Goose350 恒例の車検前に不具合

Goose350 恒例の車検前に不具合

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この頃はまだ好調でした  今シーズンの早朝コソ練を既に開始していますが、 2014.04.11のコソ練中にタコメーターの針が踊っている(一瞬0rpmを指す)のに気付きました。 エンジンは止まらず、スピード表示側は影響なし。 モータ?peugeot206XTの末期で出た症状に似ている。
 ハンドルの動きに連動するのですが、現象が出たり出なかったりで再現させるのが難しい。 止まってチェックしたところ、 ニュートラルランプ、ハイビームの表示、ヘッドライトも同時に瞬断される。 ヘッド周りのメインハーネスをつつくと出現することがある。ハーネス? しかしエンストはしない。

 1ヶ所切ってこの辺をすべてオフできるが、エンストしないケーブル?思い付かない。

 帰宅後エンジン止めて再現させたところ、 消える時に車体右後方からカチという音(リレー?)。
 ヘッドランプを外して、中のコネクタを抜き差ししましたが、 内部のハーネス類は特に問題なし。 やはり原因はヘッドからバッテリー寄りと思われる。 タンク下のメインハーネスをつつくと車体右後方からカチカチという音、 しかし出たり出なかったりで不安定。
 リレーのon状態を維持できない? Gooseにはセル(今回は無関係のはず)、サイドスタンド(エンジンも止まるはず)、 ターンシグナル(今回は無関係のはず)にしかリレーが使われてない。
 >1ヶ所切ってこの辺をすべてオフできるケーブル
 ありました!B/W(マイナス端子側)のコード。 配線図によると各方面の電気のマイナス側が1本に集約されている。 エンジンは止まらないのでイグニションコイルよりヘッドライト側。 まさにつついて反応するヘッド周り。 しかしリレーがカチカチいう症状は説明できないのですが。
 ここの外皮は補修に次ぐ補修でツギハギになっているので 全部取っ払ってコードをつつけば原因部分が特定できるはず。 まだ時間があるので断線ポイントは特定しますが、 とりあえず車検対策ならバイパスさせてしまえばいい訳で一安心。

 2014.04.12早朝、コソ練はパスして原因究明。 長年追加していった外皮を取っ払って 黒白に辺りをつけて原因を特定していったのですが、 黒白は太、細、合わせて5本ぐらいあって、1本に収束してないーorz。 黒白を一ヶ所切って今の現象を起こすのは無理、黒白由来ではない。

ピンポイントで原因特定  なかなか現象を出すのが難しかったのですが、 それでも徐々にしつこく原因ポイントを狭めていって、やっと特定しました。 2.0sqのオレンジのケーブルでした。 原因ポイントだけケーブルに腰がなく横滑りするような動きもあり、 引くと現象が確実に出る。被覆を少し切ってみたのが左の写真。
 配線図によるとこれはイグニッションですね。 なぜエンジンが止まらなかったのかが疑問なのですが、 瞬断されていたので必ずしも点火時と一致しなかったのかも。 カチカチのリレーはサイドスタンドでしょうか。メインと兼ねているっぽい。 しかしこの状態で走り回らなくて正解でした。帰って来られなくなるところでした。

 ここを繋ぐのは理想的には圧着スリーブ(突き合わせ用・B形)でしょうか。 手持ちの工具にこれを圧着出来る部分があるにはあるのですが、 場所が悪くて狭い所に入らない。 専用品は潰す所が工具の先端についていて狭い所にも差し込める。 アマゾンで専用工具が1360+0、意外と安い…、ポチりました。
 ケーブルの太さを特定する前にホムセンで適当に1.25sqのを買ってしまい、 2.0sqのスリーブを手配しないといけないのですが、 裸圧着スリーブ(突き合わせ用・B形)を選定。
 被覆付きは工具がまた別だし、被覆は別途耐熱性を考慮したいので裸で。 偶然にも748のジェネレータ〜レギュレータ間も2.0sq(予備レギュレータで確認)で、 近いうちに748のバッテリー裏のコネクタにも使うことになりそう。 ついでにフッ素系かシリコン系の耐熱ケーブル(200℃)も欲しい。
 ケーブルとスリーブを同時に扱っていて送料がリーズナブルな所を探すのに 時間がかかりましたが、なんとか選定できました。
 748はジェネからレギュまでコネクタを介さずに圧着する予定。 そこの配線の絶縁保護チューブは手持ちのガラスを予定していたのですが、 調べていてシリコン系の熱収縮チューブ(200℃)という物があるのを知りました。 いつの間にこんなイイモノが…。
 しかし1m1000円前後と高価。各サイズそろえるのはお財布に厳しい。 ならば熱収縮しない普通のシリコンチューブ(200℃)でいいではないかと。 1本買ってあったはずなのですが、消費したのか見当たらない。 こちらは1本100円前後と安価ですが、安価なだけにこれだけ買うと送料の無駄。
 さらに調べているとシリコン系自己融着テープ(260℃)というものが…。 以前自己融着テープを探したときにはブチル系しかなかったはずなのに、いつの間に…。 こちらは厚0.5、幅25、長さ3mで1000円前後。テープなので各サイズそろえる必要なし。 耐熱260℃と申し分ない。各色ありますが、中の様子がそのまま見える透明でしょうか。 アマゾンで送料込みのがあったのでポチりました。

