GSX1400シガーソケットと慣らし

GSX1400シガーソケットと慣らし

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 主に長距離ツーリングで使うつもりなのでETCとナビは必須アイテムということになり、 電源を取らなければなりません。 最悪バッテリー直結も考慮して LEDなどの電力消費する所がないシガーソケットの2口タイプを先日購入しました。 設置場所はシート下なので防水ではありません。 防水仕様は需要が少ないのか高価だし、おいそれと買えない。 必要な時だけナビ本体やETCをタンクに貼り付けて使います。 ETCはシート下常設でも反応するという説もあるので、いずれ検証してみます。

 電源を引く手法としては
バッテリー直結:可逆単純 キー連動しない コスト低い 危険度中、 ヒューズ入れれば低だが複雑化
ヒューズボックス:可逆単純 キー連動する コスト高 危険度低 ヒューズボックスの蓋が閉まるか?
コネクタ割込:不可逆複雑 キー連動する コスト低い 危険度低
を思いついたのですが、どれもいまいち。

 ところがシートを外した時にテールランプ付近に 2つの未使用カプラがある事に気付きました。 テスターで調べた所、端子の小さい4極カプラは110端子を2つ使用しており ワイヤーカラーはO/Y(写真の状態で下)とB/W(同上)、メインキーonで12V、offで0V。 端子の大きい1極カプラは250端子でワイヤーカラーはRで常時12Vでした。 配線図を見ると共に10Aヒューズを経由しています。

 4極カプラ側を使えば 可逆単純 キー連動する コスト低 危険度低で理想的。 目的はETC(max400mA)とナビとレー探から2つなので、 各1Aぐらい?としても110端子の方で充分のようです。 同じメスカプラを748にも割り込ませる事が出来れば、 748でもシガーソケットが使えます。

 250端子の方だとアースを別に取らなければならず脱着が面倒ですが、 ワイヤーの太さから考えると110端子の方より大きな電流を流せるのだと思います。
 各メーカーコスト削減の厳しい折に、 このようなカプラを2つも用意しておいてくれたスズキに感謝 (過去にこのカプラを利用するオプションがあったのでしょうか? 配線の内容的にはETCを想定していたような気がします)。

 端子の小さい方は これ 。 4極110型で内2極を使用2極は未使用。
 端子の大きい方は これ 。 1極250型で雌端子に爪の付いたロック式。
 共に車やバイクでよく使われている汎用品です。 ということで ここに 発注しました。

 無論、ちょん切って手持ちのギボシを付けるとか、 ちょん切らなくてもカプラから端子を抜いて、ちょっと安い2極110型に差し替えるとか でもいいのですが、なるべくオリジナル状態を保ちたいので。

 ←完成しました。 極性はシガーソケットのセンターがプラス、周囲がマイナスになるように配線。 端子のカシメは電工ペンチで手順通りに行いました。 ここをケチって普通のペンチで潰してはいけません。将来必ずトラブります。 またハンダ付けはしません(してはいけません)。 メーカー出荷状態の端子もそうなっていますので議論の余地はないのですが、 銅線にハンダが付くと硬化し、 ハンダが付いていない所との境界に応力が集中、破断しやすくなるからです。
 メインハーネスの被覆を剥いて割り込ませてハンダ付けとか…、 中古車は怖くて買えません。

 取り付け場所は結構悩ましいのですが、なるべく水に漬かり難く、 高さのあるソケットも刺せて、邪魔にならないという事でここに両面テープで張りました。 ここのトレーは簡単に外せてひっくり返せますので中にゴミが入っても大丈夫。
 11月14日オド700km越えました。ショップまで100km弱あるのであと200kmで 1000km点検に持って行けそう。明日走れるかどうか。
 11月15日オド918kmとなりました。ショップまで自走すればほぼ1000kmになりますので 慣らし終了です。燃費計測3回目は352.3kmで18.12Lなので19.4km/Lでした。 残り3.88Lですが燃料計は2目盛り残ってました。残り5Lを切ると燃料マークが 点滅するはずなのですが…アレ? 今回給油したのはいつも入れている所より7円も安いのにセルフではなく、 給油するとお茶などもくれる地域最安の大人気の所だったのですが、 まさかメーターがいじってある(真値1.0Lで表示1.1Lとか)なんて事はないですよねぇ。 でもそのレートで計算すると真値16.5Lでタンク残り5.5L、燃費21.4km/Lで納得いく数字。 この辺はもう少し検証してみます。
 その後、燃料マーク点滅、セグメント1個点灯という状態で給油した所20.5L入りました。 残1.5Lのはずですが、セグメントは点滅していませんでした。その時の燃費17km/L。 燃料計でガソリンスタンドを疑うのは間違いでした。疑うべきはバイクのセンサーか。 22Lタンクと言いつつも 実は23Lぐらい入るのかも?ここは箱付けてガス欠で止まった所で10L給油し、 自走でスタンドまで行ってあとどのくらい入るかとかもうちょっと正確に 検証してみる?

