2022.01.31 nova XGK バーナープレートの腕が朽ちる問題
2022.01.31 nova XGK バーナープレートの腕が朽ちる問題
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2020年3月に作ったバーナープレートの腕が、
2021年3月にはほぼ朽ちました。おおよそ1シーズンしかもたない。
中心から炎が漏れないようにしてからは
腕とワッシャーが重なった部分はほとんど消耗してませんが、
その外側、プレートとカップの間の、炎が直接当たる部分の磨耗がひどい。
材料は潤沢にあるので良いのですが、作るのが手間、耐久性を上げたい。
何か良い素材はないかと探していたら、石油ストーブの赤熱部分、
ステンレスであの部分を作ったことがあるのですが、
あっという間にクズクズに朽ちた事がありました。
あれはニクロムだそうです。
AliexからNickel Chromium wire(ニクロム線)φ1.2mmを取り寄せ、
1mで200円ぐらいだったか。
径がこれ以上だと値段が跳ね上がるので妥協。
腕1つ35mmなので1000/35≒28本分、
プレート1つに3本必要なので9個作れます。
3x1mmぐらいの板状が良かったのですが厚が十分なのはないですね、
バッテリーの電極用の極薄のはありました。
早速作ってみたのですが、板状と違っていろいろと問題が。
まず柔らかい、曲げるのは楽ですが、弱そうなので
腕を下に配置しワッシャーを支える構造にせざるを得ない。
普通に切って曲げたのではボルトナットを締める時に針金が回って動き、
意図した位置120度毎に腕が来ない。
中心部のみ折り返して2重にする事でこの問題を回避。
全体を2重にしてもいいのですが、材料をケチりました。
まずは使用頻度が高く消耗の激しいXGK用に作ってテスト運用中、
プレート位置を保持できない程に軟いかもと思ったのですが、大丈夫でした。
シーズン終了目前なので最終判断は来年ですが、短期的には悪くないみたいです。
ニクロム線の残りはWLIの袋の中に保存。
2021.10月ぐらいからXGKぼちぼち使い始めて、
2021.12.12ぐらいから連日使用しています。
おおよそストーブシーズンの半分ぐらいまで来ましたが、
NiCrで作ったプレートの腕に消耗は見られません。
プレートは沈む方向に移動します。1回位置修正しました。
やわらかいままですが特に移動し易いという印象はないです。
ニクロム製のワッシャーなんかあると最高なのですが、
使用領域がかなり限定的で、一般には極薄のフィルム状か針金しか出回ってないです。
カンタル製のワッシャーがなくはないですが、まずサイズの種類が豊富とは言い難く、
値段も現実的ではないです。
2022.01末、XGKでほぼ2シーズン使ったNiCrの腕は問題なく、痩せる事もなく健在。
NOVAのステンレス腕は痩せてきたので80、82と順次NiCrで作り直し。
構造はXGKの時と同じ、
35mmで切り出して中心のみ折り返し二重、
更に軽く跳ね上げてワッシャーの穴に引っ掛け、ボルトナットで押さえる。
本体に乗せてZ軸方向に腕を曲げて高さ調節し、
大体バーナーの中心に来るように外周側を90度前後に曲げ、
燃焼させてみて微調節し完成。
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