 部材の選定はこれですべて終わりまして、あとは荷着を待つばかり。 少し古いVFRなどでも同部位相当のコネクタが融ける事を知り、少し安心?しました。

 2014.04.16発注先が3箇所にも分散したのですが順次荷着し、 まずは緊急性の高いGooseから。 事前に被覆はむいておいたので、 スリーブを差し込んで熱収縮チューブ(Gooseのここは発熱しないので普通のやつです) を忘れないようにして、 手順通り圧着。被覆をスリーブの中に少し差し込みたい衝動に駆られると思うのですが、 それはやってはいけないのだそうです。スリーブ端から1mm銅線が見えるようにして カシメなければいけないそうなので、そうしました。

 引っ張っても抜けないことを確認し、 配線を元通り押し込んでビニールテープを巻いて修復完了しました。 イグニッションonで表示点灯、セルも普通に回りエンジン始動も問題なし、 ハンドル左右に切っても何も起こりません。

 修復の翌日早朝コソ練に行って来たのですが、 出発前に給油した所、どうも燃費が2割ぐらい悪化していたらしい。 出発直後の冷間時のアイドリングが安定してました。 アクセルのツキも安定している。時々反応が遅い事があったのですが、 それがなくなってまして、安心して寝かせていける。 エンストはしない程度に点火が間引かれていたようです。

 今年車検なのでこのぐらいで勘弁して欲しいところです。 1994年8月9日の新車購入から20年56000km経過しました。 ステータコイルはあと1万kmは大丈夫なはず…。 近々オイル交換とチェーンに給油と、車検前にタイヤ交換が控えています。

 2014.04.25早朝コソ練中、右フォークからオイル漏れ発覚。 昨日まではなかったのに。
 前回のオイルシール交換は2006年、オド3万キロぐらい。 オイルは漏れてなかったのですが、ダストシールが割れたので一緒に交換。 今回はそれから8年ほど経過(現在オド5.6万kmなので交換後2.6万km)で漏れ。 ちょっと早いかもしれませんが、前回の交換は成功と考えていいかと思います。
 耐水ペーパーでオイルシールの修正を試み、 止まれば都合のいいタイミング(梅雨時のタイヤ交換時)でOH、 止まらなければ直ちにOHとします。
 とりあえず部品発注しましたが、すべて即納でした。 20年以上経っているのにこの部品供給は本当にありがたいです。 スズキで良かった。
[51153-19D00] オイルシール 799x2 = \1598
[51173-19D00] シールダスト 464x2 = \928
[51152-19D00] ガイドブッシュ 745x2 = \1490
[51121-19D00] ブッシュスライド 896x2 = \1792
前回変えなかったので今回はガイドブッシュとブッシュスライドも交換します。
ついでに、
[56272-44500] エキスパンダハンドルバランサ 172x2 = \344
[56272-26D10] エキスパンダハンドルバランサ NO.2 313x2 = \626
[51553-47D20] ダンパヘッドランプハウジング 507x4 = \2028
ハンドルバランサー内のゴムの痛みが激しいので交換。 ランプハウジング根元のゴムがやせてきて、ガタが出ているのでこれも。

