MSR Whisperlite International ゴトクダプタ

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沸騰まで赤火が混じらない  ゴトクアダプタはWLI用に全部で3つ作りましたが、 ようやく灯油で安定運用できるものができました。

 最初に作ったのはとりあえず小さい物を乗せる為だけのもので、 3-4分ぐらい使っていると赤火になることがあり不安定。 赤火の原因はゴトク上面から炎の距離が近すぎるためらしく、 高さ25mmの焼き網を挟めば安定燃焼するというのが判明したのが2014年初めまで。 春から放置してましたが、寒くなってきたので対策再開してました。

 2つ目はゴトク上面から何ミリかさ上げすればいいのかわからなかったので、 とりあえず15mmで。作ってみたところ高さ不十分で赤火不安定 (赤火ドバドバまではいきませんでしたが)。

 次に高さ20mmで3本のゴトクにそれぞれはめるような3分割構造にしたところ、 赤火にならず終始安定、高さの答えはほぼ20mmと判明。 しかし水込み総重量3kgぐらいのやかんでお湯を沸かしたら、 熱と強度不足で曲がりました(ひっくり返るまではいきませんでしたが)。 3分割構造は、着けっ放しに出来るので便利かと思ったのですが、 燃焼中に外せないのが意外と不便(曲がった時にやかんを手で保持し続けたり)で構造見直し。

作った当初はピシッとしていたのですが  次に高さ15mmで先に作ったものを再加工して高さ20mmにしたもの。 終始赤火にならず、小さな物も加熱可能。 度々の曲げ伸ばしと熱でベコベコにたわんでますが、 3kgのやかんにも持ち堪えまして、個人的にはこれで強度十分。

 コールマンのヒーターもはまるように調節してます。

 これをNOVAに乗せてやかんを加熱してみた所、完全無臭とまではいきませんが、 室内使用許容範囲程度にはなりました。

 しばらく使っていると ポンピングが異様に重くなってきて、ポンプの所を開けるといつもカラカラ。 ポンプカップのオイルが乾きやすい? 親切にも専用オイルが付属していますが、それだけ切れやすいという事かも。 付属オイルが低粘度だからでしょうか?
 ゴム製ポンプカップの耐久性が革に比べて低いといわれていますが、 潤滑不足のまま使ってちぎれるというのもあるのかも。
 そこでAZのプラ用グリスをポンプカップの外側に微量塗ってみましたが、 今のところ具合がいいようです。年単位でどうなるか検証してみます。

 2014.11.26 最近まったく臭わなくなりました。 やったことといえばワイヤーを出し入れしてチューブの徹底的な掃除、 真鍮ブラシでワイヤーの黒くなった所の掃除、 タグの針金を使ってノズル穴の外側から掃除(シェイカージェットを振るだけでは不十分なので)、 燃料が持ち越し灯油から新灯油に。

<自分用備忘録>
 プレヒートはバルブを360度開いて燃料が受け皿に染みるまで待つ。 バルブを閉じて点火、受け皿の炎が消えたころ自動着火されるので、 バルブを徐々に開けて本燃焼。
 使用後は良く振る。シェーカージェットを動かしてニップル内を掃除するのと、 ヘッド内に入った煤を砕いて排出するイメージ。 吹き出し口から息を吹き込んで煤を排出。 タグ針金で時々外からジェットの穴を掃除。
 ワイヤーを抜いて燃料パイプ内を掃除した後、 ワイヤーを戻す前と戻してからも自転車のフレンチバルブ空気入れで通気。 灯油は使わずドライで。
 常に受け皿が真っ赤になる程度の全開で使うと臭わない、調子がいい。


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