 このバイクは発進から100km/h近辺までは非常に安定していて運転するのが楽です。 アイドリング1100rpmでもトルクがありギクシャクしないのでUターンも難なく出来るし、 慣らし中にギア抜け、エンストは一度もありませんでした。アクセルストロークも 絶妙に適度でコントロールがシビアにならないが全開にするのも難しくない。 ハイスロなどは不要です。

 アクセルワイヤーの遊びを調節しています。スロットル側のアジャスターネジが ゴムカバーから覗いていたのでインジェクション側ですべて吸収させました。 タンクを外さずに左の隙間からやったので大変でしたが、何とか完了。 アクセル側で少しずつ微調整しているところです。 ゴムカバーはピッチり閉じるようになりました。 しかしスロットルグリップ自体のガタ(スロットルパイプ内径とハンドル外径の差) が大きいように感じます。ここを調節する記事をどこかで見たのですが、 隙間を詰めるのに何を使ってましたっけ…? ここでした。素材は特に何とは書いてなかったです。
 薄くて滑りがいい物…、
 敷居滑り?厚み1mm以上でちょっと厚過ぎ。もっと薄いのはないのか。
 紙のガムテープ?耐久性と糊が後々悪さをしそう。むしろ糊なしの方がいい?
 クリアファイル?厚さは0.2mmで理想的。 両面テープで張ると厚みが増えるし、糊が悪さをしそう。 むしろキッチり切り出して挟み込む方がいいかも。今の所コレが最有力です。 バーエンドを外して隙間から差し込めば手間もかかりませんしね。
 しかしワイヤーの遊びをどんどんつめていったらスロットルチューブの遊びは許容範囲 と感じるようになりました。 ハンドルを右に切ったときに一番ワイヤーの遊びが少なくなるのですが、 もう少しつめられそうというところです。 アイドリングに影響しないぎりぎりまで詰める予定。

 11月21日、週間天気予報が雨から曇りときどき晴れに改善した土曜日、 1000km点検へ行ってきました。出発前にシガーソケットの位置決め、ETC車載、作動確認と アクセルワイヤーの遊び調節も行い、多分これで完成というところまで詰めました。
 そこでふとライトを見ると中に虫の死骸が…。 取らないわけには行かないのでライトを外し、 ケーブルを抜いて、バルブを外し除去しました。 ライトのケースがプラになっていました。Gooseは金属だったのですが。 M5の固定ネジの雌側の加工精度がGooseと同様いまいちでしたので、 無理にねじ込まずタップでさらって、 念のためボルトにはダイスを通してから組みました。
 移動中ETCの作動も問題なく、無事に往復してきました。帰りは4000rpmぐらいまで 回してみましたが、それ以上はちょっと寒くて…。 これで心置きなく回せるようになりました。なかなか楽しそうなエンジンです。

 2009.11/28 慣らし終了後8の字してみました。 とりあえずストッパーに当たる所までは追い込めました。 まだ当たっている時間は短いです。 右回りの方がうまくいきますね。アクセルが近くなるからでしょうか。 あまりバンクしている感じはしませんし、ステップも擦りません。 アクセルの明け始めから強烈なトルクで簡単にRタイヤが滑ります。 滑り易い路面というのもありますが。 1、2速はトルクをマイルドにするような デバイスが入っているはずなのですが、それでも滑ってます。 アクセルワークに気を使います。
 峠も行ってみたのですが、時期的に路面コンディションが悪く、 濡れているんだか凍結防止剤なんだかで黒っぽくて流すぐらいしか出来ませんでした。 だいぶ慣れてきましたが、これは楽しいヤツです。 猛然と加速するし、ブレーキもコントローラブルでよく効くし、 低速で安定しているし。春が待ち遠しい。 ただしバイクを操っている感は748、Gooseの方が上ですが。

 2009.11/29 再び8の字へ。今日は出発前に空気圧をチェックし前後2.5にしました。 ちなみに748は出発前に必ず、Gooseは週1回ぐらいのペースで空気圧は見てます。 しかしちょっと寝かせ過ぎて反射的にアクセルを普段より多めに開けた時に ズリーッときますね。路面にも跡が残ってます。 空気圧が原因ではないようです。 この延長上にハイサイドがあるのでしょうか?危ない。
 その後いつもの峠へ。昨日の晴天のおかげで路面はドライでした。 いつものコーナーで左右とも膝は擦れました。同時にステップからガガガッと。 このガガガッは結構ビビリますねー。後日サイドスタンドが削れて錆びているのに 気付きまして、どうもこのときはスタンドまで接地していたようです。 どうりで後輪が外側に逃げたような感じがしたわけです。 ステップを換えてもバンク角を増やすのは無理ですね。このままいきます。 Rタイヤは相変わらず1cmぐらいアマリング。立ち上がりでもうちょっと開けていけば いいのかもしれませんが。

