温水器 修理
温水器 修理
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2015.01.04午後、正月明けに実家から帰宅してしばらくすると、
温水器から水がダダ漏れとの一報が。
行ってみると供給側の水道のバルブ先の器具から水漏れと、
温水器上部の排水パイプから地面に水がダダ漏れ。
こちらは以前にもあった症状で、その時は近所の電気屋さんに丸投げしたところ、
とある部品の凍結による破損という診断でした。部品3点交換したのが2-3年ぐらい前?
それ以前は10年ぐらい無交換で使えていたのに今回は早過ぎる。
温水器の電源を切り、水道のバルブを閉じて、まずはその先にある水漏れしている部品を
ばらしてみました。KKKのKR-20MEという減圧バルブとのラベルあり。
黒いゴムを挟んでいるネジ6本を外すとキャブのダイアフラムみたいなゴムが見えました。
コレを外そうと先端のナット(10mm)を回すのですが、軸と友回りして外れない。
反対側はメクラ蓋みたいだがコレも外す?構造がわからない。
よく観察しているとダイアフラムの隙間から薄い6角ナット(17mm)が見え、
これを薄いスパナで押さえると友回りせずにナットが外れました。
ダイアフラムは切れてました。これがここからの水漏れの原因のよう。
さらにそれが付いていたスライドバルブ?の動きが悪いのに気付きました。
片方をバネで押さえ、もう一方は水圧がかかって、一定以上の水圧で
スライドしないといけない構造のようなので、本来軽く動くはず。
押したり引いたり回したりしていて、隙間から一部何かはみ出ているのに気付きました。
これが抵抗になっているみたい。結局は反対側のメクラ蓋をモンキースパナで外し、
見えたナット(10mm)を外すと、スライドバルブが出てきました。
はみ出ていたのはOリングでした。
凍結し高圧でOリングがずっこけ、ダイアフラムも切れたらしい。
地球は氷河期に向かっているんでしょうか。
Oリングは少し痛んでいましたが切れてはいないのでOリングを正常な位置へ戻し、
その周辺の部品に残っていたグリスを塗布してセットするとやはり軽く動く。
ダイアフラムの切れたところは
自転車のパッチをゴムのりで貼ろうかとも思ったのですが、付く材質かどうかわからない。
とりあえず可逆的な方法という事で内側からガムテープで塞いでみました。
水圧がガムテープをダイアフラムに押し付ける方向にかかるので、しばらくは大丈夫なはず。
慎重に元通り組み立て、水道のバルブを開くと減圧バルブからの水漏れはなくなり、
上部の排水パイプからのダダ漏れも止まりました。
深夜電力は23時から7時までなので、今夜は入浴できません。
翌早朝、温水側の蛇口を開くと…、
お湯復活\(^O^)/。家族で順番に朝風呂に。
ダイアフラムの修復は厚1mmぐらいのニトリルゴム板を内側に当てて、
所定の場所に穴を開けて全面的に覆ってみようかと検討中。
その翌日は台所の排水が逆流、そろそろかと思ってましたが。
これは数カ月おきに起こる現象で、流した脂が固まって詰まる。
既に詰まるポイントは特定してあるのでいつもと同じように
[おすい蓋]を外してワイヤーを通し開通。
いつもの白い塊が流れて行きました。
中国では濾過精製して食用にもするという下水(地溝)油の原料ですね。
2015.01.12 モノタロに発注したゴム板(200円弱)が来たので、
先日ガムテープで応急修理したダイアフラムの交換に着手。
ガムテープを貼って1週間経過、少し水が漏れてますが今の所機能的には問題ない状態。
オリジナル素材は膜の様に非常に薄いのですが、裏に補強の繊維が入っています。
ゴム板は強度も考えて1.5mm厚のNBRにしました。
オリジナルをゴム板に重ねてテープで貼り付け固定、
所定の穴を7箇所抜いて、外周は大き目適当にはさみで切り、
あっという間にコピー完了。
テープをはがしてオリジナルは保存。
オリジナルのダイアフラムはスライドバルブが動く分の弛みがある三次元構造なのですが、
ゴム板でそれを再現するのは難しいので何もせず、ゴムの伸びに期待する他ありません。
元通り組み立てて水漏れなし。お湯の出も問題なし。
翌日観察して水漏れなし。
とりあえずは大丈夫なようです。
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