夏用ソロテントの検討

夏用ソロテントの検討

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 鹿児島ツーリングで夏用ソロテントの必要性を感じました。 今の装備では夏のキャンプツーリングは無理なので。

 「軽量 ソロテント」などでググると個性的なブログがたくさんヒットします。 しかしテントはこれという決定打がないですね。
←コレが一番人気でしょうか。

 軽量自立テントのフレームの構造体としては以下の3種に大別できるようです。
↓上から見たフレームの形のつもり
>--- BigAgnesなど インナー2点+フライ1点ペグ必須、フレーム嵩張るが最軽量、耐風弱そう
>--< MSRなど フレーム嵩張るが軽量、フライ2点ペグ必須、耐風弱そう
>< 一般的なdome フレーム嵩張らないが重量で不利、フライ2点ペグ必須、耐風強そう
 あと天井とか前室用に延長、追加というバリエーションがあります。 その他の選択ポイントとしては入り口が短辺側か長辺側か、 吊り下げかスリーブか、 シングルウォールかダブルウォールか。

 現有のメスナーのスペックは、 床200x100x高さ95 1670g(本体+ポール+各収納袋の実測。ペグなし) ポール仕舞い46cm で、真夏での暑さ以外は特に不満はありません。 設営撤収の簡単さ、重さなど十分満足しています。 これは長辺入り口で、短辺入り口のテントも使った事がありますが、 入り口は長辺が使い易いです。
 夏用テントに求める条件を列挙してみますと、
 床2mx1mぐらい。ツナギ、シートバッグ、ブーツ、メットなど 荷物はすべてメスナーに収納して寝れたし夏だとメッシュジャケットに 革パンになるのでサイズはこれで十分。
 子供と2人の場合は現有のプロモンテVL42でいいので、 今回は一人用の総メッシュ+フライ仕様で。 春秋はメスナー、冬はメスナー+フライでいけると思う。
 構造は自立で、ドーム型ポール2本のみのシンプル系か、 MSR Hubbaのような一本二股系の趣味に走るのも可。
 フライがメスナーに流用できると都合がいいが。
 シートバッグに入る最大サイズの仕舞い長46cm以下で2kg以下、 重さよりたたんだ時の長さが重要。GSXのシート下に入れるなら もっと長くてもいいが、使い回しを考えると可能な限り短く。
 長辺側出入り口1箇所で可、前室にはこだわらない。 中であぐらをかける高さ1m前後?。座っている時間より寝ている時間が 圧倒的に長いので高さより長さを重視。
 火は外で使い、出入り口傍に座ってメッシュの隙間から 左手(右利きですがなぜかストーブ操作は左手なので)だけ出して 操作し易いような開口部である事。

 以上の条件で探し、以下の物をピックアップしました。
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ダンロップ R125
床210x90 1.98kg 仕舞21x41x14cm 吊り下げ、総メッシュではないが前後1/2メッシュ フライシート/40Dナイロンリップストップ、ポリウレタン防水加工 本体/40Dナイロンリップストップ、通気撥水加工 グランドシート/70Dナイロンタフタ、ポリウレタン防水加工 ポール/DAC-7001NSL 2+1本天井がやや特殊 ポール幕一体収納で小さく出来ない。価格は安め、生地厚めで収納大きめ

プロモンテVL13 入り口1箇所 吊り下げ 収納の小ささが秀逸
床205x90 1.3kg 仕舞本体14x25 ポール5.4x37 片面1/2メッシュ。生地的にメスナーより通気性は良いと思われる。 日本製。ペグ、収納袋入れると1.7前後らしい

スノーピーク ランドブリーズ ソロ WD オリジナルメッシュインナーセット
吊り下げ。サイズがちょうどいい。国産。 床205x100 1.70kg 仕舞15x40cm、フレームケース12x40cm。 WDは長辺入り口、無印は短辺入り口。 オリジナルは小さいフライ、ラージフライはフレーム追加された大き目の前室。 最低ペグ数2フライ前後 フライシート/高密度30Dリップストップナイロン・PUコーティング・耐水圧1500mmミニマム・テフロン撥水加工・UVカット加工、 インナーウォール/高密度40Dリップストップナイロン通気撥水加工、メッシュ/20Dナイロンメッシュ、 ボトム/高密度40Dリップストップナイロン・PUコーティング・耐水圧1800mmミニマム、 フレーム/7X 5Xスカンジウム(Φ8.88mm) 重目だがペグ込みのほぼ実測という話。 フルメッシュだがボトム近くは普通の生地で最低限の耐雨、耐埃性を考えてあるが、 割り切れてないという説も。 日本製 これ買うとノーマル幕も買うかも?するとトータル4万でVL13の方が好ましい?