 2014.04.26午後から耐水ペーパーでのオイルシール修正作業。
 この作業はフォークのインナー(倒立の場合)か、 またはアウター(正立の場合)を自由に上下、 回転出来る状態にするのが肝のようです。 ここを手抜くのは失敗の元みたい。 倒立の場合はアウター固定でインナーと紙やすりを一緒に回す、 正立の場合はインナーと紙やすりは固定でアウターのみを回すという手順。
 Gooseの場合は前を浮かせて、Fブレーキ、Fホイール、Fフェンダーを除去。 上ステムとハンドルのフォーククランプを緩め、 Fフォークのトップキャップを緩めてアウターから外すとその状態。
 ダストシールを下ろし、インナーを上下させて漏れ具合を確認。 まずこれをしておかないと紙やすりの効果がわからないので。 耐水ペーパー#1000を5cm四方に切って角を丸めた物を、 インナーに沿わせてインナーと共に オイルシールに挿入。オイルシールの厚み1cmぐらいをイメージしつつ3周削り、 抜いてみました。直後よりオイルの漏れ具合に変化がありました。効果ありそう。 確実を期す為にペーパーの別の部分でもう3周追加して、 漏れ方が変化したままなのを確認、 ダストシールを戻して上下させると漏れ量が減っています。 元通り組みました。全工程1時間ちょっと。
 最初はシール周りに付着していたオイルがインナーにうっすら付きますが、 ふき取っていくと徐々に減っていき、左右差のないほとんど何も付かない状態に。

とりあえず止まりました  試走して問題なし\(^O^)/。

 2014.04.27早朝コソ練で実戦投入。 いつも通り8の字などして思い切りフォークを縮めてみましたが、 インナーにオイルの付着はありませんでした。

 とりあえずOHまでの繋ぎにはなりそう。 紙やすり方式でどのくらい持つのかちょっと検証してみたい気もします。

 Gooseのスピードメータ周りからビビり音が出ているのに今シーズン当初から気づいてました。 ある特定の振動周波数の時のみ共振してビビるらしく、 走行中にしか出ないため場所の特定が難しい。 激しいときはウォーンとうなるように聞こえ、 どこかやばいんじゃないかというような音。
 メーターカバーが緩んでいたので増し締めしたけど変わらず。
 スピードメーターケーブルの抜き差し、グリスアップでも変わらず。
 ハーネス断線の病原探索時にヘッドライト内の配線、カプラなど触っても変わらず。
 フォークオイル漏れ対策の作業時にFホイールベアリングは問題なしを確認。
 万策尽きていたのですが、いつもこの辺を気にして眺めていた時に、 ヘッドライトから出るハーネスが照明パネルケース裏に 当たってケースが少し凹んでいるのを発見。 ケーブルの走行を少し変えて、 凹んだ所にウレタンスポンジを張ってみた所、 翌日のコソ練ではとりあえず消えました。
 しかし1つ消えたらまた別のが聞こえてきて、 現在はガガガッという感じの異音が残ってます。 しかしこちらは遥かに前からあったし、 前述の異音ほど頻度は高くないので今の所放置中。

 ヘッドパイプの右側からヘッドライトに行くメインハーネスが、 ハンドルストッパーに当たるか当たらないかぎりぎりの所にあって 気になる…。
 静的には紙一重で当たってないのですが、 そこに振動が加われば多分当たってる。 先日の断線した時にも該当部位の被服が新たに破れていたので。
 理想的な対策はヘッドライト内に少し引き込んで、 当たる所を上に逃がしたいのですが、 ヘッドライト内に引っ掛けられるような 適当な構造物がないため押し込んだだけでは落ちて来る、難しい。
 被覆を手厚くしても時間と共に破れるのですが、 さらに丈夫な被覆を見つけました。 パンク修理して最終的には使えなくなった自転車のチューブラータイヤ、 コンチネンタルスプリンター。適当な長さに切ってハーネスにあてがって、 タイラップで固定してみました。これをあてがうと確実にハンドルストッパーに 当たってますが、とりあえずグリスを塗って滑りやすくしておきました。 これで問題解決してくれるといいのですが。


 2014.06.02早朝コソ練後、タイヤをチェックしていたら何やら白い物が…、 カーカスでした。 その周囲にうっすらと溝のような物も。 まだ2600km程なのですが、直ちに要交換ですね。 車検前にさらにもう一回交換という事もありえるタイミングで。

 2014.06.08 57104km時点で前後タイヤ交換しました。 RX-01specRからまた同じRX-01specR。 滞りなくスムーズに交換できましたが、 右親指を突き指(腫れてこないので腱や骨は大丈夫なはず)しました。 高目に空気を入れているにもかかわらず、交換直後はフワフワな良い乗り心地。
 無数のヒゲに深い溝、新品は良いですね〜。


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