2020.05.03 SIDIのブーツ補修

2020.05.03 SIDIのブーツ補修

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 モノはSIDIのVertigoです。2006.05.12に使用開始、14年使ってます。 右のジッパーの動きが悪くなってます。 長年Gooseのヒールガードに当たっている部分で、 ヒールガードの塗装を削って鉄の地肌が出ていると同時に、 こちらのジッパーにもダメージが及び、表面が削れ、 ジッパーのトゲトゲが所定の位置からずれてきており、 スムーズにタブが上がらなくなってきました。
 トゲトゲのズレですが、ジッパーを閉じて正しい位置関係にしたうえで 合わせ目の外側に瞬間接着剤を浸透させてみました。 着け過ぎると取り返しがつかなくなるので微量から慎重に。 コレが意外と効きまして、トゲトゲがずれなくなり、 元通りスムーズとはいきませんが、 何とか損傷を進行させずにタブを上下できるようになりました。
 ジッパーの削れた部分はこれ以上削れないように左側に革タブを縫い付けてみました。


 あと靴底が経年劣化でクズクズになっており、つま先は削れたり、 脱落したり、先日大きく欠けているのに気付きまして、 破片はどこかの道路上に落としたのだろうと思っていたのですが、 奇跡的に玄関先で発見し、回収しておきました。
 靴底の方はこんなこともあろうかとシューズゴムラーくんというモノを 生協のカタログで5年ぐらい前?に見つけて購入済み。 購入してかなり時間がたっていたので、 硬化して使い物にならないかと思っていたのですが、意外と、健全でした。
 乾燥時間は24hという事なので雨予報の前日夜に補修に着手。 先日回収した破片を貼り付け、剥がれた靴底も貼り付け、削れた部分を盛ったのですが、 意外と綺麗に修復出来まして、これなら満足。 ついでに人工皮革の表面が削れた所にも盛ってみました。
 上の写真のつま先側、少し色が違う所が盛った部分です。 写真向かって右側に脱落した靴底の破片が埋め込まれています。 ゴムラーくんは乾燥すると結構やせるので、もともとのゴムを仕込む意味はあります。 平らより少し盛って仕上げると丁度いいみたい。


 人工皮革に盛った所は違和感なし、馴染みが非常に良い。シフトペダルで削れた 左足甲部分にも追加で盛りました。
 ブーツ更新までの繋ぎの時間稼ぎにと始めたのですが、当分更新しなくてもよさそう?


 SIDIのVertigoは少し構造が変わってVertigo2(左)になり継続販売されてます。 紐でサイズ調節する為の巻き取りの位置が後方から外側に移動、 ジッパーの開閉のみで脱着するのは変わらず、 ベルクロも変わらず使われています。 14年使用したVertigoのベルクロは健在で耐久性は問題なし。 ジッパーが一番弱いみたい。
 SIDI最上位はRex(右)で、紐3箇所のみで脱着する構造、ジッパーなし、ベルクロもなし。 ナイロン紐の耐久性に問題ないのはVertigoで確認済み。
 脱着の手間に紐3箇所かジッパー1箇所かの違い。 ベルクロはジッパータブを抑える為のもので、 軽く開閉でき全く手間にはならない。 かつてVorticeというモデルがあり、 脱着にすごい手間がかかってあまり売れなかったという経緯もあり。 Vertigoの上にVertigo corsaというのがあったのですが、 そっちは廃盤で無印が生き残ってるというのは何か理由があるのか。

 ヨーロッパからは新型コロナの影響で物流が滞っており、 通販も落ち着くまで少し待った方がいいみたいですね。

 2020.05.04 昨日は1日雨で乗れず、今日は午後から道が乾いたので乗ってきました。 ツナギの裾をブーツに入れてのジッパーの上げ下ろしは多少該当部分での抵抗はありますが、 ほぼ問題なし。追加した革タブはめくれることもなく、 ジッパーの痛んだ所を保護してくれました。靴底はすぐに剥離してくるような事はなく、 またすぐに磨耗してくるような事もなし。ステップワークでの違和感もなし。 これでしばらくは延命できた模様。

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