2010年7月21日 Goose350 前整備と車検

2010年7月21日 Goose350 前整備と車検

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 2010年7月 16年が経過しました。GSX1400導入などありましたが、 Gooseは手放しても二束三文、 それどころか処分代を取られるという話もあって、 もはや選択の余地もなく車検です。 将来子供が二輪免許を取って乗ると言い出すかもしれないという淡い期待もあります。

  タイヤはGT501に換えたばかりで溝もたっぷりあるし、
  メーター内の電球も交換して総玉切れなし(一応各種電球持参)。
  オイル漏れはその都度対策して今の所なし(一応各種工具持参)。
  ステータ交換から1万キロなのでまだ大丈夫なはず。
  チェーンも直前に張り気味に調節。
  事前に用意する書類4種5枚(車検証x1、納税証明x1、自賠責x2新旧、整備記録簿x1)もOKと。 車検の予約も済み。

 7月15日梅雨もようやく終わったかなという夕方に光軸調節を終えて、 各ランプの最終チェックをしていたのですが、 パッシングスイッチを押してもハイビームのパネル表示が弱々しい。アレ…? 何回か点けたり消したりしていたら全く反応しなくなりました。
  ライトのHi Lo切り替えでHiは点くので、 パッシングスイッチの接点に問題があるようです。
  こんな所にマーフィーが潜んでいました。
  車検時パッシングスイッチのチェックがあったかどうか定かではありません。 検索してみた所、正式にはパッシングスイッチは必要ないようですが、 マイルール検査官(これが一番困る)がいるかもしれないし、 まだ時間もあるし接点(原因はここしかないですよねぇ)を磨いてみる事に。
  オクのスイッチボックスの画像などを見てみると、 下に固定ネジが2本あり上下分割できるらしい。 チョークレバーはハンドルに残りパッシングスイッチは上側に付いて来るらしい。 各スイッチモジュールがカバーにネジ止めされているらしい。 開けて接点にアプローチできるかどうかはやってみないとわかりません。 バネとかボールとか飛んで行きそうな部品がてんこ盛りのようで、 慎重な作業が要求されるようです。
  作業するのは明るい時間のある時という事で今度の土日ですかね。
 土曜の早朝、路面はまだ濡れていて走りに行けないので作業しました。
  左上:ボルト2本を外し上側のカバーを開けて、 右側にあるケーブル押さえを取ったところです。 ボックスの中のネジはタッピングビスが樹脂にねじ込まれていますので慎重に。 左側の金属板の奥に目的のスイッチがあります。
  右上:目的のスイッチを取り出したところです。汚れてますが端子が真っ黒という事は ありませんでした。この程度で全く点かなくなるとは思えませんが。
  左下:飛ばさないようにバネを取り外し、端子を観察していますが、やはり焦げてません。 が、黄色い樹脂に埋まっている端子の周辺が溶けて端子側に盛り上がってきているのに 気付きました。そこで盛り上がりをカッターで切り取ってみたのですが、 それでも点灯しませんでした。
  右下:溶けた樹脂を切り取って端子をほじくり出したところです。 電気の流れは、金属ベース側端子→黄色い樹脂ベース端子→バネ→金属ベースと なっていますが、 点かなくなった原因は金属端子が樹脂に沈み、 バネと端子の接触が悪くなったからでした。 スイッチを押し込むと端子同士が接触しつつ金属ベースと黄色い樹脂がぶつかって 必要以上に端子に圧がかからなくなっている構造なのですが、 キッチり作るとこの辺のクリアランスが非常にシビアなはず。 そこで樹脂ベース側の端子を浮かせ気味にセットして、スイッチを押し込むと 樹脂に沈ませることでシビアな設計を避け生産性を上げた。 端子の後の空間はそのためのもの。 しかし経年劣化による強度低下で端子が沈み接触しなくなった。と推測しました。 従って穴を埋めるならやわらかいスポンジぐらいにしておかないと。 パテは硬すぎてダメでしょう。

