2020.07.28 溶接機導入

2020.07.26 溶接機導入

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 これまでにもたびたび溶接機があれば…、というシーンがあったのですが、 100vの交流ARCは使い物にならないというような話、 借家なので200vは電源の工事、確保が難、で見送っていました。 しかし、100vでもインバータDCならギリギリ使えるという話も。 その手の中華機はamaでも10k前後。 ちょっと溶接したい物が最近また出現し、導入となりました。
 割と評判のいいHITBOXのAT2000(100v、200v兼用)ですが、 この手の物ならどれも中身は大差なしみたい、電流がデジ表示されますが、 実効出力値なら価値もあるのですが、設定値なので、なくてもかまわない、ダイヤル周りの 大雑把な設定で問題ないし、設定値通り出力されているとも限らない(中華あるある)。

 モノは数日で来まして、早速コネクタにアースとホルダケーブルを刺してみたのですが、 +側が刺さらない(中華あるある)、誤刺し防止?というわけでもないみたい。 +オスは−メスには刺さる、−オスは+メスに刺さらないので+メスに問題ありか(赤矢印)。 +メスと−メス端子周りを比べてみると、 +メスが奥に引っ込んでいてオス端子が手前にあるケースプラ枠に干渉するのが原因。
 カバー外して、−メス外して、各部接続外して前枠外して、ようやく+メスを取り出せます。 +メスの奥に外形14内径12(サイズがシビア)でペットボトルの蓋を抜いてスペーサを作り (何個か抜いて一番出来が良いやつを採用)、 +メスを少し手前に移動したら刺さるようになりました。 この辺を少し前のAT2000の中の写真と見比べたのですが、 端子の部品が変更されてます、ポッチが下から上に。 ポッチ上だとポッチを見ながらコネクタを刺せるので、これは良い改善なのですが、 ろくに組み立てもしないで出荷するとは。まあその辺は織込み済みですが。

 100vに電源接続、ホルダとアースにステンレス棒をセットして接触させると、 バチバチと放電されるのを確認、動作は問題なし(多分)。 一安心して棒を外して格納しようとしたのですが、棒がメチャ熱、一瞬で軽く熱傷。

 家の中に200vがないかとエアコンのコンセントを確認したのですが、 1つだけ200vがありました(余談ですが職場の巨大なエアコンに3相200vも発見)。 AT2000に付属の200→100アダプタは形状が違い、コネクタがそのままでは刺さりませんが、 単相200vで使える目処は立ちました。
 分電盤を確認するとpanasonic SH-30(100v200v兼用のブレーカ)が1つ遊んでる。 これを200vに切り替えて分電盤のそばに200vコンセント増設してもらえば 安価に200vが使えそう。
 でも200v用のコンセントや延長ケーブルは100v用の10倍ぐらいするんですね。 HITBITのプラグ変換方式が経済的かも。 溶接棒と面はAliexで発注、実際にやってみるのは一ヶ月後、鉄屑集めないと。

 溶接動画を見ているのですが、cold weldingいいですね。 単相200vはあったけどTIGはガスが更にハードル高いですが。 面がシンガポール経由になってまして、いつ来るかわからない。 5/30以降行方不明でしたが、7/7に動き始め、7/14国内入りした模様。
 溶接動画を見ていたら乾電池から取り出したcarbon graphiteを使った溶接方法が。 付くのか? とりあえずステンレスのスポット溶接から試してみることに。 ステンレス製ポストの蓋の取っ手が外れたので、 そこをスポット溶接で付けたい。

 面待ちで溶接が止まっていたのですが、7月21日ようやく届きました。 2か月弱かかりました。遮光部分と頭のベルトとプラ面と3ピース構造なのですが、 バラバラになっていて組み立て方法など書いてあるはずもなく、試行錯誤。
 遮光部分と面の合体法は、まあ分かりました。ベルトと面が難しかった。 跳ね上げた面が落ちて来ないようにネジで締めつけるわけですが、 面を上げ下げ繰り返してもネジが緩まない構造のはずなわけです。 あるはずの小穴がなく、自分で小穴を開ける? aliexの商品画像を見ると、 3つぐらい小穴が開いているものがありました。 穴を開けずに誤組してるような画像も。 穴の方向などを確認。 ベルトの軸は丸で、それを通す面の軸穴は四角、これはベルトが違うのが来てる? 四角の穴が大きいので入らなくはないのですが、 穴を埋めるべきかそのまま行くかで小穴の場所も変わるし。 意を決して、穴はそのままでピンバイスで小穴を開けました(赤矢印)。 ワッシャーの位置なども試行錯誤して答えを見付けました。

 まずはいろいろ考えなくていいcarbon graphiteを使ってみました。 郵便ポストのスポット溶接が取れた取っ手。 取っ手自体は0.8mmぐらい?付いていた板の方は薄いペラペラ。 アークを維持するのが難しい、棒がくっ付く、アークが途切れる、母材に穴が開く。 しかし何とか縁が付きました。溶け込んだかどうかは怪しい。 多少ひねっても外れないのでOKとしたのですが、翌日ひねったら外れました。
 再び溶接、くっ付く、途切れる、穴が開く。しかし何とか付いたみたい。 今回は縁ではなく小穴の開いた中心部を狙ってみましたが、今回は溶け込んでいる模様。
 あと鋳物の鉄板の巣穴を塞いでみました。こちらは結構アークを維持できまして、 分厚い為穴も開かない。しかし溶接部をヤスリで慣らそうとしたら 非常に硬くて歯が立ちませんでした。まあ裏面ですしそのままでもOK。 巣穴が塞がったかのテストは次回使用して判断。

 面の効果は絶大です。瞬時に暗くなってアークが良く見えるし、 眼の残像もダメージもなし。アークが途切れると瞬時に明るくなるし、 タイムラグが大きいとかそういった不満はまったくなし。 これが1kちょっと(数年前は国内で30kとかだったらしい)ですから。中華恐るべし。

その他、溶接したい物
 Gooseシフトリンク前側のピロボール周辺のカシメの緩み、シフトペダルのヒビ補修
 r9tテールカウル固定ボルトを手で回せるように、羽が小さめの蝶ネジ自作
 ワイヤーの末端処理、自転車のシフト、ブレーキなど。
 MSRストーブの燃料パイプ内のクリーニングワイーヤー自作。

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