2021.12.06 MSRポンプバルブ部の漏れ
2021.12.06 MSRポンプバルブ部の漏れ
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バーナーを切り離して保存中の、
燃料パイプ方向への漏れ問題です(バルブのノブ側ではなく)。
ここは真鍮とプラを押し当てているだけなので構造的に漏れやすい。
漏れるからと締めていくとプラが割れます。
ゴムシートからパッキン作って先端部に仕込めば漏れが止まるのは確認済み
。
しかし抜いたパッキンサイズによっては咳き込んだり、急激に火力低下したりと、
火力調節が不安定になってました。
火力調整が不安定にならず漏れず、
ある程度の耐久性のある構造サイズを検討してまして、
やっと方向性が見えてきました。
外形を小さくすると穴の先に落ち込んで流れが悪くなる、
という事で大きめで外側に押し当てるのがいいみたい。
厚みは0.5だとバルブを閉じた時の感触はいいのですが、耐久性がイマイチ、
1.0が妥協点か。内径は大きめにして、真鍮部品の先端φ3mmとの隙間から
燃料を流せば流量安定するのでは。という事で、外径5.5、内径3.2、t1.0で
作ってみたところ、おおよそ目論見通り、火力不安定はまだちょっとある。
内径をもうちょっと拡大したいところ、3.5まではいけそうですが、パンチの手持ちが無い。
リーマーで少しずつ拡大し、最大火力はほぼノーマル並み、不安定さも解消。
これでバルブは1.5回転ぐらいは回るので、
全開には出来ているようですがちょっと気になる。
バルブの後退量を1mm増やしたいのなら、
真鍮のナットを1mm後退させたらいいんじゃね?
全閉から全開までバルブ回度は元通りのはず。
1mmぐらいなら燃料の流れに影響ないはず(タブン)。
ワッシャー挟んでついでに置き針付けて、
全閉時のノブ位置に留めておくと便利。
手持ちのMSRポンプは2つあり、全閉時のノブ位置がそれぞれで違う。
厚みの違うパッキンを入れたりすると更にノブ位置が変わって、
今の開度がわからなくなっていたので。
その辺の問題もこれで解決。材料は緑茶ペットボトルの蓋(炭酸系は厚過ぎ)。
素材はPPかPEだと思われ、耐灯油性は問題なし。
FKMシートでパッキンを自作するのは結構神経使うので、
このサイズに近いOリングはないかと探してみると、
線径1.0内径3.8外径5.8のSS-038-4D、
線径1.0内径3.5外径5.5のSS-035-4D
この辺りでしょうか。
自作で外径6.0だと入れる時にねじ山に引っかかってぼろぼろになったので。
FKMで1個20〜40円ぐらい。
ミスミに発注したら在庫がないのか納期が3w。
1サイズ試して問題あったらもう1つ追加で、と思っていたのですが、
納期が3wなら待ってられないので2種類とも発注、
最小個数の各10個ずつでトータル800円弱ぐらい。
2021.12.05 Oリング着、自作Oリングの出来の悪い方(赤タンク)を
内径3.8mmに入れ替え。入れるのは特に問題なし。バルブ先端に通して、
脱落しないように少し上に向けて差し込み、抵抗なくねじ込めました。
バルブを閉じた時のノブ位置は自作モノよりやや後退=厚い、らしい。
これなら内径4、外径6のSS-040-4Dでもいけたかも。
加圧して短時間様子見たところ漏れなし。
一晩放置して漏れなし。
プレヒートから点火も特に今までと変わりなし。
自作より内径が大きく、燃料の流れは安定している模様。
あとは耐久性だけです。
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