2018.02.23 MSR WLIのポンプ周り

2018.02.23 MSR WLIのポンプ周り

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 灯油を満タンに入れたボトルにポンプを付けてしばらくすると ポンプ周りがなんとなく湿っぽい。燃焼時の臭いの一因(主因?)ではないかと。
 ボトルとポンプの接合部は塗料を落として耐水ペーパーで面出ししました (口の淵まで塗料が回っているボトルには必須の作業みたい。新品時にしておくべきだった)。
 コントロールバルブの根元のOリングは問題なし。

 残るは…、 コントロールバルブの先端と樹脂部分が当って気密を保つ構造なのですが、 ここが甘い?ジワジワ燃料が漏れてくるような。

 樹脂と真鍮が当った感じがなんともよくないし、締め過ぎれば割れるだろうし。 ここにゴムパッキンを入れてみたらどうかと。 その周辺は実測で内径約3.1外径約6.25ぐらい。
 試しに手持ちの1.5tのNBRで2.8x4.8で抜いたものを入れてみた所、 気密はOK、バルブを締め切った所が水道の蛇口を閉じたようなギュっといい感じ。 ただしバルブ開度がかなり減り、全開まで360度ない?厚過ぎか。


 1.0tか0.5tぐらいが適当のようでした。 FKMゴムシートを購入しようかとも思ったのですが、 手持ちにNBR製の耐油手袋がありまして、これが0.25t弱、2枚重ねて0.5t弱。 2.8x6.0で抜いてコントロールバルブ根元に仕込み、 試しに点火、バルブ開度の減りは90度ほど、 全開にはなっているようでした。 消火してしばらく置くと、 バルブに入れたパッキンよりバーナー側に残留している燃料が バーナーの真鍮チューブを刺す部分から多少もれて来るのか湿っぽい。 しかし出切ってしまえばそれ以上は出なくなり、 ゴムがないときよりは切れがいい。ここにゴムはあっていいという結論に。

 しばらく使ってからコントロールバルブを抜いてみました。 パッキンはコントロールバルブについて来ず、穴の中に残留、針金で引っ掛けて取り出し。 周囲の形に馴染んでいましたが破損なし、膨潤なし、やや硬化(手袋がかなり古かったので)。 内外径はこれでいいようでした。
 FKMの1.0t、0.5t(100x100mmで各400円弱とFKMは高価)をミスミに発注。


 2018.02.23 FKMゴムシート着。まずは1.0tで内径2.8外径6.0で切り出し。 コントロールバルブの当り面外周にバリがあったのでヤスリで修正し、 コンパウンドで磨きました。


バリ取り前  こんな感じでセットして、多少ねじ込み難いですが、少し押しながらねじ込みOK。 バルブ開度は270度ぐらい減りますが、全開まで1.5回転あり、これぐらいあれば大丈夫かと。 きつく締めて、数回ポンピング、タンクを倒してしばらく様子見。
 バルブ以遠の燃料が多少漏れてきますが、徐々に収まって行きます。 延々ともれ続けるという状態からは脱した模様。

 翌日点火しようとしたのですが、プレヒート燃料が出てこない。 バーナー抜いてバルブ開けてさらに加圧 (中華ボトルの底が膨らんでしまった)しても全く出てこない。
 ポンプ緩めて減圧、コントロールバルブを抜いて、 針金で引っ掛けてパッキンを取り出したのですが、 どうも昨夜締めすぎてパッキンが段差に落ち込んで、 外周と内径部分両方をキッチリ密閉してしまった模様。 ゆるく締めて再点火では問題なかったのですが、パッキン外径が大き過ぎ。
 0.5t内径3.2外径5.0で抜いて作り直しました。 今度のパッキンは素材が薄め、外周小さめ、内径は大きめにして座面の間で浮遊させ 内外の隙間から燃料を送る、どちらかに張り付いても燃料が出ない事はないでしょう。 テスト燃焼で消火直前から全開まで何回も変化させましたが、今度は問題なし。
 2019.11.01 内径3.2は大き過ぎてユルユルなので2.8で作り直し。 しかし外径5.0内径2.8厚0.5だとたまにずっこけて中に残る。 外径5.0内径2.5厚0.5で様子見(この辺はいまだに試行錯誤中)。
 内径2.8以下だと燃料の流量が不足します。よって内径は3.2が最適。 外径5.0だとバルブ穴に落ち込んで密閉性が低下することがあるので、 外径は5.5が最適という結論に達しました。

 パッキンの効果は…、どうなんでしょうか。 どうしても凹みの中に灯油が残るので、 何度か拭き取った後も 接続部分の赤いプラが やんわり湿ってはいますが、ボトル口の方までは湿ってません。 減ったのか、止まったのか、ちょっと結論は先送り。
 2019.11.01 ゴムパッキンなしのデフォ状態でボトル内圧上げて放置だと 燃料が滲んできまして、パッキン追加した時と明らかに滲み量が違う。 ここのゴムは効果ありでした。

 数日2.5hほど連続で燃焼させてますが、匂いは減ってます。 novaと同程度の換気でまあ耐えられる(2hぐらいは)程度で安定。 ポンプ周りは常に乾いている。しばらく放置しておくと、 ポンプ周りは常にカラカラ状態で、 これは間違いなくパッキン効果あり。 0.5tのパッキンでポンプノブは90度開いた所で止まるのですが、 折り畳んだ時のノブの収まりがいい、ボトル長軸と平行で閉じる位置に来るので バルブ開度をイメージし易い。































optimus 80nova

 いまさらですが、部品取りに新品を1つ確保しておこうかと。 近々生活拠点が2箇所になりそうだったので各所に配備したかったのと、 音はうるさいけど排気が臭わない点でMSR WLIよりnovaが勝るので。 バーナープレートの消耗問題も解決したし。

