FT-60導入

Home

 私が2アマを受ける姿を見ていた妻が4アマを取ると言い出しまして、 12月の試験に向けで勉強をはじめました。受かったらハンディで交信 出来たら便利だろうという事で、ハンディ機の機種選定に入りました。 50Mはハンディだとアンテナが厳しいので、 144と430に出られれば良いだろうという事で、 各社のラインナップを調べてみたところ以下のようでした。
 アイコム IC-90
 バーテックススダンダード VX-2 VX-5 VX-7 FT-60 C510 C501
 ケンウッド TH-F7

出力
5W
 IC-90 VX-5 VX-7 FT-60 TH-F7
2W
 VX-2
1W
 C510
0.23W
 C501

 出力自体は大きくても困る事はないのですが、 実際には本体が熱くなったり、電池の持ちが悪くなったりします。 あとどのくらいまで段階的に絞れるかがポイントでしょう。

電源
リチウム系
 IC-90 VX-2 VX-5 VX-7 TH-F7
単三系
 FT-60 C510 C501

 リチウム系は基本的に専用電池となります。 VX-2はデジカメの、とあるリチウム電池が使えるそうです。 リチウムは電池のメンテは楽だし、軽いのですが、 本体が製造中止されれば専用電池も手に入らなくなります。 またVX-2以外は単三でも運用可能ですが、出力が大幅にダウンします。
 単三系は汎用電池で将来的に電池の供給は心配ありません。 最近進歩著しい単三ニッケル水素電池も使えますので、 電池の進歩にしたがってそのメリットを受ける事も出来ます。 ただ出力5Wには6本必要となり重量がかなり増えます。 FT-60だけは業務機の筐体を流用しており、業務機用に用意された リチウム電池と専用充電器を使う事も出来ますが、 非常に(新品VX-2の実売価格ぐらい)高価で現実的ではありません。

 最終的にVX-2、FT-60、C510に絞られたのですが、
 VX-2は外部入力電圧3.2〜7Vで車から直接取れず使いにくい。
 C510は店頭在庫限りのためやや高価だし、1つ持っているので違うものを使ってみたい。
 FT-60は現在の基準からするとちょっと大きくて重いけど、 一昔前のハンディ機に比べれば十分小さいし、サイズのデメリットを 補って余りある電源の自由さと出力、という事でこれに行き着きました。 受信に関しては108MHzからで、中波、短波、FM放送は受信できません。 しかし広帯域受信機のこの辺りは、たとえ中波用バーアンテナを内蔵していたとしても カタログスペック用のおまけ程度の感度ですし、 この辺りはラジオのICF-SW22を持ってますからあまり重要ではありません。 FT-60は今はそんなに評判も良くないみたいですが、 現行単三で5W出せるハンディはこれだけですから、 後々高く評価されていくのではないでしょうか。

 実は台風18号で停電しまして、情報源はラジオだけというのを体験しました。 ユピテルのMVT7000は内部のバックアップ電池が死んでいてメモリーが 消え使えませんでした。結局ソニーICF-EX5でNHK第一放送、C510で消防無線 を聞きながら復旧を待ったのですが、 燃費の良い汎用電池駆動機の優位性を痛感しました。


Home













inserted by FC2 system