ステップワゴンにiPodを搭載

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 純正のオーディオヘッドユニット(HU)の調子が悪く、 時々右の音が小さくなるという症状が出るようになっていました。 AUX入力付きのHUに買い換えようかと思っていた所へ206XTのAT系が不調となり、 206styleへ買い替えとなっていまして、 206XTのHU(sony XR-5P81)には HCDP71というケーブル(BLで購入\4000)と sonyのXA-300(通販で\9800)という箱と MONSTER CABLEのUltra-Low Profile Chargerという iPodに充電してドックコネクタからライン出力を取り出すケーブル (\4980ぐらいだったか?今はACCに連動してiPodを再生、停止してくれるもの (サン電子のCCIP-401など)がありますが、 シガーソケットから飛び出るデザインがちょっとねー) を介してiPodを接続していました。 降車時は手で止めないといけませんが、万一忘れてもiPodのバッテリーが空になるだけで 車のバッテリーに影響は無いので買い換えるほどのことは無いでしょう。 しかしずいぶん投資してますね。

 styleのクラリオン製HUにiPodを付けるためには今の所3万近くの投資が必要で却下、 iPodが行き場を失っていたのですが、 これ幸いとiPodを付けていたHU一式を外しSWGに乗せることにしました。

 車体側は初代のSWGなのでオーディオは16pのコネクタです。 配線の詳細はネットで検索しました。 HU側は欧州車汎用の8+8pでした。 こちらも配線は検索して前後左右のスピーカのプラスとマイナス、 ACC、常時12V、アースは判明しました。 XTの配線をテスターで調べまして、イルミネーション電源はありませんでしたが、 他にいくつか使われている端子があるようなのですが…、接続しなくても使えるようです。 ラジオのアンテナは実物を見て何とかする事としまして、 カプラーを探したのですが、ホンダの車体側に接続する16pは オークションで中古を500円弱で入手出来ましたが、 オーディオ側の欧州車コネクタが見つからず、代わりに平型端子110サイズと ギボシでケーブルを11本作りまして1ピンずつ接続しました。 それからレーダー探知機用にACCとアースを分岐し、レーダーの電源ケーブルに接続しました。 以上XR-5P81側の準備をしたところでSWGのオーディオを外しにかかります。

 オーディオの取り外しは他のHPに詳しい解説がありますのでそれを見るとして、 XR-5P81の固定方法とアンテナの接続が問題となるのですが、 本体は汎用ステーを3つ買ってきて、その内2本で後ろ側を支えウレタンクッションで受け、 残りの1つを90度に曲げてHU側M4、枠M5ネジで固定しました。 アンテナの接続は、変換プラグ(1000円ぐらい)を買えば手っ取り早いのですが、 針金でコイルを作りJASO(日本車アンテナ端子)オスにかぶせ、 他端をISO(欧州車アンテナ端子)メスに差し込み センター同士を接触させてみましたが、ちゃんと入感するので それで接続し、外側はあっても無くても聴感上違いが無いのでつなぎませんでした。 もし外れたら変換アダプターを買うこととします。
 iPodのラインはオーディオの脇から引き込み、ドキュメントボックスに置いたXA-300に接続。 このラインは直接HUにつないでもいいのですが、 もしかしたら他の機器を接続するかもしれないのでXA-300経由にしています。 XA-300とHUをつなぐsonyバスケーブルとラインも同じ所を通しました。 各ケーブルを通すのはそのままでも不可能ではありませんが、 アシスタントトレイとドキュメントボックスを外したほうが早いし、 これらの奥には余ったケーブルを束ねて置けるスペースもありますので、 外した方がメリットが多いです。

 オーディオの電源を入れると配線ミスも無く無事音が出るようになりました。 ソースが違いますがホンダ純正の音よりはかなりいい音が出ます。

 iPodの固定は付属の固定具をかまぼこの板を介してパネルに両面テープで付けてます。 かまぼこの板は黒く塗ったほうが見栄えがいいのですが、これはそのうちやります。 HUの下に白っぽく見えるのもかまぼこの板で、ガタ防止と HUを少し浮かせてHUの蓋が枠に干渉するのを防いでいます。 PEUGEOTマークはそのまま。 ガタが無く音が出ればそれでいいので、HUの隙間は処理してません。そのうち スポンジでも押し込みます。 iPodの色も黒の方が良かったですね。
 MONSTER CABLEのUltra-Low Profile Chargerの利点は iPodのラインに増幅回路が入っておらずコネクタ直下から取り出すので 音的に有利で壊れ難いのと シガーソケットからの突出が最小限で引っ掛け難いのとカールコードです。 反面イグニッションonでiPod再生スタートとはいきません。 ドックコネクタのラインのレベルが低いという話しを良く聞くのですが、 うちのは丁度よくてラジオやテープと切り替えてもボリューム調節の必要は ありません。 完成写真しかなくてすいません。

 しかし面倒臭かったです。オーディオの端子は統一しておいてくれればいいものを、 各社で違うし同じメーカーでも数年毎に変えてある。オーディオ接続屋さんの 仕事を奪わず、変換コネクタも売れるようにということでしょうが、 ユーザーのことは全然考えてないんですね。ユーザーに優しくないのに 地球に優しいとか…おかしいですね。 ホンダの16pコネクタをちょん切って全部ギボシにしてやろうかと思いましたよ。 多分次はそうしますが、オーディオ自体が各車の専用品になろうとしているようで、 今後は自力交換自体出来なくなるのかもしれません。 新車はオーディオレスを選択したほうが無難かも。

 このままだとiPodが丸見えなので盗難対策を何とかしないといけないようです。 今の所外して持ち歩くつもりです。 他人のiPodなんて持って行く人がいるのかと思っていたのですが、 7万円のために人の命を奪う輩もいるようですし、 iPod取るために車のガラスを割る人がいないと考えるのは甘いようです。

 iPodを車載後しばらくしてキーレスの効きが悪くなっているのに気付きました。 H9年に買ってから一回も電池を交換していないので交換してみたのですが、 確かに古い電池は3ボルトを切っていました。 しかし乗る時は問題ないのですが、降車直後の効きの悪さは相変わらずで、 症状が出る条件を検討した結果、 iPodを一時停止状態で放置すると効きが悪くなることがわかりました。 iPodからキーレスの電波の周波数に近い電波が輻射されているようです。 2分で停止状態になるので乗る時は問題なかったということでした。 降車時に停止状態にするようにしてからは再発しなくなりました。

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