trangia トランギア

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 灯油を燃料とするマナスル121、ガスのEPI PBSを持っていたのですが、 アルコールを燃料とするトランギアを最近購入しました。 容器にアルコールを入れて火をつけるだけという手軽さと、 壊れようもない単純な構造と、その小ささ、軽さに惹かれてしまいました。 クッカーとセットになった物もあるのですが、 出先でお湯を沸かしてコーヒーを入れるのが主な目的だったので、 バーナーのみを注文しました。定価1500円、販売価格1350円、送料380円でした。
五徳収納時  バーナーのみで五徳が付いておらず、自作しなければなりません。 いろいろな方のHPの自作五徳を参考にし、自分も自作してみたところ 非常に具合の良い物が出来ました。 バーナーの小型軽量さをスポイルしないような形を検討したのですが、 アリゾナストーブ方式は、トランギアとは別に五徳を持っていかねばならず 不便です。移動時はトランギアと合体できるように、ということで 針金方式に行き着きました。 材料はステンレスが欲しかったのですが、コストと加工の容易さから 針金ハンガーの針金を流用しました。 収納時はバーナー本体の底に嵌め込むようになっており、収納袋などを 必要としません。
五徳分離時  バーナーの底から五徳をはずした状態です。五徳の大きさは長辺6cm、短辺5cm、 高さ3cmぐらいになっています。 本体の底にきっちり入るサイズにしたところ、 シェラカップがぎりぎり乗るサイズになりました。 BIALETTIのMoka Expressもちょうど乗りますのでサイズ的には問題ありません。
五徳セット時  五徳をバーナーにセットした状態です。バーナー本体のネジ溝に針金がはまっており、 簡単には外れないように調整しました。バーナーと上に載せる物との間は2cm 程度で、説明書によると1〜2cmぐらいにするようにと書かれていますので、 高さもこれでちょうど良いと思われます。針金の断端は突き合せる様にした方が いいのかもしれませんが、手間がかかるのでそのままにしてあります。
消火フタ使用時  火力調整フタもそのまま使えますし、多少消えにくくなりますが、 消火もそのままで出来ました。 問題は見ての通り風防としての機能が全く期待できませんので、 風に弱いです。風が吹くとアルコールのふわふわした炎が流れて、 目的の物に安定して当たりませんので、風が当たらない場所を選ぶか、 別途風防を用意する必要があります。
 とりあえずこのままで Moka Expressのコーヒーが6分40秒(無風時)で出来ました。 ちなみにEPI PBSでは3分5秒(早!)、 マナスル121は4分17秒(プレヒート約7分、冬にポケットガストーチ使用。 アルコールかベンジンならもうちょっと短縮できると思います)でした。 火力が弱いといわれるトランギアですが、マナスルのプレヒート時間内に コーヒーが出来てしまいます。 マナスルはちょっとコーヒーを入れるという目的には合いませんね。 出来たコーヒーの味はトランギアが一番でした。 Moka Expressは強火でコーヒーを抽出すると 粉っぽくなって味が落ちます。 まあ抽出し始める直前に弱火にすればいいだけの事ですが。
 今の所、風防はアルミホイルを適当な大きさに折り畳んで、バーナーの周りに 巻いています。アルミ板やステンレス板の立派な風防も市販されていますが、 やはりトランギアの小型軽量さをスポイルしてしまいますので。

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