  修復方法を検討しました。
  穴をパテで埋める:確実ですが硬化時間が24hぐらいかかるし不可逆。 メーカーが穴を開けているということは意味があるわけで、それを埋めるのはどうかと。
  穴にスペーサを差し込む:竹の丸箸などを適当な長さに切って刺せばいけそうですが、 負荷をスイッチの奥の壁で受ける事になり、将来突き破るかもしれません。
  金属端子の底をかさ上げする:外径6mm内径4mmの金属か樹脂のスペーサを 端子のお尻にはめ込んでかさ上げすればバネとの接触が回復しそうですが、 再発の可能性が高いです。
  将来的には1番目の方法で根治したいところですが、 今回は時間もないので3番目の底のかさ上げでいく事にしました。
  適当なワッシャーか樹脂素材を探したのですが、 目の前にあった食パンの袋口を閉じる樹脂を使いました。 6mmのパンチで抜いて錐で4mmの穴を開け、端子のお尻にキッチりはめ込み、 スイッチボックスを元に戻して点灯を確認。ハンドルに組み付け点灯確認、 50kmほど峠を走行して問題がないのを確認しました。
  このスイッチは必要以上に強く引かない方がいいですね。

  帰宅後、バイクが冷えた頃合を見計らってカバーをかけるついでに パッシングしてみたら…再発…orz
  修理の方向性は正しいと思うので、 スペーサの厚みがもっとある物を探しました。 適当な樹脂のチューブがあったので輪切りにして端子にはかせて 組み立てました。これでダメならスポンジを詰めてみます。。
 この樹脂の経年劣化を促進させた要素として 思い当たるのがCRC5-56。 やはり問題なければ何も付けないのが一番良いようです。

 一晩置いてチェックした所再発してませんでした。 これ以上は触らずに車検に持っていきます。

 Gooseには乗らずにGSXで峠を走っていたらいつものステップを擦る感触とは別の ゴリッという音が右コーナーでしまして、 センタースタンドかハンガーかと思い止まってみたらハンガーを擦ってました。 ここは擦ってはいけない所。ネジの頭が崩れると外せなくなります。 その場で後のプリロードをかけて帰宅しましたが、段差が結構腰にくるようになりました。
 前後のボルトの削れ方から見ると、後よりは前を上げた方が効果的なようではあります。
 GSX1400はなかなか楽しいやつですが、 後日峠に行ったらまたハンガーを擦ってまして、 擦るたびにプリロードかけたり減衰上げたりしていくと、 どんどん硬くなり乗り心地が悪化して、 本来の長距離ツーリング適正も損なわれるわけで、この辺にしとこうかと。 左はサイドスタンドが当たり、ハンガーは保護されています。
 次のタイヤ交換はGSXになりそう。銘柄はBT-023予定。 現在4500km程でFスリップサインまであと少し、Rは浅い溝が消え始めました。 寿命は6〜7000kmぐらいかも。


車検行ってきました。

 梅雨が明けて猛暑が連日続いている7月21日6:30頃涼しいうちに移動すべく、 ちょっと早目に出発しました。 移動は慎重に運転し、特に問題なく途中で止まったりとかもなかったのですが、 2年前にネズミ捕りにかかった所で今日もまたやってました。 今回は先頭に出ないようにしていて制限速度で走っているトラックの後に ついていたので無事。 椎田道路が無料になっているのはリサーチ済み。 途中ちょっと渋滞していましたが8:15頃には着いていました。

 同じくユーザー車検のZZR1200の方と少し話などして、 8:30頃より書類を買い集めはじめました。 書類は3種類で20円、印紙が1300円と400円、 重量税が4400円で前回より600円安くなっていました。

 まずは継続検査申請書を完成させます。これは上の升目が鉛筆で、 下の線上はボールペンで書かねばなりません。
上から
有効期間(4番の2年を選択)、
自動車登録番号(ナンバープレートの番号)、
車台番号(用紙には下7桁書くようにありますが、記入例では下3桁で、3桁で問題なし)、
定期点検(整備記録簿があるなら未記入)、
受検形態(本人なら1を記入)、
走行距離を100km以下切り捨てで、
各箇所鉛筆で記入。
申請人、受験者の氏名と住所をボールペンで記入。

