが サスペンション的にはいいだろうし、さらに足付き性も良くなるでしょう)。 シートも良く出来てました。弾性の違うあんこを重ねてあるようで最初フカフカ、 押していくほどにコシが出てくるような。

 シート下の収納にはデジ一のK100Dが余裕で入りそうでした。 ETCは車体に組み込むまでもなく、 シート下にシガーソケットを設置して、シート下に収納したETC本体を 使う時だけタンク上に出す方式でいいと思います。

 日本製の工業製品のイメージそのもので、 よく作り込んであるという印象でした。

 サーキット 748>DAEG>Goose
 峠 748>=DAEG>Goose
 高速移動 DAEG>=748>>Goose
 ツーリング DAEG>Goose>>748
 町乗り Goose>DAEG>>748 Goose両足べったりなので。
 燃費 Goose 27km/L>748 20km/L>DAEG 17km/L Gooseは25km/Lを下回る事がほとんどない。
 維持費 Goose>>DAEG>748 Gooseは車検からタイヤ交換まで自分でするので。
 タンデム DAEG>>Goose>>748

 こんな感じでした。ツーリングと高速移動に最適。 これだけパワーがあれば峠膝擦りも楽しいでしょう。 子供を後ろに乗せてのツーリングにもいいと思います。
 色は全色見られました。最初は黒だと思っていたのですが、 今は青が優勢です。多分買うなら青にすると思います。

 強いて難をあげるならライポジからの風景、特にタンクがホンダっぽい…CB750のような。 まあこれは慣れるでしょう。 ハンドルの色はここだけがんばりました感のある金より普通にシルバーでいいです。 あともうちょっと伏せて乗りたい気もします。 実走行で燃費が17km/Lという報告がありました。 試乗車は左に立ちゴケ済みで、 カウルのおでこ、バーエンド、クラッチレバー、グラブバー辺りに傷が入ってましたが、 ウインカーは無事だった?ようです。

 試乗を終えて自分のGooseで帰途についたらえらく重いんですが…。 こっちのほうがよっぽどエンジンにゴリゴリ感があるし、 吹け上がりも軽やかとはいかない。

 いままでの川崎のイメージを吹き飛ばしてくれました。 これでトラブルがなければ買いだと思います。 次の車検2010年8月までにはなんとかしたい。まずは店探しですが。


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