MARMOT EOS 1P マーモット イオス 1P http://marmot.com/products/eos_1p
床220x100x80cm(台形) 1.45kg 仕舞45x14cm。 耐風性が心配 フライの流用難しいか。 最低ペグ数2フライ前後。 底が対象じゃないので使い難いか。フレーム特殊形状。海外物で数少ない収納長46cm以下。 メッシュがボトムまであるので雨埃の吹き込み覚悟。 新型はベトナム製。今発注すれば新型が来ると思いますが、もしかして旧型が来るかもという 心配もある。
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 もしメスナーを持ってなかったらR125かVL13が最有力候補になっただろうと思います。 VL13はフライの短辺が引けないのを欠点として挙げられる事が多いようですが、 自分でフライにループを2つ追加すればいいだけの事なんですが。 VL13をオールシーズン使うという手もなくはないのですが、 ワンウォールの手軽さに加えてドライエッケンシステムの簡単設置で、 絡める紐の長さを調節すればポール長に柔軟に対応できるというアドバンテージが ありメスナーは手放せません。 R125とVL13はフルメッシュではないので今回は落選。

 で、ランドブリーズソロメッシュインナー(以下ランブリ)か マーモットイオス1P(以下イオス)かで非常に悩みました。 販売価格はランブリが\29800で日本製、 アフターの心配は皆無ですが、普通のインナーが欲しくなる危険が…。 将来ディスコンになると、いてもたってもいられなくなるという罠が…。 でインナー買うと合計4万円でVL13が買えたじゃないかという。 正確な重さはわかりませんがVL13はポリエステルだし、仕舞い寸法が小さいのは 間違いない。

 イオスは$225(国内\31000〜33600)で、 海外通販だと送料$50ぐらいで\26000ぐらいになりますか。 最初から壊れているというリスクも覚悟せねばなりませんし、 破損時の補修は自分でなんとかせねばなりません。 しかしそういうリスクを補って余りある魅力的な製品。 MSR Hubbaの幅70cmほど狭くなく、HubbaHubbaの2.0kgほど重くもなく、 絶妙で理想的なサイズです。 天井の横ポールもない(=軽い、設置撤収の手間が少ない、破損の心配も減る)し。 食事して寝るだけで、寝ている時間が一番長いので テントの天井近辺より床近辺の広さが重要。 居住性は最低限でいいんです。 最近旧型(側面のボトムとメッシュの間にメッシュじゃない部分がある)から 新型(ボトムから即メッシュ)に移行したみたいで新型のインプレがあまりありません。 旧型の海外インプレだと狭さと天井の低さを指摘される事が多いようですが、 大柄な外人の話ですから小柄な日本人にはピッタリサイズ? 違いはメッシュの面積(旧が狭く新が広い)のみのようですが、 新型が旧型に劣るという事はないでしょう(という判断は危険?)。

 無難だが追加オプションが危険なランブリか、危険な香りのイオスか…。 ちなみにHubbaは収納長が50cmぐらいあり、バッグに入らないので選外。惜しい。 海外物は収納長が長めな物が多く、46cm以下というのがほとんど見当たらず ツーリングテントとしては使い難いです。フルメッシュは充実してますが。 ちなみにebayは、と覗いてみると…フットプリントとギアロフト (そんなオプション見当たらないが…?)付きで $189+44(=\23000 あと関税\1500ぐらいらしい)でありました。2つ売れて残り3つ。 しばし悩んで、この値段差ならという事で5/13イオスをポチリました。

 半日ほどで発送済みのメールが来ました。USPSの荷物追跡も動き始めました。
 5/14 現在ニューヨークにあります。
 5/16 深夜に博多に着いたようです。
 5/17 朝、博多を出てます。もうすぐ。
 5/18 午前中にイオス到着しました。
 郵便局の人が持ってきて、ラッキーな事に関税、 消費税等追加の支払いはありませんでした。 伝票上は荷物$45、送料$47.84になってます。 中身は 本体、フライ、ペグ8、補修布、補修パイプ、ショックコードのループ2本、紐1、自在1。 おまけのフットプリント、ギアロフト。 ベトナム製です。  早速組み立ててみました。フレームのクラックや破損はなし。 寝た状態での床の上下左右方向は自分には十分です。 天井方向の広さは最低限で、頭が容易に前後のメッシュに当たりますが、 天井につかえる事はなくソロキャンツーで問題なく使えます。 大の字で寝たいとか、座位で頭に布が当たるのが許せない、 という方はこれを選んではいけません。 本体、フライ、ポール、収納袋2つの状態で実測1.28kg。 収納袋は非常にゆったりしており、キッチりたためば半分くらいになります。
 天井スペースは最低限で、それ用のループなどもなく、ギアロフトは つけられません。これはVL42にまわしますかね。


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