 年内最後かもしれないので帰宅後748で同じ峠へ。 しばらくGSX1400ばかり乗っていたせいでポジションに違和感ありまくりでした。 特にステップが高過ぎ。 Goose→748と所有してきたせいか、 いつの間にやら748のステップ高をGooseのそれに合わせていたようです。 あれじゃ脚も攣りますな。でもGooseはあれでノーマルなんですよね。 GSX1400の低いステップでも膝擦り出来るので、 748のノーマルステップでも問題ないと思う。 ノーマルに戻そうかとか考えつつも満足いく走りが出来ました。 748の方が膝擦りし易いし、以前より軽く感じるようになったのは収穫。
 それから748のタイヤ、コルサIIIですが、前後とも溝がなくなり始めまして、 ハンドリングにも違和感が。 1年1ヶ月2846km使用。サーキットは1回で100kmほど、 あとはすべて峠とその往復だったと思います。 次はロッソ、コルサIII、ドラゴンSCSTあたりを考えてます。 どれも寿命は3000km前後だと思いますが…。 ディアブロSCSPが発売されて久しいのに、 なぜか未だにドラゴンSCSTが売られてるんですよねー。 しかもロッソより安い所も多い。

 その次の週も気温は低いけど天気は良かったのでGoose、GSX、748の順で乗ってみました。 Gooseは8の字でいつもの通りまわれるのを確認、その後軽く流しましたが、 Fタイヤにスリップサインが…。次はRX-01Rで。 1週間ぶりですがポジションの違和感はなくなってました。
 GSXで峠の下見へ。 途中の直線で全開5000rpmまで引っ張ったり。6000〜9000rpmは何処で試せばいいのやら。 ふもとの気温は8度。峠の路面はドライでなんとか走れそう。 燃料計のマークが点滅し始め、同時にセグメント1つのみ点灯という状態になりました。 この状態で走行距離320kmほどですが、何リットル入るか楽しみです。 今日はいつものスタンドが休みのはずなので給油は来週土曜日までお預け。 納車時のタイヤはBSのBT020、製造は2808です。 でも峠でステップや膝を擦る程度ならこのタイヤでも充分で、滑る事はありませんでした。 Fは3mm、Rは6mm程アマリング。あとは耐摩耗性ですが。 次はロードスマートか、BT021か、PR2か、サイズがないけど180/55でGPR200か。 BT020の180/55サイズにして190/50との違いを感じてみるというのもいいかも。
 748で膝擦りおさめに峠を1往復。風も路面も冷たい。748はエアクリ清掃後でしたが エンブレが弱くなったように感じました。 GSX乗車後だったから(その可能性は濃厚)かもしれませんが。 こちらもポジションの違和感は消えてました。 10年乗り続けて染み付いてますかね。 走行後3台まとめてFフォークの摺動部をシリコンオイルで磨きました。 次のタイヤ交換は748になりそう。無論自力で。

 GSX1400の乗車後に車体を見ていて、 右側のステップ上方のフレーム塗装にこすれ跡が付いているのに気付きました。 ブーツとフレームが当たっているようです。 左側はどうだろうと見てみると…orz、 塗装が完全に削れてフレームの金属色が見えてる。 もっと早く対策しておくべきでした。SIDIブーツの当りが強いのでしょう。 ステップを少し外側に移動させる? ただスペーサなどで外に出すだけだと余計接地し易くなるので、 バーは上に移動させねばなりません。 車体が何度傾いて接地するのか正確には分かりませんが、 45度とすると10mm外に出したら10mm上げる必要があります。 ヤフオクにそんなプレートがあります(5900+500円)。 UP/BACK=07/20 or 13/27mmで移動量は適切なようですが、 コスト高だし、オク会員になるのがちょっとねー。

 とりあえず錆防止テープを貼り、その上から5mm厚30mm幅70mm長のウレタンスポンジを貼り、 タイラップで押さえました。 少し走ってみたところ内側くるぶしにいい感じで当たります。 むしろ塗装保護にかかわらずこのスポンジはあった方がいい。 50km走行後のスポンジは左が上端が少し削れて、右は変化なし。 使用したウレタンスポンジはかなり古いもので硬化崩壊が始まっていたので テスト的に使用してみたのですが、右の貼り付け位置はそのままでOK、 左側はスポンジをもう少し上まで延長すればいいと思われます。 厚みはもう少し増やすか、材質の吟味をようかと。 シリコンゴムとか、 FKMとか、 NBRとか…。硬さ(デュロメータA)は数字が小さい方が柔らかく、 数字が大きい方が硬いようですが、シリコンが一番柔らかいですね。

 2009.12/26 テールボックス(トップケース)の構想をようやく練り終わりまして、 明日材料を買いに行ってきます。


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