QSLカード

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 本音は避けたかったのですが、HFをやっている以上避けては通れない QSLカードですが、構想段階では白黒写真の引伸の設備を 生かしてポストカードサイズのモノクロ印画紙で 作ろうと思っていました。しかしこれでは 写真への文字入れ(入れなくても良いが)、 暗室作業と印画紙の乾燥、平面化などが 非常に手間となってしまいますし、 コストも100枚で2294円します。
 どうしたものかと思っていたら、QSLカードがぽつぽつと 届くようになりまして、QSL作成の良い参考になりました。 これらは

裏表PCとプリンタによる完全自作
裏面印刷屋、データ面PCとプリンタ
裏面印刷屋、データ面手書き

 大雑把には以上の3種類に分類される事がわかりました。 PCとプリンタはモノクロのみとカラーに分かれますが。
そこで自分もハムログのQSL印刷機能を利用して裏表PCで作る事にしました。 ハムログのこの機能は、 PCの画面を見ながら文字を上下左右に ドラッグして調節するような作り方ではなく、 文字などの座標を0.1mm単位で数字で指定できるので非常に楽に作る事が出来ました。 紙は画材屋で1枚10円のハガキサイズの物、 印刷は職場のEPSONのインクジェットで、裏の写真は白黒写真を デジカメで取り込んだ物、で、まずは完成させました。


 この仕様で100枚ほぼ一ヶ月で使ってしまいました。 また、このままいくとインクジェットプリンタのインクが150〜200枚で 無くなってしまう事が分かりましたが、このインクが高い!! 黒1400円、カラー1400円、ぐらいします。1枚当たりのコストはざっと 見積もって紙10円、インク14円、計24円もかかっている事になります。 これはちょっと高すぎる…。もっとコストを下げる方法はないものかと 探してみると、QSLカードの印刷を請け負っている印刷業者が ある事が分かり、安い所だと1120枚/4000円(送料税込み)でした。 1枚4円弱で、ハガキサイズの無地の紙より安いなんて…。 裏のデザインは値段なりですが、大切なのはデータ面だし。 それでも青、赤、黒の3色使っている物もある。 またその印刷業者の物も結構利用している方が多いようで、 9月に来たカードの中に数枚含まれているようでした。 そこでまずはサンプルを取り寄せ品質を確認し、 このサンプルに昔々購入していて、最近ほとんど使ってなかったドットインパクトの プリンタでうまく枠に合わせて印字できるか試してみました。

 この古いプリンタに手差しで紙を送りこむ時に左右、前後方向にばらつくのですが、 セットしてしまえば紙送りの精度自体は十分な物で、コールサインの枠内に なんとかアルファベットを収める事が出来るようです。 またリボンのインクムラから多少濃淡が出るようですが、十分読めます。 ということで許容範囲だったので1120枚発注しました。 月曜日振り込みで、その週の水曜日に来たと思います。

 無地の紙は残り100枚あるので初QSO局にはこちらを使い、 2回目以降の局にはコストダウンした方を使い、 無地の紙がなくなり次第コストダウンした方のみ発行する事となりました。 でもそのうちモノクロ写真でのカードも発行してみたいですね。

更なるコストダウン
 1枚4円弱でも十分かとも思うのですが、さらに安い方法はないものかと ネットで情報を探った所、ハガキサイズの白紙1枚1円、1.155円、1.68円など というのを見付けました(送料は別途かかります)。 家の近所の画材屋ではどれも1枚10円だったのですが…。 あと確認していませんが、100円ショップに1枚2円であるそうです (確認してきました。ありました。しかし色が薄い緑、青、ピンクで、なぜか白がない。 あと100円ショップはその商品がいつでもあるとは限りません)。 これにドットインパクトのプリンタで転送枠なども印字すればデータ面は OKです。裏はやはりドットインパクトで白地を生かした超シンプルデザインとするか、 日本っぽく墨で何か字を手書きするか(日本語Tシャツが流行るぐらいだから DX局が喜んでくれるだろうか?)、 いっそ何も書かないか(実際そのようなQSLも11月分に入っていた)。  各販売店に1000枚の送料を問い合わせ、消費税や、 1枚当たりの重さ(軽い方が同じ金額でもビューロへより多く送れる)も 考慮してシビアに1枚当たりの コストを計算した所、1枚1円の所が1番安いようでした。送料は着払いなので 正確にはわかりませんが、1回当たりの注文枚数を増やせば必然的に 1枚当たりの送料は安くなりますので2000枚発注しました。  代金の振り込みは新生銀行の月当たり5回まで振り込み手数料無料を利用し、 待つ事2日、白紙がやって来ました。気になる送料は1310円。よって1枚当たり 1.655円。矢野印刷さんの半分以下という目標をクリアしました。

 QSLカードの記載事項も諸説あるのですが、 一応どんなアワードに使ってもらっても対応できるように考えて書いております。 あとコンテストでもコンテスト以外でも初QSO局には発行しています。 2nd、3rdQSOでもモード、バンドが違えば発行しています。 QSLカードの要求は基本的にはしていませんので、PSE QSLのところにはチェックしていません。 アワード等で欲しい場合にはその旨Rmksに手書きしています。


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