 82novaは初期モノなら80と部品互換がありますが、 現行はかなり変わっていて、どれが来るかわからない、 85novaは使い難いので80novaで。

 世間はsoto ストームブレイカーで沸き返って?いますが、 水面下でひそかに80novaを探していました。 ebayに未だに新品を売っている人を見つけ、そこから。 発注したのが2017年11月末、 すぐUSPSで発送されてトラッキングNoも来たのですが、 そこからUSPSが荷物を保留のまま2ヶ月放置。

 流石におかしいので1月中旬ebay経由で不服申し立て、 出品者からなぜ保留中なのかわからない代替品送る?という反応、 代替品送ってと返信、その後1w以上出品者からの返事なし。

 ebayからの不服申し立ては1ヶ月が期限で、 それ以上経過していたので以後進展なし。

 paypal経由で不服申し立て(こちらは6ヶ月期限)、 出品者から代替品送り済み、もう少し待っての返事。 トラッキングNo教えて、に出品者すぐ返事あり。 番号検索すると確かに2月上旬(paypal申し立て前)に発送済み、 出品者皮一枚で信用つながりました。

 2月中旬に川崎東着、保税運送中という始めてみるステータス。 福岡で通関手続きするらしい。 値段的には消費税がかかるかどうかギリギリの所、 円高進行すればないかも。

 2018.02.17ようやく手元に来ましたが、関税、消費税共になし。 80nova前期型でした、 ポンプノブはアルミ(初期は黒プラ)で、 収納ケースが三角形の小さいの(後期は大き目四角)で、 底のボルトがM6+バネ座金+ステンレス6角ナットで折損するタイプ (後期はM7+真鍮丸ナットで対策済み)。

 とりあえずボルトを引っ張らないようにバネ座金はワッシャーと入れ替え。 ここはM6セルフロックナット(Uナット)にしてみようかとアリババに。 それが来るまではナット手締めで。

 燃料チューブと本体の間のフィルタはキッチンペーパーφ4.8に入れ替え、 ポンプカップ内側にM4ステンレスワッシャー追加(古い方のポンプカップが 最近経年で内径拡大しナットを乗り越えて外れたので)。

 FKMをミスミに発注するついでにM6薄型(4mm高)ステンレスUナット(140円+)も発注、 ワッシャーは手持ちが鉄しかなかったのですが、 クリーニングニードルの磁石と引き合い針が飛び出なくなるので不適。 ステンレスをホームセンターで購入。Uナットが着いた所で入れ替え、 ワッシャーが軽く動く程度にゆるく10mmソケットで締め付け (Uナットは手では回せない程度の抵抗あり)。 ここがM7の後期型は専用ナット以外は入手難ですが、 前期のM6はどうにでも出来て便利ではあります。 これで折れなければいいのですが。
 Uナットの爪がボルトの真鍮を若干削るようです。 頻繁な脱着は避けた方が良さそうですが、 ここは基本的に外す必要はなく、11年で1回外しただけ。 ヘッドが真ん中に来てなかったのを調節した時でした。 本来しなくてもいい作業。

 アリババから薄くないM6Uナット(6mm高)着。 ねじ込んでみましたが、ナットの回り止めのバネ板部分までボルトが届きませんでした。 いろいろ策を講じましたが、結局は万力で保持してヤスリで削りました。 20分ほどで4.5mm高ぐらいにはなり、それ以上は万力を削りそうだったのでそこまでで止め。 バネ板側からボルトをねじ込める事が出来れば保持が容易なのですが、 それは出来ませんでした。 ワッシャー介して軽く押さえてくれればいいだけなので、平面とか垂直とか適当で。 軽く面取りして、ワッシャー挟んで回り止めのバネ板部分までねじ込みOKでした。
 今の所薄Uナットはアリババに見当たりません。 Uナットの出来は日本製と遜色ないようです、長期的にはまだ不明。

 2018.03.16 novaが増えたのでもう1つ作成。 円盤を焼きなます際に適当にやって、均一に加熱できなかったので 硬度にムラができ、 凹ませる時に歪みました。再加熱して戻したり押したり何回か修正し、納得いく状態に。
 円板の凹みを強くすると、セット位置は高めに収束し強く赤熱、 凹みを少なくするとセット位置は低めに収束し 強火ではあまり円盤が赤熱しないという傾向があります。
 最初に作ったのは凹み少でした。 ちょっと思い立って凹み強に修正した所、上記のような違いが。 どちらがいいのかよくわからないのですが、 円盤が赤いとバーナー周りの温度が上がって灯油の気化に有利かと、 新しい方も凹み強めにしてます。

 2015.02.15に作った方は、 円盤はまだまだ大丈夫なので、歪みを修正し再利用。 腕の消耗が激しいので1セット作ったついでに腕だけもう1セット分切り出して交換。 腕の長さは前回より短く素の状態で35mm。 長くしといた方が何かと融通が利くかと思い、 最初は長めにしたのですが、特に利用することもなく寿命を迎えましたので。 反対側も折り返して、切れたら反転させて2倍長持ちさせるとか。
 ←灯油だとこんなモノです。音はうるさいですが、 匂いがほぼゼロなのがこの方式の優秀なトコロ。

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