自動車重量税納付書
こちらは特に難しいところはないと思います。 すべてボールペン記入 4400円の印紙は買った所で貼ってくれました。

自動車検査表
こちらに書くべき内容もすべて車検証に書いてあります。 これもボールペンで。 400円と1300円の収入印紙も売店の方が貼ってくれました。 予約番号を書いてバインダーにセットして受付に提出、 不備がないのを確認され検査ラインへ移動。

 ZZR1200の方は持参した納税証明書が昨年の物だったらしくトラブってました。 今年度分はまだきていないとの事でしたが、よく聞くミスでもあります。 毎年春に確実に来たことを確認しなければいけません。 来なかったら催促しないと。検査は受けられるが納税証明を持って来ないと 車検証は発行されないという事でした。

 ラインの入り口で10分ほど待ち、9時きっかりに検査が始まります。 ライトのHiLo、前後ウインカー、前後ブレーキランプをチェックされてから 入場します。スピードメータ、Fブレーキ、Rブレーキと問題なく、 いよいよ光軸です。センサーは右側から正面へ移動して来ました。 しばし細かく動いて○が出ました。ホット一安心です。

 北九州の二輪レーンの光軸の合否は今まで通りの○×表示のみで、 上、下、右、左、光量、それぞれに分けて表示されるタイプになってませんでした。
 ラインを出てハンマーでコンコンやったり最大幅を計ったりしてましたが、 無事合格しました。ライン出口で判子をもらってから受付横の窓口に提出し、 新しい車検証とステッカーをもらい9時15分に車検終了しました。

かかった費用は
自賠責13400円
印紙合計6100(4400+1400+300)円
書類20円
合計19520円でした。
GSX1400の車検も自分でやろうかと思い始めています。

 次回車検時期を表示するナンバープレートに貼るシールなのですが、 古いのを綺麗に剥がすのが非常に難しくないですか? 透明部分はまだしも紙部分は透明部分に付いてくる部分と ナンバープレートに残る部分とに分かれて、 この残った部分が手強い。
 シール剥がし剤を使うとナンバープレートの白い塗装も少し溶け出したりして。 ナンバープレートごと外して水に漬け置くとかやってましたが手間がかかる。 という事で今回は敢えてプレートに残った紙部分はそのままにして その上に新しいシールを重ねて張ってみました。 2年持てばいいわけですし、 透明部分が保たれていれば紙部分には影響ないわけですから。 2年後問題なかったら以後この方法で。

 帰宅後ライトの仕様を元に戻し、シガーソケット配線し、 書類入れの車検証のコピーを新しいのに入れ替えたりして、 ふとスイングアームを見ると…薄茶色い透明なオイルが点状に付着? チェーン給油後最初の走行だったとは言え、 いつものオイルの飛び散りパターン(いつもはタイヤサイドに黒い点)とは違う。 車検場ではなかったような。 ドライブシャフトから?駐輪場の床にシミは出来てませんが…。
 とりあえずふき取って再付着するかどうかですが、あのシールは取るのが大変そうですね。

 翌日少し走ってみたのですがオイルの付着はないです。 寒い間スライダー上のゴミに蓄積されていたオイルが 昨日の30度以上の気温の中での走行で軟化し、 スイングアームに垂れてきたという結論でいいのかも。 パッシングスイッチも再発していません。後は月単位、年単位でどうなるか しばらく気をつけます。

 7月24日GSXで早朝プチツーしていてバードストライクを食らいました。
←被害状況を確認中
 幸い?バイクには当たらず、左太ももから腰胸辺りにバーンと来ました。 革パンに鳥の糞、ジャケット胸に茶色い羽の破片。 これだけ広範囲に付着物があるということで、 鳥のサイズがスズメレベルではなかったわけです。 最初鶏かと思いました。でもこんな山奥に鶏がいるはずない。 バックミラーでのた打ち回る茶色い鳥を見送り、 雉の雌ですかねー?ちょっと分かりません。 胸プロテクターも着けていたので体はなんともありません。
 帰宅後バイクを掃除していてタンクの塗装のクラックに気付きました。 右側なのでバードストライクは関係ありません。 納車時はなかったはずだし、 タンクの張り出し部分で前方から後方に向かう割れなので飛び石でしょうね。 クリアー塗料でカバーしておきましたが、 ゴミを内包させてしまったorz。とりあえず錆びなければ良しとします。 白は補修が難しい。


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